2023年06月06日
【映画評】ウーマン・トーキング 私たちの選択

イントロダクション
実話を基にした、自らの尊厳を守るために語り合った女性たちの感動の物語
ベストセラー小説をサラ・ポーリーが映画化!原作は2018年に出版され、NEW YORK TIMES ブックレビュー誌の年間最優秀書籍に選ばれたミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説『WOMEN TALKING』。2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。
監督は『死ぬまでにしたい10のこと』(03)などで女優として活躍しながら、2006年、『アウェイ・フロム・ハー君を想う』で監督、脚本家としてデビューし数々の賞を受賞したサラ・ポーリー。オスカー前哨戦でも脚色賞を数多く受賞した本作は、本年度のアカデミー賞Rで作品賞、脚色賞の2部門にノミネート。脚色賞を受賞し、初のオスカーを獲得した。
フランシス・マクドーマンドとブラッド・ピットのタッグが話題に!!
主演はその演技力で2度アカデミー賞Rにノミネートされたルーニー・マーラ。その他、Netflixのドラマシリーズ「ザ・クラウン」で主演女優賞、最優秀ゲスト女優賞と2度エミー賞を獲得したクレア・フォイ、ジェシー・バックリー、日本でも『007』シリーズ、Q役でおなじみのベン・ウィショーなどそうそうたるメンバーが出演。出演とプロデュースを務めたオスカー女優フランシス・マクドーマンドは本作のオプション権を獲得後、ブラッド・ピットが率いる映画制作会社PLAN Bへ話を持ち込み、映画化が実現した。PLAN Bはその意欲的な映画製作で『ムーンライト』(16)、『ミナリ』(20)など数々のオスカー受賞作を手掛けている。
ストーリー
2010 年、自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きた連続レイプ事件。これまで女性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」である、と男性たちによって否定されていたが、ある日それが実際に犯罪だったことが明らかになる。タイムリミットは男性たちが街へと出かけている2日間。緊迫感のなか、尊厳を奪われた彼女たちは自らの未来を懸けた話し合いを行う―。
クリント・イーストウッド「白い肌の異常な夜」逆テイストみたいな作風と思い込んでいたのですが、蓋を開けたらカルト宗教版の清須会議。ディテール自体は興味津々ではありますし(コロニーの女性は年令問わず性処理と生殖道具に特化させるため文字も学習も学ばせない)、そこから脚色すれば衝撃的な作品にも転じる可能性があったにせよ、これは商業作品としては正直駄目でしょう。いかに崇高な理念を以て作品化したにせよ、単に眠くて死にそうな作品。こんな作品見るくらいならオリジナルのドキュメンタリーを観たほうがよほどまし。
後、なんでタイトルが「ウイメン・トーキング」じゃなく「ウーマン・トーキング」なんだろう?哲学的な含意?とか色々考えていましたが、なんだ原題は「ウイメン・トーキング」じゃないですか。いい加減なタイトル付けるなよ。悩んだ時間を返せ。
満足度(5点満点)
☆☆
コメント
ウーマン村本のトークショーと勘違いしてくる客を狙ったネーミング?
いや、そんな需要があるはずないかw
いや、そんな需要があるはずないかw
Posted by いかにもつまんなさそう at 2023年06月06日 16:54