2020年11月16日
【映画評】ホテルローヤル

イントロダクション
2時間3,800円 身も心もさらけ出した男と女の現実<リアル>
原作は累計発行部数100万部を超える桜木紫乃の直木賞受賞作。桜木の実家だったラブホテルを舞台にした七編の連作を、現代と過去を交錯させ一つの物語へ大胆に映像化した。メガホンをとるのは、『百円の恋』や『嘘八百』、昨年のNetflix国内視聴ランキング1位を獲得した「全裸監督」など精力的な活動を続ける武正晴。脚本は、連続テレビ小説「エール」を手がけた清水友佳子。主人公であるホテル経営者の一人娘の雅代には、映画やドラマで圧倒的な演技力と存在感を示す波瑠。桜木自身を投影した役を、繊細さの中に意志の強さを感じさせて好演。共演には松山ケンイチ、安田顕、余貴美子、原扶貴子、夏川結衣、伊藤沙莉、岡山天音ら実力派俳優陣が名を連ねる。
誰にも言えない秘密や孤独を抱えた人々が訪れる場所、ホテルローヤル。そんなホテルと共に人生を歩む雅代が見つめてきた、切ない人間模様と人生の哀歓。誰しもに訪れる人生の一瞬の煌めきを切り取り、観る者の心に温かな余韻と感動をもたらす。
ストーリー
北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテル。雅代は美大受験に失敗し、居心地の悪さを感じながら、家業であるホテルを手伝うことに。アダルトグッズ会社の営業、宮川への恋心を秘めつつ黙々と仕事をこなす日々。甲斐性のない父、大吉に代わり半ば諦めるように継いだホテルには、「非日常」を求めて様々な人が訪れる。投稿ヌード写真の撮影をするカップル、子育てと親の介護に追われる夫婦、行き場を失った女子高生と妻に裏切られた高校教師。そんな中、一室で心中事件が起こり、ホテルはマスコミの標的に。さらに大吉が病に倒れ、雅代はホテルと、そして「自分の人生」に初めて向き合っていく・・・。
結論から申し上げると伊藤沙莉が波瑠を完全に喰っている。乳首露出した内田慈さん尊い。ブラ姿すら見せない波瑠だめじゃん。いい年こいてどこの気高いお嬢様女優なんだよ。伊藤沙莉はブレイク前の「獣道」でのセックスシーンが凄まじかったね。
【映画評】獣道 Love and Other Cults
「百円の恋」では今をときめく大女優の安藤サクラが実にみっともないセックスシーン披露していたから制作サイドにはそういう躊躇さはないのだろうけれど、安藤サクラを筆頭に満島ひかり、沢尻エリカ、吉高由里子、二階堂ふみ、門脇麦、清野菜名、片山萌美、趣里など、出演作品で大胆なシーンを演じた著名なアラサー女優に混じってドラマ上の必然性を無視し妙齢の波瑠だけ不自然なまで潔癖保っても違和感を覚えるし狙っているような商品価値ないよ。事務所の方針なんだろうか?それとも吉永小百合目指しているの?
ということで往年の名曲「白いページの中に」をリメイクしたのは凄い。
満足度(5点満点)
☆☆☆