2024年07月22日
【映画評】フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

イントロダクション
争奪戦となったオリジナル脚本で描かれる人類初の〈月面着陸〉の裏で起きていた〈奇想天外な極秘プロジェクト!〉エキサイティングな人間ドラマと〈予想外のエンディング〉に拍手が止まらない!
ストーリー
1969年、アメリカ。ケネディ大統領が宣言した〈人類初の月面着陸を成功させるアポロ計画〉から8年――。未だ失敗続きのNASAに対し、国民の関心は薄れ、予算は膨らむ一方。この最悪な状況を打破するため 政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)を通してNASAに雇われたのはニューヨークで働くPRマーケティングのプロ、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)。
アポロ計画を全世界にアピールするためなら手段を選ばないケリーは、宇宙飛行士たちを「ビートルズ以上に有名にする!」と意気込み、スタッフにそっくりな役者たちをテレビやメディアに登場させ、“偽”のイメージ戦略を仕掛けていく!
そんな彼女に対し、実直で真面目なNASAの発射責任者コール(チャニング・テイタム)は反発するが、ケリーの大胆で見事なPR作戦により、月面着陸は全世界注目のトレンドに!
そんな時、モーからケリーにある衝撃的なミッションが告げられる――!
「月面着陸のフェイク映像を撮影する!」
失敗は許されない月面着陸。断ったら政府に消される超極秘プロジェクト。早速ケリーは撮影監督や役者を雇い、厳戒態勢の中、NASAの内部に作られた〈嘘の月面〉での撮影準備を進めるが・・・。
「そんなことは絶対に許さない!」
仲間の月面着陸成功を信じて猛反対するコールと、偽の月面着陸制作に邁進するケリー。対立する2人の前に更なるトラブルやアクシデントが勃発する中、ついにアポロ11号は発射の時を迎え、月面着陸までのカウントダウンが始まった!
世界中が見守るテレビ生中継で35億人が目撃したのは、“リアル”か“フェイク”か――。
家電屋から掻っ払ったテレビのブランドが一瞬写りますが「SONY」だったのがわろた。(本作はソニー資本)
一週間前に観た(【映画評】ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ:Birth of Blues)は当時のヒットソングを網羅した劇伴が楽しかったのですが、本作の劇伴はんん??って曲ばかり。映画観終わったあと調べたらサム・クック中心に、エディ・フロイド、エタ・ジェイムズみたいなあの辺中心の選曲だったのね。
Fly Me To The Moon Soundtrack Guide: Every Song & When They Play
映画の主題的には未だに一部界隈では議論が続いている「アポロ11号月面着陸はフェイク」ネタを逆手に取った構成で、シリアス基調から終盤は一転コメディ基調となり、最後まで飽きることなく楽しめる極上のラブコメ展開であります。お話はよく出来ている。年齢的にスカヨハさんにはこの手の役作りはちょっと厳しくなってきたかな。
とはいえ改めて気付きましたが「ケネディ宇宙センター」と「ヒューストン宇宙センター」は全く別物なのね。違いがよく分からん。
という事で、アポロ系映画に良作続きで嬉しい。
満足度(5点満点)
☆☆☆