2021年05月17日

【映画評】ファーザー

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


 



コロナ禍で主要映画が続々順延されていますね。まぁエヴァみたいな大量動員が予想される作品なら感染対策上分かる。トップガンとか去年の春公開予定じゃなかった?翻りノマドランドとか本作とかスケジュール通りに上映されている作品もあるし、ショボショボ予想なのに偉そうに順延された作品もある。配給元の意向なら仕方ないけどその辺のさじ加減ってどうなっているんだろう?

映画『ファーザー』オフィシャルサイト-2021年5-14公開

イントロダクション
オスカー俳優共演で描く、今年最高の感動作 数々の栄誉に輝く傑作舞台を驚異の演技と、画期的な表現で映画化
日本でも橋爪功が主演し大絶賛された舞台の映画化が実現。
主演は『羊たちの沈黙』でアカデミー賞Rに輝いた、名優アンソニー・ホプキンス。老いによって記憶を失っていく父親を演じ、メディアから「涙が止まらない」と絶賛され、オスカー前哨戦の賞も次々と獲得、2度目の栄冠への距離が日に日に近づいている。父を支える娘には、『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞Rを受賞したオリヴィア・コールマン。父の世話と、自分の人生の間で葛藤する姿をリアルに演じ、深い共感を集めた。

監督は、戯曲を手掛けたフロリアン・ゼレール。認知症の父親の視点で描くという画期的な表現を成し遂げた。何が現実で何が幻想か、観る者は主人公と共に、迷宮のようにスリリングな記憶と時間の混乱を体験し、すべてが明かされた後、冒頭から観直したい衝動に駆られる。
父と娘のやり取りは、切ないけれどおかしく、いらだたしいのにいとおしい。迷い揺れる人間的な登場人物たちに自分自身を見出し、思いがけない結末に激しく心を揺さぶられる感動作。

ストーリー
記憶と幻想の境界が崩れゆく父と、戸惑う娘 驚きと不安の中たどり着いた答えとは―?
ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ? なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか? ひょっとして財産を奪う気か? そして、アンソニーのもう一人の娘、最愛のルーシーはどこに消えたのか? 現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは――?




ストーリーの事前情報入れずに鑑賞したので最初はヒッチコック張りのクライム・サスペンス系?と思っていましたが、徐々に真の展開が見え疑惑が確信へ。まさに迷路のような作品でした。結局登場人物は6人なんだ。セットも3パターン程度しかないし、確かに舞台劇の映画化。

アンソニー・ホプキンス流石の名演技だけど最後はまぁよくやるよ。碇シンジくんかと思った。
脚本家の先生の過去作は「つぐない」「危険なメソッド」「美しい絵の崩壊」って個人的に大好きなクセモノ系だった。良作。

満足度(5点満点)
☆☆☆☆



Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 
Edit







  ※ コメント認証制です。URL記述不可。久保田直己さんの名誉を毀損したり誹謗中傷する書き込みは固くお断りします。
※ 全角換算400文字超を入力するとコメント飛びます。要分割投稿。