2025年01月27日

【映画評】TOUCH/タッチ

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キムタク娘が海外本格進出だと話題の本作鑑賞。
よくある芸能人ゴリ押しのイロモノ作品ではなかったです。

映画『TOUCH/タッチ』2025-1-24-Fri公開-

イントロダクション
誰しもが胸に、忘れられない恋を抱いて生きているー
2020年にアイスランドで発売され大ベストセラーになったオラフ・オラフソン著の『Snerting(※原題)』を、高い評価を受けるアイスランドの映画監督バルタザール・コルマウクルが映画化。
初期の認知症であることが判明した主人公のクリストファーが、人生でやり残したこと…
50年前に愛した大切な人が突然姿を消してしまった謎を解き明かすことを決意し、故郷アイスランドを出発。2020年コロナの世界的流行で国境が封鎖され始める中、薄れゆく記憶をたどりながら、ロンドン・日本と彼女を探す旅に出るー。かつて異国の地で出会い情熱的な恋に落ちた彼女。人生の終わりが見えた今だからこそ、あなたにもう一度会いたいー。50年の時と海を超えて描かれる、一生に一度の恋を描く『TOUCH/タッチ』、この冬ついに日本で公開が決定。

ストーリー
アイスランドでレストランを営むクリストファーは、コロナウイルスの世界的流行が始まった頃、初期の認知症の診断を受ける。医師に「やり残したこと」を問われた彼は、旅に出ることを決意する。50年前、学生時代を送るロンドンで出会い恋に落ちたミコを探すために。
彼女は、愛し合っている中、突然姿を消したのだった。クリストファーの雇い主でもあった日本料理店を営む父・高橋とともにー。
薄れゆく記憶と戦いながら、ロンドンを訪れたクリストファーは、高橋の店で共に働いていたヒトミから、一通の手紙を見せられる。その住所をたどり、クリストファーは日本を訪れ、東京を経て広島へと向かう。そして、時を超えた切ない真実が明らかになるー。




コロナ禍は遠くになりにけり。結論から言うと非常にいい作品でした。被爆メッセージを内包したアンチ・ヘイト作品でもある。

中国人や韓国人に充てがちな日本人キャスティングも本物の日本人であることに好感(キャスティング担当はバベルやラストサムライの奈良橋陽子さん/老後のキムタク娘役も)。とはいえ鳴り物入りのキムタク娘、意識して初めて観たけど滑らかな英語喋りは同世代の日本人女優陣と比し圧倒的アドバンテージあり、あちこち場所を変え延々セックスシーンを演じる体当たり演技も一定の評価を与えられますが、残念ながら存在感乏しいというか無味無臭っぽくて全然印象に残らない。何なら鑑賞後1時間経ったら顔すら忘れている印象。場数の問題なのでしょうかね?頑張ったセックスシーンも欧州映画である事を考えるとおっぱい位見せないと逆に違和感ある。翻り日本の錚々たる若手女優さん。日本のドラマや映画主演程度で満足せず、キムタク娘さん程度の英語が出来れば「英語が喋れる日本人役」は世界中の制作会社や監督から引く手数多なのだからそこは大いに見習うべきだよ。将軍みたいな大作が今後も続くしキャスティング売り手市場だよ。

キムタク娘以外については、赤子が生まれた段階でなぜ彼に連絡しなかったのか?ってのは引っ掛かる。夫婦二人でイギリスで日本料理店再興すればよかったのにねえ。ラストシーンの呉か広島市内か分からないけど老カップルが川沿い遊歩道を手を繋いで歩くシーンはよかった。「PERFECT DAYS」「敵」みたいな飯テロシーンがもっとあればよかったなあ。

という事で似たような作風のエマニュエル・リヴァさん主演「ヒロシマ・モナムール」が観たくなってきた。

満足度(5点満点)
☆☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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