2026年03月31日
【映画評】ハウス・オブ・ザ・デビル
イントロダクション
『X エックス』『Pearl パール』『MaXXXine マキシーン』
タイ・ウェスト監督の名を世界に知らしめた、伝説のオカルト・スラッシャーホラー
1980年代、悪魔崇拝をめぐる前代未聞の集団ヒステリー《サタニック・パニック》がアメリカ社会を席巻し、マスコミや司法、ついにはFBIまでを巻き込む大騒動へと発展した混迷の時代。本作はその不穏な空気を背景に、16mmフィルム撮影でセット、衣装、フォント、カメラワークに至るまで徹底して当時の質感を再現し、80年代スラッシャーへの愛情を凝縮した一作である。
監督は、A24初のシリーズ化作品「Xシリーズ」で世界的成功を収めたタイ・ウェスト。ハリウッドから距離を置き、じわじわと禍々しい雰囲気を醸成する独自のスタイルを確立した出世作となった。
本作を機に“80年代ホラーの正統的継承者”と評されたジョスリン・ドナヒュー、のちに『レディ・バード』('17) や『バービー』('23) で世界的な映画監督となる若き日のグレタ・ガーウィグが出演し、個性派怪優トム・ヌーナンと、アート映画界の伝説メアリー・ウォロノフが、ただならぬ存在感で物語に深い影を落とす。
いまやホラー映画界の中心を担うタイ・ウェスト監督のキャリアの原点にして、世界中で熱狂的支持を集め続ける“異形の傑作”が、ついに日本のスクリーンに降臨する。
ストーリー
1980年代、アメリカ人の70%が残虐な悪魔崇拝カルトの存在を信じていた――。 皆既月食の影が空を覆うとき、“究極の邪悪”が解き放たれる。
1983年、アメリカ・コネチカット州の田舎町。ルームメイトとの寮生活にうんざりしたサマンサは、アパートを借りるための資金を用意するために、条件の良いベビーシッター募集の広告に応募する。親友メーガンに人里離れた家まで車で送ってもらうと、そこで広告主のウルマン氏は、実際にはベビーシッターではなく、妻の老いた母親の世話を頼みたいのだと明かす。ウルマン氏に一晩で400ドルを提示されたサマンサは、メーガンの反対を押し切って依頼引き受けることにするが…。
友達役でグレタ・ガーウィグが出演。今じゃタイ・ウエストより遥かに格が上の女流監督さん。
80年代スラッシャーのオマージュとの触れ込みで、タイトルロールを始めフィルムのザラつき感など80年代ホラーというより、まさに「タランティーノ」です。そう。「グラインドハウス」予告編にモロありそうな感じ。そういや「サンクスギビング」まだ観ていない。(あの映画の一コマがジェフリー・エプスタイン事件の食人証拠としてフェイクニュース化されていますね)
改めて80年代スラッシャーってなんだっけ?とググりましたがメジャーなのは「エルム街の悪夢」「13日の金曜日」程度。大量に表示されるのはどれもこれもB級二本立て興行みたいな感じでした。色々読み込んでいくと80年代スラッシャーの大元は70年代末の「ハロウィン」だそうで、ハロウィン→13日の金曜日→エルム街の悪夢なのね。全部映画館で観たわ。よく理解できた。その上で本作は80年代スラッシャー全然違うわ。確かにグレタ・ガーウィグが殺されるまでは「ハロウィン→13日の金曜日→エルム街の悪夢」のノリでしたが、その後から最後まで続くネタ切れ感・グダグダ感はどちらかと言うと「ローズマリーの赤ちゃん」。つまり70年代ホラーっぽい印象。とはいえ「オーメン」「ヘルハウス」「エクソシスト」みたいな埃っぽい禍々しさは感じないので、当時のホラー映画な空気感を知る者からすると、はやり本作は「タランティーノ版グラインドハウス」予告編の枠内です。
今気づいた。タイ・ウエストのX三部作、最初のXしかまだ観ていない...
満足度(5点満点)
☆☆
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