2025年09月24日
【映画評】宝島
ツイッターの映画評に監督が噛み付きまくるという予期せぬ珍行動に大炎上中の宝島でして、大きな金額が動いているビジネスなのに頭悪いわ。
「見る気が失せた」ファン不快、製作費25億円の映画『宝島』、辛口レビューに監督が“ウザ絡み”(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース
イントロダクション
ある夜、一人の英雄が消えた。アメリカ統治下の沖縄で、自由を求め駆け抜けた若者たちの友情と葛藤を描く感動超大作。
戦後沖縄を舞台に、史実に記されてこなかった真実を描き切った真藤順丈による傑作小説『宝島』。審査委員から満場一致で選ばれた第160回直木賞をはじめ、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞し栄えある三冠に輝いた本作を、東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと実写映画化。
監督を務めるのは、時代劇からアクション、SF、ドラマ、ミステリーやファンタジーまで、常に新たな挑戦をし続ける大友啓史。(「龍馬伝」『るろうに剣心』シリーズ『レジェンド&バタフライ』)。主演には妻夫木聡を迎え、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら日本映画界を牽引する豪華俳優陣が集結。日本に見捨てられ、アメリカに支配された島、沖縄。全てが失われ、混沌とした時代を全力で駆け抜けた“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描く、サスペンス感動超大作が誕生!
2019年に原作権を取得してから、6年の歳月を経て遂に公開となる本作。当初開発は順調に進み2021年にクランクイン予定だったが、度重なるコロナ禍に二度の撮影延期を経て実際にクランクイン出来たのは2024年2月。スタッフ・キャスト全員が「どうしても今の時代に届けたい」という強い情熱を持ち進んできたからこそ実現した奇跡のプロジェクトがついに公開。
沖縄戦や、本土復帰後を描いた沖縄に関連する映画は過去にも多く製作されてきたが、本作は名匠・大友監督のもと<沖縄がアメリカだった時代>を真正面から描き切るかつてない“本気作”。実際に起きた事件を背景に進行する物語に、当時の状況を徹底的に調べ尽くし、リアルな沖縄を再現。クライマックスのシーンでは、延べ2,000人を超えるエキストラが投入され、その群衆一人一人にまで演出を加えていく大友監督により、当時の息遣いまで再現されたリアルな感情の爆発シーンなど、想像を遥かに超えたインパクトで描かれる。
東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと、ハリウッドに拠点を置くLUKA Productions Internationalも製作に参加して日米共同製作で挑む、今までの常識を覆す、革新的なエンターテイメント超大作。
ストーリー
英雄はなぜ消えたのか?幼馴染3人が20年後にたどり着いた真実とはー。
1952年、沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)の3人。そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオン(永山瑛太)だった。全てを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人は、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられた環境では何も思い通りにならない現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに抑えていた感情が爆発する。
やがて、オンが基地から持ち出した“何か”を追い、米軍も動き出す――。
消えた英雄が手にした“予定外の戦果”とは何だったのか?そして、20年の歳月を経て明かされる衝撃の真実とは――。
ご多分に漏れず私も皆様のご意見とほぼ同様な感想を抱きました。あのヨシフですら奥歯に物が挟まったような感想吐いていた。
https://x.com/aritayoshifu/status/1969946258212258191
以下箇条書きにて。
☆よかった点
・この手の作品にありがちな現代人目線の政治史観イデオロギーは感じさせず、愚直な当時の大衆に寄り添った感じがよかった
・返還直前の沖縄史を描いたメジャー映画作品は記憶になく、そういう意味では一石を投じている
☆ダメだった点
・脚本が雑。ウタは最後どうなった?
・テンポが悪い。冗長
・演者のボソボソ声や滑舌悪さ、背景効果音とセリフのボリュームバランス悪さ、ディープ沖縄弁の合せ技で会話の40%が何を言っているのか分からない。これ完全に致命傷。「戦果アギヤー」とか正確にヒヤリング出来た人いた?解決策は字幕付けることだったのでは?
・核心部分となるコザ暴動でのエキストラ演技が悪目立ち過ぎ。
・原作未読ですがそれでも分かるほど明らかな割愛箇所が多く散漫な印象が激しい。ぶっちゃけ「総集編」って感じ。原作準拠したいならもっと尺を増やすべきだし、大人の事情で上映時間最長3時間という足枷があるのなら尺優先で原作を大胆にカット&ペーストすべき。二兎追う者は一兎得ずの典型例。前後編に分け5〜6時間モノにするか、エピソードを取捨選択し2時間程度に収めるべき。
・群像劇スタイルはいいのですが横軸の繋げ方が下手。中途半端な描き方から主要キャストに感情移入するのが難しい。
・瑛太演じるオンちゃん(&ウタ)パートが手抜きすぎで??の連発。尺の制限があるのに無理やりオンちゃん突っ込むから展開が破綻している。思い切ってオンちゃんカットしたら凄く締まった作品になっていたかも。(つまりエンディングがコザ暴動パートになる)
・主要キャストに沖縄出身の演者が皆無。広瀬すずの演技は先の「【映画評】遠い山なみの光:Birth of Blues」よりずいぶんマシですが、「遠い山なみの光」に立脚するなら本作のヒロインは二階堂ふみこそ相応しく、素材が全く活かせなかった瀧内公美の役柄もどうせなら満島ひかりに演じさせるべきだったのでは?作品テーマと演っている事の矛盾が甚だしい。
・小学校への飛行機墜落事故とかコザ暴動とか米軍レイプ殺人のエピソード挿入が話の本筋と違和感あり。沖縄不幸な事件のテーマパークかよと思った。欲張ってあれもこれも入れるな。
ということで折角の混乱期沖縄を描いた作品なのに蓋を開けたら万事中途半端な成果物。勿体ないとしか申し上げようがない。この時期の沖縄にはそれだけで一つの作品となるエピソードが多数ある筈なので、志ある映画人は是非、占領下沖縄の映画をちゃんとした座組で制作して下さい。お願いします。私は「宝島」原作読んでみましょう。
満足度(5点満点)
☆☆
コメント
>返還直前の沖縄史を描いたメジャー映画作品
「オキナワの少年」があります。
まぁ、ツマラナイ映画でしたが、コザ暴動のシーンが売りでした。ショボかったけど。
「オキナワの少年」があります。
まぁ、ツマラナイ映画でしたが、コザ暴動のシーンが売りでした。ショボかったけど。
Posted by s at 2025年09月26日 00:36
情報ありがとうございます
Posted by bob at 2025年09月26日 09:58







