2025年03月12日
【映画評】野生の島のロズ

イントロダクション
30周年を迎えたドリームワークス・アニメーションが描き出す、感動と奇跡の物語!
『シュレック』『ボス・べイビー』をはじめ数々の傑作アニメーションで世界中に笑いと涙を届けてきたドリームワークス・アニメーションが、記念すべき30周年に贈る、驚くべき感動に満ちた奇跡のアドベンチャー『野生の島のロズ』2024年9月27日に3962館で全米公開され、週末3日間のオープニング成績は3500万ドルと予想を上回り、初登場第1位を記録。これは9月に公開されたアニメーション映画としては歴代3番目に高いオープニング興収となった。CinemaScoreではAを獲得し、Rotten Tomatoesでは98%と高評価で2020年代に公開されたアニメーション映画として最高のスコアとなっている。全世界でも43ケ国で初登場1位、世界興収合計2億ドルを超える成績をあげており(11月11日現在)、その成績、評価、評判から2025年アカデミー賞Rの本命との呼び声もあがってきている。
ストーリー
心が芽生えたロボット・ロズと動物たちとの出会いが、壮大な<運命の冒険>へと導く
無人島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズは、キツネのチャッカリとオポッサムのピンクシッポの協力のもと、雁のひな鳥キラリを育てるうち、心が芽生えはじめる。ロズの優しさに触れ、怪物として彼女を拒絶していた動物たちも、次第に島の“家族”として受け入れていく。いつしか島はロズにとっての“家”となっていくのだった。渡り鳥として巣立っていくキラリを見送り、動物たちと共に厳しい冬を越えた頃、回収ロボットが彼女を探しにやってくる。果たして、築いてきた動物たちとの絆から引き裂かれようとするロズの運命は!?島の存亡をかけたロズと動物たちの戦いが、いま始まろうとしていた──。
比較しちゃいけないとは雖も、やっぱ昨年観た「【映画評】ロボット・ドリームズ:Birth of Blues」と比べてしまうのは仕方ない。「ロボット・ドリームズ」が設定する対象年齢を壮年と位置付けるならば、本作の対象年齢は小中学生?「生とか死」を全面に出しているので多感なお子さん連れの方はオススメしますが、ビターな侘び寂び要素が弱いので大人が観たら「ふ〜ん」って感想で終わるかもね。全体的に完成されているとはいえもう一捻り欲しかった。エンディングの印象が弱い。続編ありきの大人の事情が背景にあるなら理解できる。
満足度(5点満点)
☆☆