2023年01月23日

【映画評】グッドバイ、バッドマガジンズ

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AVを許さない無邪気なリベラルと外面気にする行政に駆逐されたエロ本業界のお話。

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イントロダクション
誰もが一度は見たことがあるコンビニの成人雑誌の棚。成人誌という性質柄、雑誌の制作過程はあまり知られていない。その知られざる性的メディアの裏側で従事する者の苦悩や問題点を多数の関係者から取材。実話を元にした本作は脚本執筆に3年以上をかけ、また完全自主制作という制作スタイルを生かし、大手映画会社が作ることのできない忖度ナシ、配慮ナシの作品を完成させた。
電子出版の台頭による出版不況、東京五輪開催決定によるコンビニからの成人雑誌撤退、さらに追い打ちをかけるように起きた新型コロナウイルスなど、激動の時代に生きた彼らにスポットを当てた業界内幕エンターテイメント。

ストーリー
オシャレなサブカル雑誌が大好きな詩織は念願かなって都内の出版社に就職。しかし、そこはオシャレのカケラもないどころか卑猥な写真と猥雑な言葉が飛び交う男性向け成人雑誌の編集部だった。理想とかけ離れた職場に最初こそテンションがダダ下がりの詩織だったが、女性編集長の澤木や女性ライターのハルなど、女性が「エロ」を追求している姿に刺激を受け成人雑誌に対して興味を持ち始める。しかし、そんな中、編集部で取り扱っていた雑誌で「とんでもないミス」が発覚。それを境に共に激務を戦ってきた同僚の編集者たちが次々と退社。オーバーワークで心も体も疲弊しきった詩織だったが、さらに追い打ちをかけるように衝撃的な事実を知ることになる。




我が街福岡も20年近く前の五輪招致活動の際、福岡県警主導で南新地以外の風俗街が根こそぎ壊滅しました。翻り東京五輪で巻き込まれ事故に遭ったエロ本業界。気軽にネットにアクセスできる普通の男性ならここ数十年はエロ本なんて手に取って見ることもないでしょうけど、本作のエンディング間際で気付かされた。エロ本は高齢者に寄り添っていたのか。他にもモザイク忘れとか、我々の身の回りでも頻発する「クリティカルミス」など、エロいけど完全なお仕事ムービー。Netflix辺りでドラマ化して全12話とか拡張して観てみたい内容。

とはいえエロ本だから関係ないと雖も、AV新法のみならず立憲民主党や日本共産党のアベ政治を許さない界隈は更にアダルトビデオ全般の禁止も声高に叫んでおりまして、音楽業界の「シティ・ポップ」と並ぶ、海外エロ動画方面では長く一番人気のカテゴリ「JAV」「hentai」を育て合法収益化し皆で一緒に飯を食おうという発想は官民財にないのだろうか?我が世の春を謳歌するリベラルが全ての文化を破壊。まさにエロ文化大革命。

満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 | セクシャル
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コメント
若い男は誰しもお世話になったエロ本の世界。

いつまでも存続して欲しい、日本の誇るべき文化だと思うよ。
なくしちゃだめだ。
Posted by サブカル命 at 2023年01月23日 17:29
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