2026年08月21日
【映画評】左利きの少女
イントロダクション
ショーン・ベイカーと共に20年もの歳月を経て創り上げたのは、ツォウ・シーチン監督の故郷・台湾を舞台に紡ぐ、多世代家族の物語。
オスカーに輝いた『ANORA アノーラ』のショーン・ベイカーが編集・製作に名を連ね、監督のツォウ・シーチンと共に脚本を手がけた『左利きの少女』。04年にベイカーと『テイクアウト』で共同監督を務め、以降はプロデューサーとして彼を支えてきたツォウ・シーチンが、満を持して単独監督デビューを飾った本作は、25年アカデミー賞R国際長編映画賞・台湾代表に選出され、同賞の最終候補15作品にリストイン。東京フィルメックスでは観客賞、ローマ国際映画祭では最高賞を受賞するなど、広く支持を集めた。
iPhoneが捉えた遊園地のような台北の夜市、そこに息づく日常。“左づかい”を祖父に叱られた5歳の少女の瞳にはどんな世界が映るだろう。
賑やかな喧騒と色彩豊かな都会の片隅で、厳しい現実と向き合う母娘の姿を幼いイージンの目線を中心に据えてエネルギッシュ且つ繊細に活写した本作は、人間の清濁を飲み込んだ家族ドラマとして共感を呼び、思いもよらないサプライズと感動をもたらす。ベイカーに強く勧められたことで『タンジェリン』が生まれたように、ツォウ監督はiPhoneを駆使して街の奥へと自在に入り込み、そこに息づく人々の日常を立ち上がらせる。古いしきたり、世代間のギャップ、“左利き”をモチーフとした制約……。パーソナルな物語に文化的・社会的背景を織り交ぜながら、自分らしさを肯定する、温もりの感じられる作品に昇華させた。
ストーリー
台北、夜市・麺屋台。5歳のイージン(ニーナ・イエ)は、借金を背負ったシングル・マザーのシューフェン(ジャネル・ツァイ)とハイティーンの姉イーアン(マー・シーユエン)と共に生活を立て直すべく田舎町から舞い戻る。ある日、昔気質の祖父に利き手である左手を“悪魔の手”とそしられ、罪悪感を抱きはじめたイージン。その悪魔の手は図らずも、家族それぞれがひた隠しにする《罪》をあぶり出していく——。
バイク専用車線がある事に衝撃。道路にもバイク専用駐輪場がそこかしこにある。
全編iPhoneで撮っているのか。全然分からんかった。前評判通りテイストは「フロリダ・プロジェクト」通り。演者が美人ばかりなので目の保養になった。個人的には姉が主役なんだろうという観客目線で観ていましたが、実にMEGUMIにそっくり。母ちゃん役は特に艶っぽくていい。 何が起こっているのか懇切丁寧に説明しているので疲れないし、最後のオチから脳内逆回しで思い浮かべ舌を巻くような脚本。さすがショーン・ベイカー。
台湾は行ったことがなく、コロナ禍直前に登山で台湾行く準備をしていたけど飛行機飛ばなくなり渡航中止で現在に至る。パスポートせっかく取り直したのに無駄に終わった。台湾夜市ってあの一角だけ?それともああいうロケーションが複数あるのかな?地元福岡の放生会を彷彿しました。
満足度(5点満点)
☆☆☆









