2025年03月25日

【映画評】教皇選挙

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巷で話題の「根比べ」

映画『教皇選挙』公式サイト

イントロダクション
カトリック教会の総本山・バチカンのトップに君臨するローマ教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>は、世界中が固唾をのんで注目する一大イベントだ。ところが外部からの介入や圧力を徹底的に遮断する選挙の舞台裏は、ほんのひと握りの関係者以外、知る由もない。この完全なる秘密主義のベールに覆われた選挙戦の内幕を描くのが映画『教皇選挙』である。聖職者が政治家に見えてくるほどの熾烈なパワーゲーム、投票を重ねるたびに目まぐるしく変わる情勢、そして息を呑む急展開のサプライズ。政治的分断が深刻化している現代社会の縮図のような選挙戦の行方は、悲劇か、それとも新たな時代の希望をたぐり寄せるのか——。あらゆる観客の好奇心を刺激しながら、先読みを一切許さないストーリー展開で魅了する超一級のミステリーが、遂にその禁を解く。

ストーリー
全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派、カトリック教会。その最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇が、死去した。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿は新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。世界各国から100人を超える強力な候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。票が割れるなか、水面下で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々にローレンスの苦悩は深まっていく。そして新教皇誕生を目前に、厳戒態勢下のバチカンを揺るがす大事件が勃発するのだった……。




私が非キリスト教徒ゆえの教養のなさが原因なのか、バチカンに対する思い入れの無さが原因なのか何なのか、巷で騒ぐほどの面白さは分からなかったね。誰かの詳しい解説を聞きながら観ると印象がまた全然違うかも。フォーマットとしては経営者が急逝した次期社長選考を取締役会で仕切る中間管理職の悲哀なので、諸国向けへローカライズして横展開した方が個人的には更に面白いのではと思った。脚本家や演者をドラマ「半沢直樹」座組で。とかならね。オウムみたいな反社会宗教団体に設定をスライドしても面白そう。

しかしここ数年のキノシネマ配給部門は見違える様な彗眼になっているね。昔はビデオスルーレベルのC級D級海外シネマ国内配給専門だったのに。イオンシネマも頑張ってね。

満足度(5点満点)
☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(3)映画 
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コメント
あんな人が教皇でええんべか?
まぁ、こんくれいべ?
Posted by 方言評論家 at 2025年03月25日 15:53
虚々実々の駆け引きや、権謀術数渦巻く展開を期待して見に行ったけどその部分はそれほどでもなかった。エンターテインメントというよりは、ラストも含めて考えさせられる映画って感じかな。
Posted by   at 2025年03月26日 09:36
 大東亜戦争当時、アメリカのプロパガンダ映画では、「太陽神を信じる野蛮な民族に対し・・・科学的なキリスト教の加護を受けた米軍が・・・」てな論調。米大統領は、「国民に対して、誠実な政治を行う」んじゃなくて「あくまで聖書」に誓う。日本では、「オウムがー」「統一がー」とはいうが、世界的に、いわゆる宗教関係者が、妻帯してるってのは、むしろ希。結婚して子供が居て、肉食っている坊主に比べたら、まだマシって位日本の宗教がぶっ壊れている。「単なるビジネス」なんだよね。ちょいとウンチクを言うと、「宗教」てのは、佛教の一部宗派を意味する言葉であって、正確には、キリスト教、イスラム教は、「宗教」ではない。「レジーション」を訳する言葉として「当てただけ」。佛教には、神との間に「契約」はないから、「レジーション」ではない。海外では「哲学」と捉える場合もある。
Posted by オウム真理教だの統一教会だの at 2025年03月29日 09:24
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