2024年11月11日

【映画評】ロボット・ドリームズ

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去年から楽しみにしていた本作、ようやく本邦公開。

映画『ロボット・ドリームズ』オフィシャルサイト

イントロダクション
第96回アカデミー賞R長編アニメーション映画賞ノミネートを果たし、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか名だたる映画賞を席巻。孤独なドッグと、その元へやってきたロボットとの友情を描き、世界中の批評家と観客から愛された本作。監督を務めたのはヨーロッパを代表する名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画へは初挑戦ながら、「制約のないアニメーションで、物語を描く無限の可能性を探求したかった」と語るとおり、切ないながらも温かく、観るものの心を揺さぶる類まれな傑作として結実させた。

ストーリー
大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱―― それは友達ロボットだった。セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋……ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。ふたりの世界はリズミカルに色づき、輝きを増していく。

しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごす。やがてまた巡りくる夏。ふたりを待ち受ける結末とは―― 。




・ざっくり言って「オッドタクシー」(だけど中身は人間ではない)
・タイトルは死期間際の走馬灯みたいな意味なんかね?
・(広義で言う)サイレント作品との触れ込みでしたが、物語を理解するには若干の字幕なり英語の読解力が必要
・「オッドタクシー」に落とし込み、仮に人間だったら?と考えましたが、海水浴場の一連のくだりはメキシコとか南米の拉致監禁しか想定し得ないので却下
・とはいえ、シークエンスをメキシコとか南米の拉致監禁に落とし込んで人間実写化したらかなり強烈なドラマ仕立てにはなりそう(ベニチオ・デル・トロが必要)
・EW&F「セプテンバー」って日本だけじゃなく世界中で今も愛されているんだね
・エンディングがなんか悲しい
・こういうビターな展開は「カノン進行」みたいなシナリオ黄金テンプレートがあるのかね?
・冬の間中、様子を観に行かない犬に失望
・アニメ耐性がある日本人には超おすすめ

満足度(5点満点)
☆☆☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 | アニメ
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