2022年07月04日

【映画評】リコリス・ピザ

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PTA最新作。
前評判に踊らされて観たけどハードル上げすぎたのかそこまで面白くはなかったよ。

ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『リコリス・ピザ』

イントロダクション
誰もが「あの頃の気持ち」を思い出す……
ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作!
『マグノリア』でベルリン国際映画祭金熊賞、『パンチドランク・ラブ』でカンヌ、『ザ・マスター』でヴェネチア、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でベルリンと世界三大映画祭すべてで監督賞受賞の伝説を作り、常に世界中の映画ファンが新作を心待ちにしている天才監督ポール・トーマス・アンダーソン。最新作『リコリス・ピザ』はオリジナル脚本の完成度の高さ、細かな脇役に至るまで行き届いた演出が高く評価され、本年度アカデミー賞R作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされたほか、世界中の映画賞を席巻している。 舞台は1970年代のハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレー。カメラマンアシスタントのアラナ(アラナ・ハイム)と高校生ゲイリー(クーパー・ホフマン)が偶然に出会い、すれ違い、歩み寄っていく恋模様を描き出す。 主演は三姉妹バンド、ハイムの三女であるアラナ・ハイムとポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子であるクーパー・ホフマン。ともに本作で鮮烈な映画デビューを飾り、主演女優賞やブレイクスルー賞を総なめに! 脇を固める俳優も曲者揃いだ。ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディとレジェンドが集結し、実在の人物をモデルにしたアクの強い登場人物を生き生きと演じている。 主人公ふたりの感情に寄り添う音楽を手掛けたのはレディオヘッドのジョニー・グリーンウッド。ポール・トーマス・アンダーソン監督とは本作で5作目のタッグとなる。劇伴のほか、数々の楽曲が全編を彩り、こだわり抜いた、セット、小道具、ファッション、ヘアスタイルが70年代を完璧に再現する。散りばめられた当時の音楽やファッション、そして恋の痛みと嬉しさに溢れる主人公たちの姿に、誰もが“あの頃の気持ち”と“映画の楽しさ”を思い出さずにいられない!

ストーリー
1970年代、ハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレー。
高校生のゲイリー・ヴァレンタイン(クーパー・ホフマン)は子役として活躍していた。
アラナ・ケイン(アラナ・ハイム)は将来が見えぬまま、カメラマンアシスタントをしていた。
ゲイリーは、高校の写真撮影のためにカメラマンアシスタントとしてやってきたアラナに一目惚れする。
「君と出会うのは運命なんだよ」
強引なゲイリーの誘いが功を奏し、食事をするふたり。
「僕はショーマン。天職だ」
将来になんの迷いもなく、自信満々のゲイリー。
将来の夢は?何が好き?……ゲイリーの言葉にアラナは「分からない」と力なく答える。
それでも、ふたりの距離は徐々に近づいていく。
ゲイリーに勧められるままに女優のオーディションを受けたアラナはジャック・ホールデン(ショーン・ペン)というベテラン俳優と知り合い、映画監督のレックス・ブラウ(トム・ウェイツ)とテーブルを囲む。
また、カリフォルニア市長選に出馬しているジョエル・ワックス(ベニー・サフディ)の選挙活動のボランティアを始める。
ゲイリーはウォーターベッド販売を手掛けるようになり、店に来た女の子に声を掛ける。
ある日、映画プロデューサーのジョン・ピーターズ(ブラッドリー・クーパー)の家へベッドを届けるが、面倒に巻き込まれる。
それぞれの道を歩み始めるかのように見えたふたり。
出会い、歩み寄り、このまま、すれ違っていくのだろうか――。




OSTはかなりマニアック。リアルタイムで知っていた曲も流れたし、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパーの流れからのバックギヤでの坂道下りは抱腹絶倒だったけど、冒頭より2人の人間関係(並びに取り巻きも含め)がイマイチ分からず置いてきぼり感あったのと、男の子が15歳に見えない〜ヒロインがブサイク寄りなのが気になって世界観に今一歩入り込めませんでした。そういう意味じゃ等身大の「アメリカン・グラフィティ」は改めて秀作だよな。

ジューイッシュネタや、スター誕生等の映画マニアネタを中心にディープな小ネタ満載だけど半分でも理解できている日本の観客ってどれだけいるのだろうとは思った。鑑賞後に主要映画レビューサイト見たけどどれもこれも前のめり絶賛評価。みんな詳しいね。PTA作品にそこまで思い入れないからちょっと白ける。偶然ながら同日公開〜同じトーンの「私は最悪」の方がまだ腑に落ちました。

満足度(5点満点)
☆☆☆


Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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