2020年02月25日
【映画評】ミッドサマー
mixiチェック「ヘレディタリー」監督の最新作。公開初日に鑑賞しましたが若い女性客中心に超満員。みんなエログロが好きなのねぇ。とはいえ4DXじゃないのに客席揺れすぎ。シーン・シーンに驚いた女性客海老反り過ぎ。あとタイトルが潔くていいね。頭が悪い配給会社なら邦題「ミッドサマー/女子大学生と刃の館の秘密」とか「ミッドサマー/半文明の家族」って間違いなくヘンテコ邦題付けて悦に浸っている。
イントロダクション
明るいことが、おそろしい 太陽と花々に満たされた祝祭の果ては、究極の恐怖と、未体験の解放感
長編デビュー作 『ヘレディタリー/継承 』が世界中で絶賛され、いまハリウッドの製作陣が”最も組みたいクリエイター”として注目しているアリ・アスター監督の最新作。恐怖の歴史を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭を舞台に、天才的な発想と演出、全シーンが伏線となる緻密な脚本、観る者を魅惑する極彩色の映像美が一体となり、永遠に忘れられない結末に到達する。前代未聞の”フェスティバル・スリラー”がついに日本上陸!
ストーリー
家族を不慮の事故で失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人と共にスウェーデンの奥地で開かれる”90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
北欧原住民恐るべし。期待を大きく上回るエログロ映画でした。喩えたら21世紀版ホドロフスキーというか、令和のダリオ・アルジェントというか、オシャレ系イーライ・ロスというかそんな感じ。リンチやクローネンバーグ等、寄る年波には勝てない往年の名監督がみな力尽きている昨今、本作のアリ・アスター、グザヴィエ・ドラン、デヴィッド・ロバート・ミッチェルら、相次ぎ誕生する大型グロ若手監督の登場並びに「A24」の尽力でグロ中尉映画界が息を吹き返したような。
肝心の映画の内容です。当該エリアに入ったタイミングでの天地逆転カメラショットが大好き。様々な原始音楽が非常にいい。花飾りを筆頭に全ての色彩が美し過ぎる。もちろん石原さとみの陰毛なら食べられますとも。
モザイク無しでアレが始まったので映倫チャレンジングやなぁと感心していたところ、いきなりステーキならぬいきなりモザイク。あんなに見られながらのセックスでよく勃つなぁ。しかも一発でくまモンお役御免だし。普通なら赤い玉が出るまで連日犯すやろ。それからくまモンやろ。常識で考えて。
満足度(5点満点)
☆☆☆☆
泣く泣くカットしたと称されるディレクターズ・カット版抜粋はこちら。
ミッドサマー (映画) - Wikipedia
当初、本作はアメリカ映画協会からNC-17指定(17歳以下は鑑賞禁止)を受けたが、6週間にも及ぶ再編集の末に、R指定(17歳未満の観賞は保護者の同伴が必要)へと引き下げられることになった[14]。なお、アスター監督は現行版より30分以上長いエクステンデッド版を世に出すつもりだと述べている(元々、本作のファースト・カットは3時間45分にも及ぶ長大なものであった)[15]。2019年8月17日、本作のディレクターズ・カット版(上映時間171分)が初めて上映された[16]。