2023年10月20日

【映画評】シック・オブ・マイセルフ

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みんな大好きキチガイ映画。先日の「【映画評】イノセンツ」に続くノルウェイ産怪作鑑賞。ノルウェイどうした凄いやん。

映画『シック・オブ・マイセルフ』公式サイト|10月13日-金-公開
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イントロダクション
目を背けたくなるほどの破滅的な自己愛と承認欲求を描いた異色の“セルフラブ”ストーリーの怪作が誕生。少なからず誰もが持つ承認欲求を切り口に、何者にもなれない主人公が嘘や誇張を重ね、人に注目されるための「自分らしさ」を追い求めるあまりに自身を見失っていく様を、シニカルにそして極端なまでにコミカルに映し出す。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で絶賛されると、その後欧米を中心に世界の映画祭を席巻した。脚本・監督を務めたクリストファー・ボルグリは、早くも次回作『DREAM SCENARIO』がA24製作×『ミッドサマー』のアリ・アスターによるプロデュースで話題を呼ぶ今後注目の新鋭。主人公シグネの病的なまでの自己顕示欲はどこまで膨れ上がっていくのか。そして嫌悪を感じるほどに剥き出しで暴走する自己愛が彼女を誘う先にあるのは、幸福か、あるいは―。現代に巣食う羨望、嫉妬や欲望の「その先」を描く寓話的ホラーが誕生した。

ストーリー
シグネの人生は行き詰まっていた。長年、競争関係にあった恋人のトーマスがアーティストとして脚光を浴びると、激しい嫉妬心と焦燥感に駆られたシグネは、自身が注目される「自分らしさ」を手に入れるため、ある違法薬物に手を出す。薬の副作用で入院することとなり、恋人からの関心を勝ち取ったシグネだったが、その欲望はますますエスカレートしていき――。




私は最悪の姉妹作?「【映画評】わたしは最悪。
作風は同じクロックワークスの「【映画評】Swallow/スワロウ」みたいなテイスト。
症状はロシア産クロコダイル系のドラッグから借用したのかな?
体が腐るヘロイン代替ドラッグ「デソモルヒネ/ クロコダイル(Krokodil)」
メキシコに上陸したデソモルヒネ・クロコダイル(Krokodil)を僅か二ヶ月間摂取した17歳少女 性器が腐って溶ける

傍目には過度なピアスや入れ墨も類的には同じなのかな?と思いまして、可逆的ならいいのですが、懐かしのX51.ORGさんサイトまだご健在だった。
X51.ORG : 四肢切断を熱望する人々 - 身体完全同一性障害とは

という事でこういう依存症だの偏執狂だのを題材にした映画は大好き。安直ホラー一辺倒気味な日本映画界もアイデア絞って、こういう精神崩壊な低予算系に舵を取ったら色んな意味でいいのにと思います。

満足度(5点満点)
☆☆☆




Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 | 精神崩壊
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コメント
承認欲求は他人から愛されたいという欲望の一種なので、自己愛とは違うような...

ありのままの自分を愛するのが本来の自己愛なので、この映画のようなメンタリティはむしろ真逆だと思う。
Posted by メンタリスト第五 at 2023年10月21日 11:42
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