2025年05月16日

【映画評】サブスタンス

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絶世の美女が陥る現場猫案件。
クローネンバーグファンだった私、思わず感涙。

映画『サブスタンス』公式サイト

イントロダクション
カンヌ国際映画祭で上映されるや、映画祭&SNSのとんでもないフィーバーが話題となり、世界のバイヤーが殺到!アカデミー賞をはじめ世界中の賞レースを席捲!
主演は今がキャリアの絶頂のデミ・ムーア。圧倒的演技で"美&若さ"への執着を見せつけた。弾けるような若さと美貌をこれでもかと振りかざしデミに対峙したのはマーガレット・クアリー。監督と脚本を手掛けたのは天才・コラリー・ファルジャ。時代の1本として世界中で大ヒットを記録。
<必ず>観たことのないものをお見せします。

ストーリー
元トップ人気女優エリザベスは、50歳を超え、容姿の衰えと、それによる仕事の減少から、ある新しい再生医療<サブスタンス>に手を出した。接種するや、エリザベスの背を破り脱皮するかの如く現れたのは若く美しい、"エリザベス"の上位互換"スー"。抜群のルックスと、エリザベスの経験を持つ新たなスターの登場に色めき立つテレビ業界。スーは一足飛びに、スターダムへと駆け上がる。
一つの精神をシェアする存在であるエリザベスとスーは、それぞれの生命とコンディションを維持するために、一週毎に入れ替わらなければならないのだが、スーがタイムシェアリングのルールを破りはじめ。そこからどうなるかは・・・想像しても無駄♡
一生忘れられない最高の映画体験をお楽しみに。




ケイト・ウィンスレット枕詞が「あのタイタニックの」であれば、デミ・ムーア枕詞は「あのゴーストの」です。往年の美少女もみな等しく老いていくのね。

監督のコラリー・ファルジャ女史。事実上これがメジャーデビュー大作なんだ。下衆な喩えをすると前半はブランドン・クローネンバーグ風、後半はデビッド・クローネンバーグ風。色々既視感あるシークエンスの組み合わせですがマーガレット・クアリーの熱演で万事OK。

最近流行りの若返りCG加工するんだろうなと思いきや、全然別人で何やこれ?ところが完全クルクルパーなマーガレット・クアリー凄すぎ。A24作品二番手三番手脇役専従で伸び悩んでいるのかと思っていたけど本作で大きく跳ねるでしょう。文字通りデミ・ムーア「食われている」

最後半のアレがちょっとやり過ぎだとは思いますが、クローネンバーグマニア的には許した。とはいえライトな映画ファンはドン引き必至。実におバカで面白かった。限りなくA級に近い正統派B級SFスリラーです。しかし前日夜の先行上映っていいね。どんどん進めて欲しい。ミッションインポッシブルの土〜木先行ってのは正直バカ過ぎるけど。(勿論行きます)

満足度(5点満点)
☆☆☆☆








Posted by kingcurtis 固定リンクComments(4)映画 
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コメント
完全にクローネンバーグでした。大満足。
Posted by KN1959 at 2025年05月16日 21:33
 「かわいい」とは、「高い服を着ること」と、三歳の童女が学ぶこと。結局、老いても「金=美しい」と・・・早寝早起き腹八分保てば、美しさは、ある程度維持出来ますが、美しい女性は、夜遊びするもん無理。美容整形に頼って、最後は、オバケのQ太郎みたいな唇になるんだよね
Posted by 美しい=金 at 2025年05月17日 09:27
イカれ顔のクアリーがイカれ女優代表格のオーブリー・プラザと共演する 「Honey, don't !」も楽しみですね。
Posted by イカれ顔が好き at 2025年05月17日 20:04
ドラえもんか笑ゥせぇるすまん的なオチなのでしょうか。
Posted by aikobros at 2025年05月18日 17:15
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