2025年11月10日
【映画評】爆弾
共演した「東リベ」になぞられ、本年公開された「国宝(吉沢亮)」「愚か者の身分(北村匠海)」と並び称される本作(山田裕貴)でして、結論から申し上げると残り30分までは☆4つ、最後の30分は☆2でした。因みに「国宝」「愚か者の身分」共に当ブログ評点は☆5つです。
イントロダクション
原作は、日本最大級のミステリーランキング「このミステリーがすごい! 2023年版」(宝島社)「ミステリが読みたい 2023年版」(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で1位を獲得した、呉勝浩によるベストセラー小説。『キャラクター』『帝一の國』などで知られる永井聡監督が、あふれんばかりのスリルとサスペンスが渦巻く極上の映画体験へと誘う。繊細な心理描写で人間の本質を浮き彫りにしつつ、ド派手なアクションで魅せる手腕は圧巻だ。主題歌は日本を代表するロックバンド、エレファントカシマシのヴォーカルであり、ソロでも大活躍中の宮本浩次。音楽は、Yaffleが担当。エンタメ最前線のアーティストが集結!
ストーリー
街を切り裂く轟音と悲鳴、東京をまるごと恐怖に陥れる連続爆破事件。すべての始まりは、酔って逮捕されたごく平凡な中年男・スズキタゴサクの一言だった。「霊感で事件を予知できます。これから3回、次は1時間後に爆発します」爆弾はどこに仕掛けられているのか? 目的は何なのか? スズキは一体、何者か?次第に牙をむき始める謎だらけの怪物に、警視庁捜査一課の類家は真正面から勝負を挑む。スズキの言葉を聞き漏らしてはいけない、スズキの仕草を見逃してはいけない。すべてがヒントで、すべてが挑発。密室の取調室で繰り広げられる謎解きゲームと、東京中を駆け巡る爆弾探し。「でも爆発したって別によくないですか?」― その告白に日本中が炎上する。
紛うこと無く佐藤二朗の代表作ですね。「クリムゾン・キングの宮殿」のおっさんそっくり。後半まではそれこそ和製「羊たちの沈黙」或いは和製「セブン」と評しても遜色ない素晴らしい展開でしたが、(読んでいないが原作通りと思うけど)最後のオチがお話にならぬテキトー振り。「誰がどうやって仕掛けたのだろう?」というパズルの正解への期待感、ワクワク感に満ちた思いが無惨に地に落ちる。壮大なスケールと思ったお話だったのに、段々個人の小さなどうでもいいテレビサイズなお涙頂戴家庭の事情に収束。それまで積み上げてきた重厚な展開が全て軽くて雑な矛盾だらけの嘘っぱちにしか感じ取れなくなりました。実に勿体ない。☆は3つ付けますが限りなく2つに近い3です。本当残念。中盤までが素晴らしい出来だっただけに、個人的感想ながら大変厳しい言い方をするに推理ファン的には映画館では観るだけ時間の無駄と言っても過言でない。配信で十分。佐藤二朗ほか演者は素晴らしかった。名優の無駄遣いだな。誰かいい加減でツッコミ放題な原作を唸るような結末に書き直してやれよ。
神は細部に宿ると申しますが久々に邦画の雑な手癖を見た。
満足度(5点満点)
☆☆☆
コメント
bob兄さんありがとう
CMから嫌な予感はしていたので…
CMから嫌な予感はしていたので…
Posted by at 2025年11月11日 10:19







