2025年09月08日
【映画評】ふつうの子ども
絶大な信用ブランドであられる呉美保監督作品は毎回何も考えず黙って映画館に観に行きます。テレビドラマ「それでも俺は、妻としたい」太郎役が主役で瀧内公美も出演するなら観に行かない理由がない。
イントロダクション
『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』の呉美保監督と脚本家・高田亮が三度めのタッグを組んだ最新作『ふつうの子ども』は、子ども同士のリアルな人間ドラマを描く完全オリジナルストーリー。
主人公を演じるのは、気鋭の監督たちに愛されてきた嶋田鉄太。本作が初めての本格的な芝居となる瑠璃、映画公開作を多数控える味元耀大も加わり、子どもたちの生き生きとした姿がスクリーンに躍動する。彼らのクラスメイト役はすべてオーディションで選ばれ、呉監督と共にそれぞれのキャラクターを創り上げていった。また、子どもたちを取り巻く大人たちに、蒼井優、風間俊介、瀧内公美ら実力者が顔を揃えた。
平和なようで“事件”だらけの毎日に体当たりでぶつかる子どもたちのドキドキ・モヤモヤ・ハラハラは大人のそれとも地続きで、いつかの思い出ではなくリアルタイムの現実と重なる。そう、彼らと一緒に出会い直す私たちの世界は、こんなにも明るくて、スリリングで、ドラマチック!
ストーリー
上田唯士(ゆいし)、10才、小学4年生。両親と三人家族、おなかが空いたらごはんを食べる、いたってふつうの男の子。最近、同じクラスの三宅心愛(ここあ)が気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも臆せず声を挙げる彼女に近づこうと頑張るが、心愛はクラスのちょっぴり問題児、橋本陽斗(はると)に惹かれている様子。そんな三人が始めた“環境活動“は、思わぬ方向に転がり出して――。
冒頭いきなり「それでも俺は、妻としたい」親子再演かよ?と思った観客多かったはず。
呉美保作品だから一癖も二癖もあるだろうなとは身構えていましたが、グレ太に憧れる望月衣塑子風なキチガイリベラル女児とそのテロ活動を中心に据えるとは何という恐ろしい作品...それだけでもお腹いっぱいなのに最後の裁判みたいなシーン、満を持し登場した瀧内公美が全部持っていってしまった。出演時間10分程度で何という恐ろしい女なのこの子は?結局まともな人物は蒼井優だけだったんかね?エンディングの口パクは「I love you」かと思われますが、瀧内公美が蒼井優に向けた口パクは何だったのだろう?恐ろしくて知りたくないけどやっぱり知りたい。
今年の邦画は「国宝」を筆頭に秀作目白押しですが、本作も本年度を代表する怪作で間違いなし。久々の観客爆笑映画でした。
満足度(5点満点)
☆☆☆☆







