2025年03月05日

【映画評】愛を耕すひと

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 



中世の北欧モノといえばヴィンランド・サガが真っ先に思い浮かびますが、北欧を代表する名優マッツ・ミケルセン主演、デンマークの大河ドラマです。

映画『愛を耕すひと』オフィシャルサイト

イントロダクション
第62回ベルリン国際映画祭で2つの銀熊賞(男優賞/脚本賞)に輝いた、18世紀デンマークの宮廷を舞台に、王と王妃、侍医の三角関係を描くラブストーリー『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(12)以来となる、ニコライ・アーセル監督と“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンの二度目のタッグが実現。ふたりが本作で再び描くのは、時を同じくした母国デンマーク開拓史の裏側に隠された、ある英雄とその“家族”による〈愛の軌跡〉を辿る物語。
原作は、イダ・ジェッセンによる史実に基づく歴史小説「The Captain and Ann Barbara(英題)」。発売前に本を読んだアーセル監督が感銘を受け、マッツに声をかけたことで本作が動き出す。そして、『悪党に粛清を』(14)、『ライダーズ・オブ・ジャスティス』(20)など、これまで多くのマッツ出演作に携わってきたアナス・トマス・イェンセンも脚本に加わり、壮大で美しい一大叙事詩を見事映画化。アカデミー賞R 国際長編映画賞デンマーク代表に選出、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど、北欧のみならず世界で高く評価された。中でも、マッツ演じる主人公ケーレン大尉の、荒野を覆いつくす冷たい氷がやがて溶けていくかのような繊細な感情の移ろいと、言葉以上に多くを物語る豊かな表情ひとつひとつに誰もが息をのみ魅了されることだろう。

ストーリー
18世紀デンマーク。貧窮にあえぐ退役軍人のルドヴィ・ケーレン大尉は、貴族の称号を懸け、ひとり荒野の開拓に名乗りを上げる。しかし、それを知った有力者フレデリック・デ・シンケルが自らの勢力が衰退することを恐れ、ありとあらゆる手段でケーレンを追い払おうと躍起になる。襲い掛かる自然の脅威とデ・シンケルからの非道な仕打ちに抗いながら、彼のもとから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや家族に見捨てられた少女アンマイ・ムスとの出会いにより、ケーレンの頑なに閉ざした心に変化が芽生えてゆく…。そして、それぞれが見つけた希望とは―。




この手のどっしりした作品は読後気分がいいのは分かっているのですが重たいので億劫になり気合を入れないとなかなか食指が動きません。で観た。やっぱり面白い。

内容は勧善懲悪ですが悪役がサディストでグロ耐性がないと厳しい描写もあります。(とはいえ直接の描写はないんだけどね)

丸く収まりそうで一筋縄では進まない展開。終わりもビターですが前向きなのでヨシ。2時間どっぷり映画の世界観に浸れます。史実ベースとの事ですがどこまで史実なのだろう?

イントロダクションにある「ロイヤル・アフェア」タイトルに見覚えがあると思い拙ブログをググりましたが2013年にしっかり鑑賞している。しかも高評価星4つ。
【映画評】ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮:Birth of Blues

満足度(5点満点)
☆☆☆





Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
Edit







  ※ コメント認証制です。URL記述不可。久保田直己さんの名誉を毀損したり誹謗中傷する書き込みは固くお断りします。
※ 全角換算400文字超を入力するとコメント飛びます。要分割投稿。