2021年05月26日

【映画評】映画大好きポンポさん

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キャラデザインと違い内容は大人向けと聞き及び、それならばと鑑賞。

劇場アニメ『映画大好きポンポさん』公式サイト

イントロダクション
杉谷庄吾【人間プラモ】 の『映画大好きポンポさん』(MFCジーンピクシブシリーズ/KADOKAWA刊)は、映画を愛する青年と映画に愛された女性が映画制作を通して"自分"を見つけ出す、映画愛に満ちあふれた作品だ。pixiv上で80万ビューを超え、「このマンガがすごい!」、「マンガ大賞」に入賞。多くのファンを生み出してきた話題作が、充実のスタッフ、声優陣によりアニメーション映画となった。

 監督と脚本を務めるのは『劇場版「空の境界」第五章 矛盾螺旋』、『GOD EATER』などを手がけてきた 平尾隆之 。キャラクターデザインは『ソードアート・オンライン』シリーズ、『WORKING!!』の 足立慎吾 。アニメーションは『この世界の片隅に』チームが立ち上げた新進気鋭の制作会社 CLAP が担当する。

 主人公のジーンを演じるのは、映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』ほか数々の映画やドラマで注目を集めている若手注目株の俳優 清水尋也 。かねてから声優での活動も熱望していた清水は、この映画で声優初挑戦にして主演の座を掴み取った。 新人女優のナタリー役には、本人もモデル、女優として今後の活躍が期待されている 大谷凜香 。大谷も本作が劇場アニメーション声優初挑戦となり、2人が声をあてるキャラクターたちの掛け合いが待ち遠しい。そして映画プロデューサー・ポンポさん役には人気急上昇中の声優・ 小原好美 という、才気溢れる若手の実力者が集結した。

豪華スタッフと声優陣が生き生きと描き出す、映画制作の面白さと楽しさ、そして映画監督の尽きない探究心。映画ファンやクリエイターだけではなく、夢と未来を掴もうとするすべての人に贈る、青春“ものづくり”フィルムが、今、ここに誕生する。

ストーリー
敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。映画に心を奪われた彼は、観た映画をすべて記憶している映画通だ。映画を撮ることにも憧れていたが、自分には無理だと卑屈になる毎日。だが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりに没頭する楽しさを知るのだった。 ある日、ジーンはポンポさんから次に制作する映画『MEISTER』の脚本を渡される。伝説の俳優の復帰作にして、頭がしびれるほど興奮する内容。大ヒットを確信するが……なんと、監督に指名されたのはCMが評価されたジーンだった! ポンポさんの目利きにかなった新人女優をヒロインに迎え、波瀾万丈の撮影が始まろうとしていた。




正直、前半は退屈。撮影撮り終え編集作業からが本番。とはいえ具体的な編集内容の描写はPCのデリートキー押す以外ほとんど無いと言っても過言でなくなんか勿体ないなぁという感は否めず。引き算の演出を主題とするならそれこそ思い切って前半パートはもっと切り刻み後半に全力投球すればよかったのに。個人的に最近は映像編集の仕事も増えているので言わんとする所はよく分かるんだけどね。あと「ニュー・シネマ・パラダイス」への言及が少しありましたが、それこそもっと過去の名作オマージュとかパロディ、小ネタとか伏線撒きまくれば作品に厚みが出たかも。

ポンポさんのキャラデザには最後まで違和感。作風と全く関連性ない幼女モチーフ縛りとか誰得なんだろう?小原好美以外の主役二人は声優素人だそうで、男性は特に気にならなかったけど女性はもうちょっと練習したほうがよかったのでは?現場ネタの作風であればそれこそ、外野から声優素人押し付けられ右往左往する現場の悲哀なんか挿入したら面白かったかもね。

いずれにせよ原作未読者的にはポンポさんの「映画大好き度合い」が全く伝わらなかったのが残念です。90分尺好きはまぁネタだろうけど。

観終わった感想として個人的には映画業界版「shirobako」風アニメが見たいな。とは思いました。

満足度(5点満点)
☆☆



Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 | アニメ
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