2022年09月20日

【映画評】川っぺりムコリッタ

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観終わったら「イカの塩辛」が食べたくなる。松山ケンイチがいちいち美味そうに飯を食う映画。

映画『川っぺりムコリッタ』|2022年9月16日(金)全国ロードショー

イントロダクション
日本中でブームとなった大ヒット映画『かもめ食堂』、日本映画初のベルリン国際映画祭テディ審査員特別賞を受賞した『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督がオリジナル脚本で贈る『川っぺりムコリッタ』は、新しい「つながり」の物語。脚本に惚れ込んだ松山ケンイチを主演に、共演にムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆という絶妙な演技者たちが集結し、ありそうでなかった化学反応に期待が膨らむアンサンブルが実現した。さらに、江口のりこ、柄本佑、田中美佐子、緒形直人、黒田大輔、薬師丸ひろ子(声の出演)、笹野高史ら実力派が脇を固める。音楽を『凪のお暇』などのパスカルズが手掛け、独特なメロディが不思議な時間へと誘う。

本作は、人と人のつながりが希薄な社会で、人はどうやって幸せを感じることができるのかという、根本に立ち返って実感することができる温かい物語だ。生き方や働き方が見直される今、モノや境遇、場所にとらわれない形での生きることの楽しさが、荻上が得意とする食や美術、会話を通して表現され、観る者たちに幸せの意味を問う。荻上ワールドおなじみの「おいしい食」と共にある、「ささやかなシアワセ」の瞬間をユーモアいっぱいに描く、誰かとご飯を食べたくなるハッピームービーとなった。

ストーリーは、孤独な山田が北陸の塩辛工場で働き口を見つけ、「ハイツムコリッタ」という古い安アパートに引っ越してくるシーンから始まる。家族も生き甲斐もなく「ひっそりと暮らしたい」と無一文のような状態の山田。ある日、隣の部屋の住人・島田が風呂を貸してほしいと上がり込んできた日から、山田の静かな日々は一変する。できるだけ人と関わらず生きたいと思っていた山田だったが、夫を亡くした大家の南、息子と二人暮らしで墓石を販売する溝口といった住人たちと関わりを持ってしまい…。図々しくて、落ちこぼれで、人間らしいアパートの住人たちに囲まれ、山田は少しずつ「ささやかなシアワセ」に気づいていく。

ひとりぼっちだった世界で、生と死の狭間を明るく生きる住人たちと出会い、友達でも家族でもない人たちと接するうちに、孤独だった人間が、孤独ではなくなっていく様相を、松山ケンイチが静かな演技で演じきり、見事に映画の清々しさへと昇華させた。撮影は、2020年9月上旬より10月上旬にかけ富山にて行われた。

ストーリー
誰とも関わらず生きようと決め、ボロアパート「ハイツムコリッタ」で 暮らし始めた孤独な山田。底抜けに明るい住人たちと出会い、 ささやかなシアワセに気づいていく。

山田は、北陸の名もなき町にある「イカの塩辛」工場で働き始め、社長から紹介された「ハイツムコリッタ」という安アパートで暮らし始めた。できるだけ人と関わらず生きていこうと決めていた山田のささやかな楽しみは、風呂上がりの冷えた牛乳と、炊き立ての白いごはん。山田は、念願の米を買い、ホカホカ炊き立てご飯を茶碗によそい、イカの塩辛をご飯に乗せた瞬間、部屋のドアがノックされる。ドアを開けると、そこには隣の部屋の住人・島田が風呂を貸してほしいと立っている。ぼさぼさ頭で汗だくの男は、庭で野菜を育てているという。

以来、毎日のように山田の家にやってくるようになったことから、山田の静かな日々は一変する。このアパートの住人はみな、社会からは少しはみ出した感じの人たちばかりだった。無論、みな貧乏だ。夫を亡くした大家さんはなんだか訳アリの雰囲気だし、墓石売りの溝口さんは息子を連れて訪問販売しているし、ひっそりと生きたいと思っていた山田だったが、なぜだか住人たちと関わりを持ってしまっている。

ある日、子供のころに自分を捨てた父の孤独死の知らせが入る。なぜ、とうに縁が切れた父親の死後の面倒をみなければならないのか?反発しながらも、島田に説得され、山田は遺骨を引き取りに行く。父が残した携帯電話には「いのちの電話」への着信履歴が残っていた。自分を捨てたと思っていた父の死因は自殺だったのだろうか?母に捨てられて以来、「自分なんか生まれてこなければよかった」という思いと戦ってきた山田は、腹立たしいような、「やっぱりそうだったのか」と落胆するような複雑な感情にかられる。そんな山田を、島田は不器用に、かつ優しく励ます。少しずつ友情のような関係が芽生え始める山田と島田。溝口の墓石が破格の値段で売れたときは、ハイツムコリッタの皆で食卓を囲む。山田の心に光が灯り始めた頃、山田が北陸の町にやってきた「秘密」が、島田に知られてしまい―。




結局ムロツヨシのバックグラウンドって何だったのでしょう?

劇伴が口に残りますね。「凪のお暇」劇伴は覚えていない。江口のりこが誰だったのか全然分かりません。エンドロールで出た薬師丸ひろ子は声の出演?これも分からず。

満島ちゃんのカニバリズムからの人骨オナニーシーン、エロくていい。アコギとピアニカのアンサンブルシーンがいい。

荻上作品は「かもめ食堂」も「彼らが本気で編むときは」も好きですが、本作はそれらの毒っぽさが皆無だったのでその辺は物足りなかったです。それ以外は独自の世界観に長く浸れる至福の2時間です。

満足度(5点満点)
☆☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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