2021年10月18日

【映画評】燃えよ剣

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トミースナイダーってあのトミースナイダー?

燃えよ剣は中学生の頃読みました。21世紀前半に司馬遼太郎原作が続々映画化されているって何か背景があるの?

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イントロダクション
歴史小説界の巨星・司馬遼太郎による国民的ベストセラーの映画化に挑むのは、『日本のいちばん長い日』『関ヶ原』に続き日本の変革期を描く名匠・原田眞人監督。そして、主人公・土方歳三を演じるのは、国民的俳優・岡田准一。念願だった土方役で自ら殺陣の指導も務め、新選組のため最後まで戦い抜いた、誰もが恐れ誰よりも愛される永遠のカリスマを演じ切る。さらに、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明といった名実ともに超豪華なキャストが顔を揃えた。撮影は、西本願寺などの世界遺産や国宝級建造物での一大ロケを敢行。さらに、名高い池田屋事件の舞台である池田屋をオープンセットで完全再現。歴戦の数々には、総勢3000名を超えるエキストラを動員。緊迫感溢れる超一級の殺陣から圧巻スケールの戦闘シーンまで、大迫力のアクションが観る者を圧倒する。日本映画史に残る歴史スペクタクル超大作の誕生!

ストーリー
武州多摩の“バラガキ”土方歳三は、「武士になる」という熱い夢を胸に、近藤勇、沖田総司ら同志と共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨を局長に擁し、市中を警護する新選組を結成。土方は副長として類まれな手腕と厳しい法度で組織を統率、新選組は倒幕派勢力制圧に八面六臂の活躍を見せる。お雪と運命的に出会い惹かれあう土方だったが、時流は倒幕へ傾いていき―――。

新選組とは?
幕末、京都守護職である松平容保の配下におかれ、治安維持や尊攘派志士の捕縛(生け捕り)を主な任務とする警察活動を行なった組織。活動期間は1863年〜1869年。徳川幕府が江戸で集めた浪士組を京へ上らせ、任務にあたらせた。当初は芹沢鴨がトップであったが、粛清されて近藤勇、土方歳三が組を率いる。最盛期は隊士数200名を数える大所帯となった。年齢や身分を問わず入隊できたが規律に厳しく、内部粛清も激しかった。





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個人的に苦手なウーマン村本ですがお見事好演。近藤勇役鈴木亮平、徳川慶喜役変態先生の優柔不断さもよい。司馬遼太郎版「土方歳三」キャラクター自体は創作なのでどのような性格であれ監督の自由裁量に委ねられて然るべきですが個人的には主役の岡田くんにもうちょっと狂気さが欲しかった。一見まともなんだけどちょっとオカシイみたいな。それファブルか。原田眞人作品ではお約束のジャニタレキャスティングはおとなの事情でまぁ仕方ないのかなぁ。沖田総司役の人はそんなに下手じゃなかったです。

クレジット無いけど元ネタは「燃えよ剣」プラスアルファで「新選組血風録」みたいですね。150分に及ぶ尺ですが流石に原作網羅には至らず、手法として土方が過去の自分を振り返る独り語り体裁を取り、且つ池田屋事件以降はかなり駆け足。とはいえざっくり捉えるなら久々のオールスターキャストで大作感はあり、若い方への幕末関連エントリー作品と考えれば良作。何よりロケ地が美しい。素晴らしい。逐一どのシーンが何処かは存じませんが、西本願寺や二条城でも撮影したと聞き及び、先の大戦(鳥羽・伏見の戦いじゃないよ)で戦禍に巻き込まれなかった歴史的建造物が全国各地に数多ある事に感謝。仮に太平洋戦争がなければこういう映画ロケ地は微に入り細に入り潤沢にあったのでしょうね。

最後に嫌ごとを申し上げるに、もうちょい微グロシーンがあってもよかったと思われます。なんせ日本最後の政府公認殺戮部隊なんですから。

満足度(5点満点)
☆☆☆

さて次は河井継之助「峠」ですね。場内予告編によると2022年公開の由。
話題の司馬遼太郎作品映画化ですが、個人的には長曾我部元親〜長宗我部元親親子譚とか江藤新平、大村益次郎作品の映画化があれば嬉しいです。






Posted by kingcurtis 固定リンクComments(5)映画 
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コメント
享年35歳の土方歳三を、40歳の岡田准一が演じるのはギリギリとして。
享年42歳の河井継之助を、65歳の役所広司が演じるのはちょっと無理がある。
岡田さんも役所さんも名優だと思っているが、残念なことに若くない。
幕末の志士たちは若い衝動に突き動かされるエネルギーを感じられないとね。
それぞれの正義、それぞれの信念に命を惜しまず投じた、ある意味狂人のような人達なのだから。
Posted by   at 2021年10月18日 15:18
昔の40代は年配者だよ。昭和の始めでもそう。
幕末の35歳とか今なら45歳くらいでギリギリでもなんでもない。
Posted by aikobros at 2021年10月18日 16:00
司馬センセイ作品ってもしかしたら著作権切れの時期なのかな?…以前宮沢賢治センセイの著作権が切れたときにアニメ・映画化ラッシュになったこと思い出しました。私も大村益次郎モデルにした作品好きなんですが、オランダお稲さまとできちゃう設定なのはいま考えると映像化厳しいかも…あと坂の上の雲での乃木希典さまの低評価を再考して欲しいのと、自身のスキャンダルを説明してから逝って欲しかった。日本文学界では比較的マトモな人かと思ってたのに…
Posted by 通りすがりの花神好き at 2021年10月18日 21:45
作家本人のスキャンダルなんてどうでもええやろ
説明したら作品が素晴らしい内容に書き換わるんか?
すべからくアウトプットされたものが全て、それ以外のもんを作品の評価に加味する方がおかしい
Posted by 名無しさん at 2021年10月19日 16:28
あの原作のボリュームを上映時間150分に詰め込むのは難しいね。やはり駆け足な展開になっていた。だからなるべく主人公やその周辺人物に話をしぼってほしかった。会津藩の事情やフランス人士官、映画オリジナルの密偵の話は要るかな?
あと土方が西暦を使ったり、女性陣が薩長同盟や龍馬の活躍をおしゃべりしていたのは違和感あり過ぎ。
土方、近藤、沖田はうまくハマっていた。映画よりも連続ドラマでこのキャストを見たかった。源さんも良かったけど、老けすぎ(笑)
Posted by ポーさん at 2021年10月25日 13:36
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