2024年07月17日
【映画評】メイ・ディセンバー ゆれる真実

通称“メイ・ディセンバー事件”について - About May December
1996年、当時教師であったメアリー・ケイ・ルトーノー(MaryKayLetourneau)は家族がいる身でありながら、当時12歳だった少年ヴィリ・フアラアウと不倫し、1997年にふたりの情事が発覚。懲役7年の実刑判決を受けるも、少年との長女を身ごもっており、服役中に出産をした。1999年に、夫と正式離婚、出所後の2005年にヴィリと結婚し、新たな家庭を築く。時は経ち2018年ヴィリが申請したことから、離婚が成立。2020年にメアリーは末期がんで亡くなっている。なお、ケイト・ブランシェット、ジュディ・デンチによる『あるスキャンダルの覚え書き』は、本事件をモデルに映画化された。
※本作では教師と生徒という関係や、事件そのものは描いておらず、事件後の当事者の心の動きや、事件をどのように見つめるかという点を中心に描いている。
イントロダクション
36歳の女と13歳の少年が起こした“メイ・ディセンバー事件”を追う、ある女優。よそ者である彼女の憶測と当事者の本心、新たな証言。すべてが絡み合い、観ている貴方の真実も ゆらぎ始める。
当時36歳の女性グレイシーはアルバイト先で知り合った13歳の少年と情事に及び実刑となった。少年との子供を獄中で出産し、刑期を終えてふたりは結婚。夫婦は周囲に愛され平穏な日々を送っていた。ところが23年後、事件の映画化が決定し、女優のエリザベス(ナタリー・ポートマン)が、映画のモデルになったグレイシー(ジュリアン・ムーア)とジョー(チャールズ・メルトン)を訪ねる。彼らと行動を共にし、調査する中で見え隠れする、あの時の真相と、現在の秘められた感情。そこにある“歪み”はやがてエリザベスをも変えていく……。『エデンより彼方に』『キャロル』など、重厚かつセンセーショナルな作品で熱狂的なファンをもつ異才トッド・ヘインズ監督が、ふたりのオスカー女優とタッグを組み、観る者すべてを“抜け出せない万華鏡”に誘う衝撃のドラマを描き出す。
当事者の言葉と表情は、“真実”なのか?事件の考察は打ち砕かれ、貴方の価値観に亀裂を入れる。
監督の前作「キャロル」は大好きだったのですが本作はあまりピンと来ませんでした。もっと耽美なモノを期待していたのに、なんかくたびれた中年女と腹が出たおっさんの絡み合いなんか観てもねえ。
ナタリー・ポートマンにフォーカスをもっと寄せていたら更に違う印象/作品になっていたかもしれないけど、いい年こいた妻帯者が折角有名女優に誘われたのに(消費されたのに)愛撫なしで床で致してゴムも付けず30秒で膣内射精って、どういう人生送ってきたんだよ(笑)
思い返すに私もティーンエイジの頃は年上専用でしたが、確かに何でも相手がやってくれるから上達はしないなあ。やっぱり男はリードされるよりリードした方が潤いある人生送れていいと思うよ。
満足度(5点満点)
☆☆