2025年07月23日
【映画評】この夏の星を見る
ストーリー
かわいそうな世代かどうかは、私たちが決めること。
2020年、コロナ禍で青春期を奪われた高校生たち。茨城の亜紗は、失われた夏を取り戻すため、〈スターキャッチコンテスト〉開催を決意する。東京では孤独な中学生・真宙が、同級生の天音に巻き込まれその大会に関わることに。長崎・五島では実家の観光業に苦悩する円華が、新たな出会いを通じて空を見上げる。手作り望遠鏡で星を探す全国の学生たちが、オンライン上で画面越しに繋がり、夜空に交差した彼らの思いは、奇跡の光景をキャッチする――。
コロナ禍を題材にした良質な映画が出来る年月までようやく経過したという事ですね。色々あの頃を思い出しました。設定上出演者はみなマスクしているので正直顔がよく分からず、朝倉あきさんはエンドロールまで全然分かりませんでした。とはいえ演者が一瞬マスクを外すシーンはエロビデオのモザイクが外れるのと似たような達成感を否めず。
主演の桜田ひよりさん、お名前は予てより存じておりましたが意識して鑑賞するのは恐らく初めてで、鑑賞後バイオグラフィをググりましたがはやり作品を通して拝見したのはほぼ初見の模様。喩えると若き頃の吉高由里子風で目力あり、数年内に朝ドラヒロインやるんだろうなという同世代を蹴飛ばしそうな伸び代を内包した印象。真宙役の黒川想矢くんは怪物から国宝経由で引く手数多ですね。
作品については地に足がついた群像劇スタイルでして、既述の通りマスク姿で演技をするという高いハードルの中、皆さん目力のみでキャラが立っていて微笑ましい。セリフはアフレコ?マスク越しじゃあんな明瞭には会話は聴こえないよね。東映作品なので日本アカデミー賞には相当食い込むでしょうね。五島のエピソードなどコロナ禍作品としては秀作、青春群像劇としては年度代表レベルでした。素晴らしい。東京以外の夜空撮影は「デイフォーナイト」だそうです。「星描写」については映画館の大きなスクリーンで観たほうがいい。迫力が違う。
しかし何故こんな素敵な素材をアニメ化していないのだろう?真っ先に新海誠が思い浮かぶ。
満足度(5点満点)
☆☆☆☆
コメント
望遠鏡に目指す天体を導入することはは、10万円もしないスマート望遠鏡を使えば簡単にできる世の中になりました。
アマチュア天文の世界もAIのおかげで、大きく様変わり。
アマチュア天文の世界もAIのおかげで、大きく様変わり。
Posted by 天文学者 at 2025年07月23日 19:40









