2023年06月28日

【映画評】To Leslie トゥ・レスリー

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所謂ラストベルトなフテキセツ母ちゃんを描いたヒューマンドラマ。ハリウッド超大作並ぶオスカー主演女優賞にぽつんとノミネートされていた無名監督・無名女優のミニシアター系謎作品をついに鑑賞。

映画『To-Leslie-トゥ・レスリー』オフィシャルサイト-2023年6-23公開

イントロダクション
アメリカ国内では単館での公開ながらも、主演 アンドレア・ライズボローの圧巻の演技が話題を呼び、グウィネス・パルトロウ、シャーリーズ・セロン、エイミー・アダムスなど実力派俳優たちが次々と称賛。アカデミー賞R主演女優賞へのノミネートを果たし賞レースへと躍り出た本作。

宝くじに当たるも酒に使い果たしてしまい、自由奔放に生きるレスリー 人生の再起を図る姿に心打たれる感動作が、ついに日本上陸

アンドレア・ライズボローが演じるのは、宝くじで19万ドル(日本円で約2,500万円)の当選を果たすも酒に使い果たしてしまい、行き場を失くしたシングルマザー。息子にも友人にも見放されながらも、モーテルでの“出会い”をきっかけに人生の再起を図る。スクリーンとの境界線を越えて滲む、痛々しいほどのリアリティ溢れる演技に胸を打たれ、ラストには涙なしでは見られない心温まる瞬間が待ち受ける――。

ストーリー
テキサス州西部のシングルマザー、レスリー(アンドレア・ライズボロー)は、宝くじに高額当選するが数年後には酒に使い果たしてしまい、失意のどん底に陥る。6年後、行き場を失ったレスリーは、かつての友人ナンシー(アリソン・ジャネイ)とダッチ(スティーヴン・ルート)のもとへ向かうが、やはり酒に溺れ呆れられてしまう。そんな中、スウィーニー(マーク・マロン)という孤独なモーテル従業員との出会いをきっかけに、後悔だらけの過去を見つめ直し、母親に失望した息子(オーウェン・ティ―グ)のためにも、人生を立て直すセカンドチャンスに手を伸ばしはじめる。




ダメ母ちゃん沢尻エリカに似ているね。知らない人なのでどんな作品に出ていたのかとググってびっくり「【映画評】ポゼッサー:Birth of Blues」主役の姉ちゃんか。B級ホラーが主戦場の模様。

「ボロは着てても心は錦」という水前寺チーターの曲がありましたが、ああまで困窮しても身体は売らない母ちゃんに嫉妬。名声ある女優だったら是非演じてみたいと思わせる美味しいトコ取りの役どころでした。ノースリーブ姿からおっぱいが見えそうで見えないのが悔しい。

作品越しに伝わる砂や埃のザラザラ手触り感は往年の名作「パリ・テキサス」なんか彷彿。スリルもサスペンスも起伏もない作品ですが久々に世界観へ没頭出来ました。監督さんは本作が初の長編映画だそうで次回作も楽しみです。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆

先のオスカー主演女優賞ノミネート全作品の鑑賞が完了したので女優さんの演技を改めて振り返りますに忖度抜きでこんな感じですね
(☆5点満点)
ミシェル・ヨー「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」☆おまけの有色人種枠
ミシェル・ウィリアムズ「フェイブルマンズ」☆☆ブサイクながら魅力的
ケイト・ブランシェット「TAR/ター」☆☆☆マジキチ
アナ・デ・アルマス「ブロンド」 ☆☆☆☆あたまがおかしい
アンドレア・ライズボロー「To Leslie トゥ・レスリー 」☆☆☆☆アル中ホームレスママ

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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