2025年05月09日

【映画評】あの歌を憶えている

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 




あの歌を憶えている=プロコル・ハルム「青い影」でした。荒井由実がまんまとパクった曲として一部界隈では著名な作品でもある。プロコル・ハルムはロビン・トロワーが在籍したハードロック路線も好きでしたね。

映画『あの歌を憶えている』公式サイト

イントロダクション
シングルマザーの女性が出会ったのは、記憶を失っていく男だった—— ふたりが新たな人生と希望を見つけるまでを描く心に沁みわたる愛のヒューマンドラマ
ソーシャルワーカーとして働き、13歳の娘とNYで暮らすシルヴィア。若年性認知症による記憶障害を抱えるソール。それまで接点もなかったそんなふたりが、高校の同窓会で出会う。家族に頼まれ、ソールの面倒を見るようになるシルヴィアだったが、穏やかで優しい人柄と、抗えない運命を与えられた哀しみに触れる中で、彼に惹かれていく。だが、彼女もまた過去の傷を秘めていた──。

アカデミー賞🄬女優ジェシカ・チャステイン ヴェネツィア国際映画祭男優賞に輝くピーター・サースガード 名優ふたりのキャリア史上最も美しき共演
静かで規則正しい生活を送るシルヴィアを演じるのは、『タミー・フェイの瞳』でアカデミー賞🄬主演女優賞、『ゼロ・ダーク・サーティ』でゴールデングローブ賞ドラマ部門女優賞を受賞したジェシカ・チャステイン。名実ともにハリウッドのトップスターのひとりとなった彼女が、自ら街のショップで衣裳を選び、ヘアメイクを施し、人間関係に葛藤しながらも何とか前へ進もうともがくシルヴィアへと転身した。ソールには、『ニュースの天才』で数々の賞に輝いたピーター・サースガード。残酷な運命が、それでも少しだけ残してくれた遠い記憶を慈しみ、亡き妻との思い出の曲を繰り返し大切に聴き続けるソールを情感豊かに体現し、本作でヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞。

ニューヨーク、ブルックリンを舞台に名曲「青い影」の唯一無二のメロディが彩る メキシコの俊英ミシェル・フランコ監督最新作
舞台は最先端のアートとカルチャーが生まれ、多種多様な人々の活気で溢れ、いつの時代も魅力を放ち続ける街、ニューヨーク。ブルックリンの街並み、地下鉄、マッカレン公園など、ニューヨークの今の素顔が映し出される。ソールのお気に入りの曲として、何度も流れる楽曲は「青い影」。イギリスのロック・バンド、プロコル・ハルムによる、全世界で1000万枚以上を売り上げた大ヒット曲。1967年のリリースから半世紀を経た今も色褪せないエモーショナルな旋律が、登場人物たちの心情を際立たせる。監督は、『或る終焉』でカンヌ国際映画祭脚本賞、『ニューオーダー』でヴェネツィア国際映画祭審査員大賞を受賞するなど世界で高く評価され、人間の内面を真正面から、時に観る者を不安に陥れるほどの描写で描いてきたメキシコの俊英ミシェル・フランコ。新境地とも言える本作では真実を愛で包み込む奥深い視線で、今この時代に希望に輝くエンディングを届ける。



魔女みたいな毒母はサスペリア主演だったジェシカ・ハーパーじゃないですか!
三度の飯より大好きなミシェル・フランコ最新作。相変わらず臓腑をえぐるような展開。おっさんの「メモリー」かと思ったらジェシカ・チャステインおばさんの「メモリー」で完全にとどめを刺された(原題がメモリー)。翻り邦題の「青い影」はさほど重要じゃないのでこれは配給会社の勇み足。

ラストの娘ちゃんの尽力。二人は結ばれました。ちゃんちゃん。じゃないのが観客はよく分かっているし、或る終焉みたいな最期なんだろうなとミシェル・フランコファン的には先読みしました。優しく惨い作品。ふんわか大人のラブストーリー期待していたのに残酷過ぎる。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
Edit







  ※ コメント認証制です。URL記述不可。久保田直己さんの名誉を毀損したり誹謗中傷する書き込みは固くお断りします。
※ 全角換算400文字超を入力するとコメント飛びます。要分割投稿。