2025年04月30日
【映画評】今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

イントロダクション
萩原利久×河合優実×大九明子×福徳秀介(ジャルジャル) 稀代のコント師が小説家デビューを果たした珠玉の恋愛小説を実写化。映画史に残る新たな最高傑作が誕生した。
熱狂的ファンも多いコント職人ジャルジャルの福徳秀介が2020年に小説家デビューを果たした珠玉の恋愛小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』。監督を務めるのは映画『勝手にふるえてろ』(17)、『私をくいとめて』(20)、「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(NHK/23)など、数々の話題作を手がける大九明子。個性的かつリアリティあふれる女性主人公を描くことが多かった監督が、恋愛作品としては初の男性主人公の物語に挑戦。
主人公の冴えない毎日を送る大学生・小西徹を演じるのは、萩原利久。映画化もされたドラマ「美しい彼」シリーズでその人気を確かなものにした若き実力派俳優が、硬軟自在の魅力でスクリーンを支配する。小西が突然恋に落ちるヒロイン・桜田花には、話題のドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS/24)で一躍大ブレイクを果たした河合優実。以前からその演技力を高く評価されていた河合が、お団子頭が印象的な孤独を恐れぬ凛とした桜田を好演する。小西のバイト仲間・さっちゃんには、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で注目され、以降多くの話題作に途切れることなく出演し続ける注目の若手俳優・伊東蒼。小西の唯一の友人・山根には映画『さよなら ほやマン』(23)で鮮烈な印象を残した黒崎煌代。今最も話題の俳優を迎え、観客や視聴者から絶大なる共感を呼ぶ大九監督の新境地にして最高傑作が完成した。
物語のキーとなるレジェンドバンド“スピッツ”の楽曲「初恋クレイジー」は、スピッツが楽曲提供を快諾。まるで楽曲自体が登場人物の1人のような、強烈な存在感を放つ。また原作者・福徳の出身校である関西大学が、撮影に全面協力。原作の世界観そのままに、小西の生々しい日常を映し出すことに一役買っている。
ストーリー
思いがけない出会いから始まった、最高純度のラブストーリー
「私がいないところで、私のことを思い出してほしかっただけ」
思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送る小西。
学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんとは、他愛もないことでふざけあう日々。
ある日の授業終わり、お団子頭の桜田の凛々しい姿に目を奪われた。
思い切って声をかけると、拍子抜けするほど偶然が重なり急速に意気投合する。
会話が尽きない中、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と
桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。
その言葉は、奇しくも、半年前に亡くなった大好きな祖母の言葉と同じで、桜田と出会えた喜びにひとり震える。
ようやく自分を取り巻く世界を少しだけ愛せそうになった矢先、運命を変える衝撃の出来事が二人を襲うー。
「泣くことがこんなに痛いって初めて知った」
ド直球で痛々しいラブストーリー久し振りに観ました。予備知識ゼロで臨んだのですが三者三様長回し独白凄かったね。主人公妄想枠の河合優実独白が一番印象に残った。エンドロールに繋がる流れが素敵。スピッツの例の歌を聴く度この先この映画を思い出すことでしょう。線香以降のシーンがグロテスク。本当むごいわ。
ゆるキャン△りんちゃんヘアスタイルの河合優実、毎回女優としてステップアップしている感が強い。改めて河合優実出演作にハズレなし(但しナミビアの砂漠は未見なので除外)。日活配給だから日本アカデミー賞は大量に受賞できそうですね。配信始まったらもう一回観たいと思った映画はあまり記憶にない。
満足度(5点満点)
☆☆☆☆
コメント
河合優実さんは映画賞獲りまくったので、今回は伊東蒼さんに無双して欲しいと思いました。それにしても自分が観た作品で伊東蒼さんが交通事故で死ぬのは3回目か4回目。
Posted by ななし at 2025年05月01日 09:04
交通事故死して古田新太が父親がありましたねー
Posted by bob at 2025年05月01日 10:33