2024年04月17日
【映画評】デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章

イントロダクション
セカイの終わりの青春譚が幕を開ける
共感性の高いストーリーを圧倒的な画力で描き出す漫画家・浅野いにお。真骨頂ともいえる「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(通称・デデデデ)は2014年に連載開始、唯一無二の世界観でファンのみならず日本中のコミック通をうならせ続け、2022年春にコミックス全12集で完結した。
突如、宇宙から襲来した〈母艦〉が空に覆いかぶさる東京で青春を謳歌する門出とおんたん。2人の未来は、予想もつかない方向へと向かう――。ごくごく普通の女子高生・門出にはシンガーソングライターとして、またYOASOBIのボーカルikuraとしても活躍する幾田りら、ハイパー&ポップな親友の“おんたん”にはタレント、モデルとマルチに活躍する声優初挑戦のあの。その他、豪華声優陣が続々参加し、アニメーションディレクターには『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの演出を手掛けた黒川智之、脚本には『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズの吉田玲子他、大ヒット作品を輩出してきたスタッフ陣が一挙集結。壮大な物語が開幕する前章に続き、原作者・浅野いにおが劇場版用に自ら描き下ろした、ラストシーンが待つ後章――くそヤバい映画体験、いよいよ全開!
ストーリー
前章東京でハイテンション女子高生ライフを送る、小山門出こやま・かどでと“おんたん”こと中川凰蘭なかがわ・おうらん。学校や受験勉強に追われつつも毎晩オンラインゲームで盛り上がる2人が暮らす街の上空には、3年前の8月31日、突如宇宙から出現し未曽有の事態を引き起こした巨大な〈母艦〉が浮かんでいた。非日常が日常に溶け込んでしまったある夜、仲良しクラスメイトに悲劇が起こる。衝撃と哀しみに打ちのめされる二人。そんな中、凰蘭は不思議な少年に出会い「君は誰?」と問いかけられる。その途端、凰蘭の脳裏に、すっかり忘れていた門出との過去が一瞬にして蘇る――!
原作未読。客寄せパンダなのでしょうが、主役二人の本業外声優さん声当てに違和感なし。とはいえ冒頭から種崎さんが死ぬ前あたりまでは眠くてしようがない展開。例のアレが出て来てからは巷の話題通り面白い映画になりました。
来月公開の後編は引き続き鑑賞する予定ですが(画角が狭くなっているシーンは記憶を消去されたパートなのだろうか)、この程度の尺なら前後編に分けず一本の映画で公開したらいいのに。「涼宮ハルヒの消失」の例を出さずとも最近の話題の洋画なら尺180分程度当たり前だよ?オッペンハイマー然り、落下の解剖学然り、ボーはおそれている然り、哀れなるものたち然り、キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン然り。
満足度(5点満点)
☆☆☆
コメント
第9地区のテイストが。
後編は異文明強制にならなきゃいいね。
後編は異文明強制にならなきゃいいね。
Posted by アベガー at 2024年04月17日 12:22
いや180分長いわ
Posted by at 2024年04月19日 08:27