2025年10月17日
【映画評】ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男
イントロダクション
「5人目のビートルズがいたとしたら、それはブライアンだ」ポール・マッカートニー
ビートルズ命名65周年、解散から55年――。
世界一のバンド成功の陰の立て役者とは!?
音楽史にとどまらず、世界の文化史に大きく足跡を残すビートルズ。実はひとりの実業家かつ敏腕マネージャーの尽力によって大きく成功を勝ち得ていた。その名は、ブライアン・エプスタイン。果たして、そこにはどんな成功のプロセスがあり、胸を打つドラマが隠されていたのか。
主人公エプスタインを演じるのは『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』(19)などで知られる新進気鋭のジェイコブ・フォーチュン=ロイド。その容姿が生前のエプスタインの面影と重なったことも話題となった。彼を支える父母役に『おみおくりの作法』(13)のエディ・マーサン、『奇跡の海』(96)のエミリー・ワトソンと、世界的に実力を認められている名優が脇を固めている。またビートルズのメンバーに人気バンド「ニュー・ホープ・クラブ」のヴォーカル、ブレイク・リチャードソン(ポール・マッカートニー役)や、ディズニーの配信作品『パンプキン』(24)のジョナ・リース(ジョン・レノン役)、さらにエプスタインがクラブの受付から歌手に引き上げるシラ・ブラック役を『ジュディ 虹の彼方に』(19)のダーシー・ショウが演じるなど、フレッシュな若手俳優の顔ぶれも見逃せない。
スリリングなサクセスストーリーにして、繊細を極めた感動のトゥルー・ストーリー
過酷なマネージャー業務を鮮やかにこなす一方、業務過多から薬物中毒に陥った心優しいビジネスマンは、自身がゲイであるという事実と周囲の偏見から次第に精神のバランスを失っていく。命の炎までも細らせるほどの魂の憂いは、その時代、他者に気軽に相談できることではなかった。世界的な人気バンドのマネージャーが人知れず続けていた孤独な闘いと願い、それを明らかにしたこの物語は、単なる成功物語や 60 年代レトロへのノスタルジーを超えて、リアルで深い「心の真実」がある。熱い人間ドラマがある。わずか 32 年に終わった誠実なる男の人生に、ビートルズ・ファンならずとも思わず涙するパーソナルな感動作!
ストーリー
ブライアン・エプスタインは、祖父が始めた家具店で日々忙しい毎日を送っていた。店舗に増設したレコード部門も2年後には看板部門に成長。ある日、リヴァプールのクラブ「キャヴァーン」で、まだ駆け出しの4人組ローカルバンド「ビートルズ」と出会う。4人が奏でる音楽に図らずとも心を奪われ、バンドのメンバーたちにマネージメント契約を打診。ステージマナーを教え、衣裳も髪型もととのえる。有名レコード会社を回り、ついにEMI傘下のパーロフォンから辛くもデビューを遂げ、瞬く間にバンドは世界中でその名を知らぬ者がいないほどの存在になっていく。メンバーの活躍にエプスタインも喜びをあふれさせるが、彼の中にはマネージャーとしての表の顔からはうかがい知れぬ、一個の人間として満たされない思いがあったのだったー。
ホモ出てくるのかなあ?本題関係ないのでスルーするのかな?と思いながら観ていましたが、中盤からガッツリホモでした。ステディなホモセフレ作ればいいのになんで野良ホモ相手にするのだろう?
史実でも知られている野生のビートルズを都会のビートルズへ変貌させる描写はもうちょっと丁寧に描いて欲しかった。本作最大のネックは「ビートルズオリジナル楽曲を演奏しない」こと。10年ほど前のジミヘン映画でも同じ事象がありましたが、やるのとやらないのでは雲泥の差。演者はビートルズメンバーに寄せているのに残念無念。
満足度(5点満点)
☆☆
コメント
このエプスタインというのは例の島を作った男ですか?
Posted by AHO at 2025年10月17日 20:28








