2023年02月23日
【映画評】ボーンズ アンド オール

イントロダクション
ヴェネツィアが激震。世界が賛否両論!あの傑作『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督と、ティモシー・シャラメの再タッグが実現。不気味で恐ろしいと同時に、優しく切ない、この世でたったひとつの物語を誕生させた。生まれながらに人を喰べる衝動を抑えられない18歳の少女マレン。
彼女はその謎を解くために顔も知らない母親を探す旅に出て、同じ宿命を背負う青年リーと出会う。
初めて自らの存在を無条件で受け入れてくれる相手を見つけ、次第に求めあう二人。だが、彼らの絆は、あまりにも危険だったー。
反逆者のように生きてきたリーを演じるのがティモシー・シャラメ、逃れられない本能に立ち向かうマレンに『WAVES/ウェイブス』のテイラー・ラッセル。 アカデミー賞受賞俳優のマーク・ライランスも同族の役で怪演。世界を驚愕させた「人喰い」の若者たち・・・
昔のフェアレディZが繰り返し出現しわろた。少ない台数の小道具用クラッシックカー使い回しなんだ。ヒロインの目立つはたけ(皮膚病)は演出だったとしたら意図がよく分からん。
タイトルの「ボーンズアンドオール」は劇中その台詞がありまして、骨まで愛してみたいな意味なんでしょうけど、結局骨食べなかった。
ロードムービー好きなのでダラダラした展開は苦になりませんでしたが、食人族の設定(母ちゃんとか)にモヤる箇所多し。そんなの気にしなきゃいいのですが、フィクションでもフィクションなりの整合性はいるよね。エンディングシーンについても正直「はあ?」って印象。前作の「サスペリア」もそんなふわっとした感じだったし、この監督の手癖というか今時点での表現の限界なんでしょうね。切なさとか愛おしさみたいなエモーショナル感は伝わらない。アニメだったら躊躇わず3話切りするレベル。
満足度(5点満点)
☆☆