2021年10月11日

【映画評】由宇子の天秤

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2014年の怪作「グレイトフル・デッド」から始まった当ブログの瀧内公美さん推し状態でして、期待高鳴る本作がようやく当地でも公開。ハードル上げて臨みましたが易易と乗り越えました。瀧内公美さんの代表作になったね〜 

映画『由宇子の天秤』オフィシャルサイト

イントロダクション
息もつけないほどの緊迫と衝撃!日本公開を前に、すでに世界中の映画祭を席巻中!
一体何が真実なのか?そして、“正しさ”とは何なのかー?
ドキュメンタリーディレクターの由宇子は、究極の選択を迫られる。
女子高生いじめ自殺事件の真相を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子が、父から聞いた”衝撃の事実”。由宇子は、究極の選択を迫られることになるー。
超情報化社会を生きる私たちが抱える問題や矛盾を真正面から炙り出した衝撃作は、世界三大映画祭の一つであるべルリン国際映画祭をはじめ、瞬く間に世界中の映画祭を席巻! 先の読めない巧みな脚本、観る者を釘付けにする役者陣の熱演、そしてラストに観客が突きつけられる究極の問いかけに驚嘆と絶賛の声が止まらない。監督・脚本は、デビュー作『かぞくへ』が高く評価される春本雄二郎。さらに、長編アニメーション『この世界の(さらに いくつもの)片隅に』の片渕須直がプロデューサーとして参加している。
今年、日本映画界の狢翩の目〞となること間違いなしの『由宇子の天秤』がついに日本公開となる!
主演・瀧内公美の圧倒的存在感、日本映画界を支える役者陣の熱演が光る!
主人公の由宇子を演じるのは、『火口のふたり』でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞に輝き、本作でラス・パルマス国際映画祭最優秀女優賞に輝いた瀧内公美。正義感溢れる自立した女性がやがて思わぬ窮地に追い込まれていく様を、圧倒的存在感で見事に演じきった。 そして脇を固めるのは『佐々木、イン、マイマイン』の河合優実、『かぞくへ』の梅田誠弘、バイ プレイヤー光石研ほか、日本映画界を支える実力派の役者陣が集結した。撮影前に丹念に リハーサルを重ねることで生まれた、様々な立場で生きる人たちの息遣いがスクリーンに焼き 付く。記憶に残る熱演の数々を、ぜひ見逃さないでいただきたい。

ストーリー
3年前に起きた女子高生いじめ自殺事件を追うドキュメンタリーディレクターの由宇子は、テレビ局の方針と対立を繰返しながらも事件の真相に迫りつつあった。そんな時、学習塾を経営する父から思いもよらぬ狆弖發了実〞を聞かされる。大切なものを守りたい、しかし それは同時に自分の「正義」を揺るがすことになるー。果たして「狎気靴〞とは何なのか?」。常に真実を明らかにしたいという信念に突き動かされてきた由宇子は、究極の選択を迫られる…ドキュメンタリーディレクターとしての自分と、一人の人間としての自分。その狭間 で激しく揺れ動き、迷い苦しみながらもドキュメンタリーを世に送り出すべく突き進む由宇子。彼女を最後に待ち受けていたものとはー?




また光石研と親子かよ(笑)キャスティングは基本的に知らない役者さんばかりでしたが瀧内公美さんもワークショップに参加して主役の座を勝ち取ったんだ。頑張ってるね〜

映画の内容は当ブログ常連さんならよくご存知の事件事故に纏わる1億総SNS時代&正義マスコミあるあるネタがメインテーマ。そこから重畳的に身の回りで起きた災難というか事案というか、その辺の行ったり来たり悶々描写が上手い。まさに天秤。今年観た邦画なら西川美和「すばらしき世界」と甲乙付けがたい暫定本年度邦画ナンバーワン作品だね。

脱がない瀧内公美さんも新鮮ですがファン的には複雑な一抹の寂しさもあり。大女優に近づいてきたのでもう脱がないんだろうか?どれだけ有名になっても必ず脱ぎます的なフランス女優張りの気概を見せて欲しい所存であります。だって本作のエンディングなんかあれ、ハネケ「ピアニスト」イザベル・ユペールさんオマージュじゃないの?作風/テーマが全然違うので単なる偶然だろうけど。

という事でスターサンズ作品が内包する偽善性に辟易している映画好きにおすすめの作品だよ。全国津々浦々上映が決まったみたいなのでお近くで上映された際は是非!2時間半どっぷり「由宇子」の世界に浸かれますよ。

春本雄二郎監督が気になったので前作=初監督作品「かぞくへ」観ようかと調べましたが、各オンデマンド配信共になし。セルビデオもないみたい。WOWOWでオンエアしてくれないかな。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆☆

瀧内公美関連過去エントリー
【映画評】グレイトフル・デッド
【映画評】彼女の人生は間違いじゃない
【映画評】アンダードッグ(前後編)
【映画評】裏アカ




Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
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