2023年06月27日

【映画評】インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

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御年80歳のハリソン・フォード抜きでは語れぬインディ・ジョーンズシリーズ、謎の15年振りの新作。賛否両論招きそうな快作?怪作?でした。2時間半あっという間。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル|映画|ディズニー公式

ハリソン・フォード演じる大ヒットシリーズ「インディ・ジョーンズ」の最新作にしてシリーズ第5作がこの夏、最後にして、最大の冒険へ。“人間の想像を超える力”を持つ謎に満ちた伝説の秘宝を巡り、考古学者にして冒険家のインディが、因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる! 巨匠ジョン・ウィリアムズのおなじみのテーマ曲に乗せて、インディ・ジョーンズ最後にして最大のアクション・アドベンチャーの幕が上がる。

監督
ジェームズ・マンゴールド
製作総指揮
スティーブン・スピルバーグ, ジョージ・ルーカス
音楽
ジョン・ウィリアムズ
キャスト
ハリソン・フォード, フィービー・ウォーラー=ブリッジ, アントニオ・バンデラス, ジョン・リス=デイヴィス, マッツ・ミケルセン



冒頭のアクションシーンからプレゼンスタイムへ移行した際のハリソン・フォード容姿にギョッとしますが、演者エイジングVFXだそうで、さすが21世紀の技術力。とはいえ迫力はない。

その冒頭よりエヴァンゲリオン方面へ突っ走るのかと思いきや、まさかの大音量ビートルズww 曲のタイトルとその後の話はダブルミーニング?

中盤の中弛みを経て、怒涛の後半は賛否両論招きそうなジェットコースター展開。阿部寛が出てくるのかと思った。

メタフィクション的にインディさんの回顧話もありまして、奥さんおったんか?2作目のヒステリーお姉ちゃんはインパクト強かったけど。インディ・ジョーンズシリーズは全作映画館で鑑賞していますが、その時一回きりしか観ていないので映画の記憶は混沌としています。一作目と二作目のストーリーは印象深いですが、リヴァー・フェニックスとショーン・コネリーが出演したのは三作目だっけ?四作目の内容はほとんど覚えていない。ググって理解しました。リヴァー・フェニックスがインディの息子かと思っていましたが、若かりし頃のインディがリヴァー・フェニックスだったのね。リヴァー・フェニックスが息子役でバイクに乗っていた様に記憶が混乱していました。奥さん役の人は一作目と四作目に出ていたのね。全然覚えてない。

最後にネガティブな事を申し上げると、オールドファン的に願わくば冒頭のアクションシーンにもうひと工夫欲しかった。劣化版鬼滅の刃じゃあるまいし創意工夫に欠ける内容。これでは歴代のインディ・ジョーンズクオリティではない。そういう意味じゃ一作目、二作目のオープニングシーンは革命的な面白さでしたね。本作はパラマウントロゴ弄りもなかったな。インディさん「年齢的にワシしんどい」みたいな演出がもっとあれば笑えたのに年甲斐もなく終始エネルギッシュ。そういう自虐的笑いやセルフパロディする余裕は感じられなかったなあ。日本でのキャッチコピーも「ぶちかませインディ・ジョーンズ」だし。キャスティング面ではヒロインも小さな子供もあまり魅力的ではない。マッツさんもそつなき演技ながら主役を食うような怪演には至らず、万事ハリソン・フォードに頼りっきりの印象。長年楽しませてくれてありがとうインディ・ジョーンズ。機会があれば一作目からプレイバックしたいね。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆

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