2023年02月21日
【映画評】コンパートメントNo.6

イントロダクション
カンヌ映画祭グランプリをはじめ世界中で17冠の快挙!カウリスマキ監督に続くフィンランドの新たな才能が誕生!
モスクワに留学中のフィンランド人学生ラウラ。彼女の、古代のペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く旅は、恋人にドタキャンされ、急遽一人旅に。そんな彼女が寝台列車6号コンパートメントに乗り合わせたのは、モスクワのインテリたちとは正反対の、粗野なロシア人労働者リョーハ。最悪の出会いから始まった、二人の長い旅の行方は……。
カンヌ映画祭ある視点部門で長編第1作『オリ・マキの人生で最も幸せな日』がグランプリを受賞し、輝かしい監督デビューを飾ったユホ・クオスマネン。ロサ・リクソムの同名小説を原案にした本作『コンパートメントNo.6』で、監督第2作にして同映画祭コンペ部門に選出され、堂々グランプリを獲得。フィンランド・アカデミー賞と言われるユッシ賞では作品賞・監督賞・主演女優賞など7冠を制し、アカデミー賞R国際長編映画賞フィンランド代表選出、ゴールデングローブ賞非英語映画賞ノミネートと世界中の映画祭で17冠の快挙を遂げ、フィンランドを代表する新たな才能が誕生した。映画祭で絶賛されたセイディ・ハーラ、ユーリー・ボリソフの演技と、『動くな、死ね、甦れ!』のディナーラ・ドルカーロワの出演にも注目。
携帯もSNSもない1990年代を舞台に、アキ・カウリスマキを思い起こさせるメランコリーとオフビートなユーモア、そして雪をも溶かす純な心が、不器用で孤独な魂を結びつける愛の物語。あなたはきっと、雪深い北の街を舞台に描かれる、その結末に心をくすぐられ、微笑まずにはいられないだろう。
広義でいうロードムービー。最初はムカついても徐々に気になり始める網浜直子系ですね。諸々共感できる点が皆無だったので横から構えて淡々と鑑賞。
そこまでして行きたかった「ペトログリフ」よく知らないのでググりましたが、日本にも結構あるんだ。そういや広島宮島の「ペトログリフ」は弥山を何座か藪漕ぎ縦走したときに写真撮影していました。
エンディングの後、あの二人に進捗があるとは思えませんが、意外と厳冬の北極圏僻地で不衛生且つケダモノの様なセックスに没頭しているかも(笑)
「オリ・マキの人生で最も幸せな日」は未見ですが、HDD録画済なので機会があれば観てみよう。
満足度(5点満点)
☆☆☆
コメント
>文化面のみで捉えるならロシア除外はいい事ひとつもないね。
舞台はロシアでもフィンランド映画でしょ?ロシア除外は関係ないのでは?
舞台はロシアでもフィンランド映画でしょ?ロシア除外は関係ないのでは?
Posted by 重箱の隅の住人 at 2023年02月21日 13:04