2026年05月29日
【映画評】プラダを着た悪魔2
時代を席巻した“働く女性のバイブル”が、華やかにアップグレード!
トップファッション誌「ランウェイ」の“悪魔”のような編集長ミランダと、彼女の元アシスタント・アンディ。
別々の道で成長を重ねたふたりが、雑誌存続の危機に再びタッグを組むとき、ファッション業界に大旋風が巻き起こる──。
明日へのモチベーションをあげてくれる、映画という名のプレミアが、幕を開ける。
なぜ20年も経って唐突に続編制作したのか意図がよく分かりません。当時のメンバーが再結成されるに至るストーリーも無理やりで必然性薄い感じ。注目すべきはエミリー・ブラント。本作ではかなりフィーチャーされていますが前作での印象なんか皆無でして、気になるので1作目を見返したらブサイクで意地悪な先輩秘書役がエミリー・ブラントだったのね。念の為にウィキペディア開いたらエミリー・ブラントが役名付きの作品第一作が「プラダを着た悪魔」との事。事実上のデビュー作だったんだ。本シリーズ出演陣の中でも出世度で言えばエミリーがトップであることは否定しませんし、代表作は私ですら「オール・ユー・ニード・イズ・キル」「ボーダーライン」「ガール・オン・ザ・トレイン」とすらすら出てくる域の女優さん。翻りヒロインのアン・ハサウェイ本作以降は「マイ・インターン」程度しか代表作はなし。メリル・ストリープも「サッチャー自伝映画」程度の体たらく。この20年でハリウッドの主役も大きく様変わりしているのが間接的に伝わります。
最後に作品について。映画史に残る名作となった前作勝因は働く女性が共感〜感情移入出来る=不条理な鬼上司と意地悪先輩に虐められる小動物のようなアン・ハサウェイ頑張れ。にフォーカスを当てた事。予算の関係だったのか舞台となるファッション業界の事は以外と触れられていなかったのですが、本作での鬼上司は全然鬼ではなく、アン・ハサウェイの立場もなんか偉そう。丁々発止のやり取りはなし。エミリー・ブラントに至ってはセレブ。観客が感情移入する余地はありません。単なる思い出同窓会。その前作では薄かったファッション業界については舞台装置でもセリフでもかなり言及されているのでそれなりの予算が付いたのは想像できます。この勢いで日本版プラダを着た悪魔であられる沢尻エリカ主演ドラマ「ファースト・クラス」続編制作して頂ければ嬉しい。(沢尻さん表舞台復帰おめでとう)
尚、黒歴史化していますが原作書は続編が刊行済でして、ランウェイ誌を脱サラしたエミリー・ブラントと妊娠中のアン・ハサウェイがベンチャーでウエディング雑誌を立ち上げ、それをメリル・ストリープが買収したい云々という流れ。今回の続編映画には一ミリもプロットは反映されていません。
しかしアン・ハサウェイのそばかす結構凄かったな。あとアン・ハサウェイの凋落と綾瀬はるかさんの凋落も被るわ。
満足度(5点満点)
☆☆







