2025年04月04日

【映画評】花まんま

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 



2時間に亘り有村架純のリアル関西弁が聴けると聞き及び喜び勇んで鑑賞しましたが。

映画『花まんま』公式サイト

イントロダクション
大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹・後樹(鈴木亮平)とフミ子(有村架純)。死んだ父との約束を胸に、兄と妹のフミ子を守り続けてきた後樹は、フミ子の結婚が決まりやって月の暮れが迫るはずだった。ところが遠い昔に封印したはずのフミ子の秘密が今になって蘇り…。
不思議な記憶を巡る、兄と妹の物語

ストーリー
大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹・俊樹とフミ子。死んだ父との約束を胸に、兄として妹のフミ子を守り続けてきた俊樹は、フミ子の結婚が決まり、やっと肩の荷が下りるはずだった。ところが、遠い昔に封印したはずの、フミ子の〈秘密〉が今になって蘇り……。
フミ子には幼少から別の女性の記憶があった。「生まれ変わり」のようだがフミ子の存在は確固としてある。フミ子が生まれたときに、若くして事件に巻き込まれ亡くなった女性の心が移っていたのだ。それから22年―、結婚式の前日、フミ子が隠し続けてきた事実が発覚する――




奇しくも同時期公開「【映画評】片思い世界:Birth of Blues」とクリティカルなネタ被り。短篇集の原作読了済ですがあのショートストーリーからここまで話を広げたんだ。引き出物渡すシーンは唸らされました。とはいえ冗長な中盤展開に中弛み否めず監督前作「【映画評】そして、バトンは渡された:Birth of Blues」には及ばない感。

2時間に亘り有村架純のリアル関西弁が聴けると聞き及び喜び勇んで鑑賞しましたが、余計なことに変態仮面が延々怒鳴り続け有村架純の活躍は僅少。久々に見たオール阪神・巨人はいい味出していた。朝ドラの環奈ちゃん然り、ローカル出身の俳優さんが生まれ育ったご当地言葉で喋れる仕事をもっと増やして欲しい。「日本人が英語でセリフ」は言い過ぎだけど、細かいニュアンスはとって付けたような標準語より長年使い続けた方言の方が圧倒的アドバンテージがあるし、何より印象深い。今週から始まった朝ドラ「あんぱん」にしても正直翻訳字幕がないと正確に何を言っているのか分からないにせよ、ああいうコンテンツ作りが基本の基本だと思います。最近の洋画でもフランスに住むフランス人役同士が英語で会話したりが普通になっている違和感拭えず、本作のような「方言」を内包した作品は五感に響くね。

有村架純のネイティブ方言は下記動画参照。ダボハゼの如く三流作品に食い付く広瀬すずや綾瀬はるか事務所と違い、有村架純事務所は本当によく彼女に合った仕事を吟味している。出演作クオリティにブレがない。



そうそう。キムラ緑子。あんた娘やなくてお母さんやろ。

満足度(5点満点)
☆☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
Edit







  ※ コメント認証制です。URL記述不可。久保田直己さんの名誉を毀損したり誹謗中傷する書き込みは固くお断りします。
※ 全角換算400文字超を入力するとコメント飛びます。要分割投稿。