2023年01月16日

【映画評】そして僕は途方に暮れる

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映画館で最後に観たのは「裏切りの街」だっけ?三浦大輔監督最新作と聞けば行かない選択肢はないです。

『そして僕は途方に暮れる』公式サイト

イントロダクション
脚本・監督 三浦大輔(『娼年』『愛の渦』)×主演 藤ヶ谷太輔 シアターコクーンで上演され絶賛を浴びたオリジナルの舞台を、再タッグで映画化!

スマホの電源を切ったら、全部終わり。些細なことから、あらゆる人間関係を断ち切ってしまった
1人の平凡なフリーターの、人生を賭けた逃避劇。逃げて、逃げて、逃げ続けた先で、彼を待ち受けていたのは天国か地獄か――。

本作のメガホンをとるのは、『愛の渦』『娼年』など、毎回賛否が渦巻く衝撃作を世に送り出し、各界から注目を集め続けている異才・三浦大輔。舞台から映画へと表現の幅を確実に広げながら唯一無二の世界観を創リ上げている。本作でも脚本・監督を自ら手掛け、人間のリアルな部分を赤裸々にあぶり出し、深く切り込んでいく演出は健在だ。

舞台に続き主人公・菅原裕一を演じたのは、Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍する藤ヶ谷太輔。ばつが悪くなるとその場しのぎで逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。しかし、「人間誰しも逃げ出したいと思うことはあるのでは?」とも思わせ、観るものに共感と反感を与え続ける。藤ヶ谷は6年ぶりとなる映画主演作で、撮影中「日々しびれ、追い込まれ、鍛えてもらっている」と語り、「あんな限界を迎えたことはない」と言わしめるほど、現場ではまさしく心身を削り撮影に挑んだ意欲作。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として今までとはまた違う新たな魅力を放つ。

予測不能なストーリー、共感と反感の連続!誰しもが持つ「逃げたい」という心理や衝動を赤裸々に焙り出す、<現実逃避型>エンタテインメントが誕生!

ストーリー
自堕落な日々を過ごすフリーターの菅原裕一は、長年同棲している恋人・里美と、些細なことで言い合いになり、話し合うこともせず家を飛び出してしまう。その夜から、親友、大学時代の先輩や後輩、姉のもとを渡り歩くが、ばつが悪くなるとその場から逃げ出し、ついには、母が1人で暮らす苫小牧の実家へ戻る。だが、母ともなぜか気まずくなり、雪降る街へ。行き場を無くし、途方に暮れる裕一は最果ての地で、思いがけず、かつて家族から逃げていった父と10年ぶりに再会する。「俺の家に来るか?」、浩二の誘いを受けた裕一は、ついにスマホの電源を切ってすべての人間関係を断つのだが――。




ざっくり言えば2時間に亘り「珍獣」を観察する映画。冬ドラマ「ハマる男に蹴りたい女 」と設定丸かぶりの藤ヶ谷太輔が珍獣その壱。リアル異世界おじさんの豊川悦司が珍獣その弐。とはいえ二段ロケット仕様には感服。大澤誉志幸が本作のために録り直したと称される「そして僕は途方に暮れる」もよかったです。復活香里奈は大胆に殻を破ればいいのにね。偶然なのか私と赤い糸で結ばれているのか存じませんがここ数ヶ月映画やドラマ観る度に前田敦子が登場している。配信ドラマ「モダン・ラブ」、映画「そばかす」「もっと超越した所へ」そして本作。元アイドルって感覚はなくなったね。そろそろ朝ドラとか?

話を戻し三浦大輔が描くダメ人間描写は本当にいい。いつになるか存じませんが次の作品も首を長くしてお待ち申し上げます。

満足度(5点満点)
☆☆☆





Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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