2024年04月15日

【映画評】プリシラ

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ソフィア・コッポラ久々の劇場版新作。お約束のA24。

映画『プリシラ』公式サイト

ソフィア・コッポラ監督からのメッセージ
プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女のグレースランドでの体験に心を動かされました。私が表現したかったのは、エルヴィスの世界に飛びこみ、紆余曲折を経てやっと自身の人生を見つけたプリシラの心情です。私はモノづくりを行う人間として、先入観ではなく、登場人物の目を通して世界を見せることに尽力しています。アイデンティティや主体性、変容といったテーマには、常に関心を持ってきました。この映画では、プリシラがいかにして今の彼女となったのか、そして彼女とその後の世代にとって、女性であることがどのような意味を持つのかを紐解いていきます。確かに、プリシラが置かれた環境は、とても壮大で一般人とはかけ離れたものです。でもプリシラも多くの女性と同じように、色々な経験を積みながら大人になりました。プリシラの人生は、類い稀であると同時に、私たちが深く共感できるものでもあります。

イントロダクション
全世代の女子の共感を生む、ソフィア・コッポラ真骨頂!
数々の賞に輝く映画監督、そしてファッション・アイコンとして世界に注目されるソフィア・コッポラ。その最新作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に美しく描く物語。主演を務めたケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム:アップライジング』)は。夢見る少女から意志を持つ大人の女性へと変化を遂げるプリシラの姿を見事に演じ分け、観る者を魅了する素晴らしい演技は、ベネチア国際映画祭最優秀女優賞を受賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にもノミネートされるなど高い評価を得ている。プリシラだけが知るエルヴィスのプライベートな側面を演じたのは、ジェイコブ・エロルディ(「ユーフォリア/EUPHORIA」シリーズ(TV・19〜))。魅力的で華やかで、アーティストとしての葛藤と傷つきやすい心を抱えた、恋人エルヴィスを好演した。シャネル、ヴァレンティノによる衣装が彩る華やかな恋に隠された孤独。美しく精巧な美術や、Phoenixによる音楽が、60〜70年代の空気を伝える。全米ではA24が公開、そのファッション性と話題性で多くの女性観客を魅了し、『ロスト・イン・トランスレーション』、『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットを記録している。

ストーリー
スーパースターと恋に落ちたプリシラの魅惑の日々――。
14歳のプリシラは、世界が憧れるスーパースター(エルヴィス)と出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実…。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅で一緒に暮らし始める。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが…。




ユーフォリアの兄ちゃんはプレスリーそっくり。お見事。
西ドイツ時代の中学3年生プリシラ(ケイリー・スピーニー)が素晴らし過ぎる。虎舞竜並にプレスリーロリコン野郎とは思いますが、こんなプリシラだったら年齢の概念超えて恋に落ちるわな。

とはいえ演出上の都合であれ、ケイリー・スピーニーがだんだんバケモノじみた容姿に変貌していく様が残念。ガーリーな作風を期待したのですがキュンキュンするシーンは本当少なかったね。史実だから仕方ないのか。

個人的にはプリシラより娘のリサ・マリー(昨年=2023年に逝去されたそうです)の人生の方が劇的だと思うので、続編でそっち方面の映画も撮って欲しいな。

満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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