2022年11月25日

【映画評】ペルシャン・レッスン 戦場の教室

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実話ではなく「inspired by a true story」との事で、脚本家ヴォルフガング・コールハーゼが残した短編小説がベースになっているそうです。舞台の大半が密室劇且つ会話劇で単純だけど全く飽きさせない好脚本でした。主人公は「BPM」の人なのか〜

11-11-Fri-公開-映画『ペルシャン・レッスン-戦場の教室』公式サイト

イントロダクション
ナチス占領下の強制収容所。唯一の希望は<架空のペルシャ語>だった。
 第二次世界大戦中、数百万のユダヤ人大虐殺(ホロコースト)が行われたナチス・ドイツの強制収容所。この生存不可能といわれた絶望の場所で、信じがたい方法で何度も処刑を免れた男がいた。それは、ユダヤ人の青年がペルシャ人になりすまし、ナチスの将校に<架空のペルシャ語>を教えるという、驚くべきものだった──。短編小説から着想を得て映画化された本作は、奇抜な設定ながら圧倒的なリアリティが大きな衝撃を巻き起こし、ベルリン国際映画祭のベルリナーレ・スペシャルガラ部門で上映されたのをきっかけに、世界各国の映画祭で数多くの賞を獲得し、絶賛を浴びた。『戦場のピアニスト』『シンドラーのリスト』に続く、ホロコーストを題材とする戦争映画の新たな衝撃作がついに今秋、日本に上陸する──。
 主人公のユダヤ人青年ジルを演じたのは、カンヌ国際映画祭のグランプリ作『BPM ビート・パー・ミニット』のナウエル・ペレーズ・ビスカヤート。4カ国語を操るクワドリンガルを活かし、命がけで偽のペルシャ語を紡ぐ姿を渾身の熱演で体現している。ナチス親衛隊のコッホ大尉役には、『約束の宇宙(そら)』のラース・アイディンガー。ドイツ国内で様々な賞を受賞し、高い評価を受けた演技力を遺憾なく発揮した。監督にはアカデミー賞Rノミネート作品『砂と霧の家』で世界的評価を受けたウクライナ出身のヴァディム・パールマン。膨大なリサーチと綿密な取材に基づき映画化。緊張感が途切れないサスペンスフルな演出と、鋭い視点で描くヒューマニズムによって、圧倒的リアリズムで心打つドラマに仕上げている。

ストーリー
偽りの言葉で、生き残れるか。
 ナチス親衛隊に捕まったユダヤ人青年のジルは、処刑される寸前に、自分はペルシャ人だと嘘をついたことで一命を取り留める。彼は、終戦後にテヘランで料理店を開く夢をもつ収容所のコッホ大尉からペルシャ語を教えるよう命じられ、咄嗟に自ら創造したデタラメの単語を披露して信用を取りつける。こうして偽の<ペルシャ語レッスン>が始まるのだが、ジルは自身がユダヤ人であることを隠し通し、何とか生き延びることはできるのだろうか──。




キノシネマで観た予告編でプロットをよく理解した上での鑑賞。
所謂「ハナモゲラ語」ですが、それを吐いたと同時に自分もソラで覚える事の地獄っぷり。絶対無理でしょう。文法については流石に割愛されていますが創り出した単語は都合4桁。新作ハナモゲラ語を継続して生み出すコツを主人公が会得し、そのアウトプットが最後のシーン(両主人公双方)のアクセントになっているのが脚本の妙。

イギリス人空軍パイロットが登場するパートは時間短いながらハラハラ・ドキドキでした。食傷気味なナチス強制収容所モノではありますが、冒頭の1分足らずで映画全編の基本ルールを間接的に伝える手法など寸分の狂いなくよく練られた作品。同時に公開されている今年最大の話題作「すずめの戸締まり」に欠落しているのはそういう「精度」なんだけどね。

満足度(5点満点)
☆☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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