2019年11月12日
【映画評】楽園
mixiチェックイントロダクション
国内外で多数の映画賞を受賞した『悪人』(10)、『怒り』(16)と、映像化が続くベストセラー作家・吉田修一。自身、「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と語る、新たな最高傑作「犯罪小説集」が、2部作の超大作『64 -ロクヨン-』(16)を大ヒットさせた名匠・瀬々敬久の監督・脚本により映画化。
青田に囲まれたY字路で起こった少女失踪事件。12年後─、事件は未解決のまま、再び惨劇が起こった。事件の容疑者として、住民の疑念から追い詰められていく青年・中村豪士に人気、実力を兼ね備える俳優・綾野 剛。『怒り』『64 -ロクヨン-』でも好演を魅せた綾野が、本作では主演として、孤独を抱えながら生きる青年を熱演する。
消息を絶った少女と事件直前まで一緒だった親友・湯川 紡に、急成長を遂げる若手注目女優・杉咲 花。罪の意識を背負いながら成長し、豪士と出会って互いの不遇に共感しあっていく。Y字路に続く集落で、村八分になり孤立を深め壊れていく男・田中善次郎に、『64 -ロクヨン-』で圧巻の演技力を見せつけた佐藤浩市。次第に正気は失われ、想像を絶する事件へと発展する。そして、愛する孫娘の失踪によって人生を狂わされていく男・藤木五郎に柄本 明、紡に想いを寄せる幼馴染・野上広呂に村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、根岸季衣、石橋静河と、豪華かつ個性溢れる面々が揃い、作品世界を完成させた。
更には、『君の名は。』(16)、『天気の子』(19)など多数の映画音楽を手掛けるRADWIMPSの野田洋次郎作詞・作曲、同作『君の名は。』でヒロインを演じた他、女優のみならず歌手としても注目を集める上白石萌音が歌唱する主題歌が、物語を感動的に彩る。
Y字路から起こった二つの事件、そして容疑者の青年、傷ついた少女、追い込まれる男……三人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。彼らが下した決断とは─。
“楽園”を求める私たちに、突き付けられる驚愕の真実とは─。
ストーリー
青田が広がるとある地方都市―。
屋台や骨董市で賑わう夏祭りの日、一人の青年・中村豪士(綾野 剛)が慌てふためきながら助けを求めてきた。偽ブランド品を売る母親が男に恫喝されていたのだ。
仲裁をした藤木五郎(柄本 明)は、友人もおらずに母の手伝いをする豪士に同情し、職を紹介する約束を交わすが、青田から山間部へと別れるY字路で五郎の孫娘・愛華が忽然と姿を消し、その約束は果たされることは無かった。必死の捜索空しく、愛華の行方は知れぬまま。
愛華の親友で、Y字路で別れる直前まで一緒にいた紡(杉咲 花)は罪悪感を抱えながら成長する。12年後―、ある夜、紡は後方から迫る車に動揺して転倒、慌てて運転席から飛び出してきた豪士に助けられた。豪士は、笛が破損したお詫びにと、新しい笛を弁償する。彼の優しさに触れた紡は心を開き、二人は互いの不遇に共感しあっていくが、心を乱すものもいた。
一人は紡に想いを寄せる幼馴染の野上広呂(村上虹郎)、もう一人は愛華の祖父・五郎だった。そして夏祭りの日、再び事件が起きる。12年前と同じようにY字路で少女が消息を絶ったのだ。住民の疑念は一気に豪士に浴びせられ、追い詰められた豪士は街へと逃れるが……。
その惨事を目撃していた田中善次郎(佐藤浩市)は、Y字路に続く集落で、亡き妻を想いながら、愛犬レオと穏やかに暮らしていた。しかし、養蜂での村おこしの計画がこじれ、村人から拒絶され孤立を深めていく。次第に正気は失われ、想像もつかなかった事件が起こる。
Y字路から起こった二つの事件、容疑者の青年、傷ついた少女、追い込まれる男…三人の運命の結末は―。
前半とっ散らかっているなぁと思いながら観ていましたが、2つの話をマッシュアップしていたんですね。鑑賞後に知りましたが吉田修一原作書にある「青田 Y 字路」「万屋善次郎」各事件が素地にあるそう。「青田 Y 字路」のベースは「栃木小1女児殺害事件」と思われます。
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栃木小1女児殺害事件 - Wikipedia
栃木小1女児殺害事件(とちぎ しょう1じょじさつがいじけん)は2005年12月に栃木県今市市(現:日光市)に住む小学1年生の女児が行方不明となり、茨城県常陸大宮市の山林で刺殺体となって発見された事件。 栃木県警、 茨城県警による正式な呼称は栃木・茨城にまたがる女子児童殺人・死体遺棄事件。メディアでの呼称は今市事件。
捜索状況
2005年12月1日
栃木県今市市(現:日光市)の大沢小学校に通う小学1年生の女児が、下校途中に行方不明となった。女児は午後2時50分ごろ、自宅から約1キロ離れた今市市土沢の市道を徒歩で下校途中、三叉路で友人と別れた。現場は雑木林の間に一般住宅が点在し、人通りの少ない場所だった。家族が駐在所に捜索願を提出した。捜索が開始されたが、発見にいたらなかった。三叉路から120メートル行った砂利道に曲がる前の場所で女児の痕跡が消え、警察犬が反応を示さなくなったため、この辺りで連れ去られたものと考える。
12月2日
栃木県警が公開捜査を開始。午後2時ごろ、自宅から60km離れた茨城県常陸大宮市の山林で野鳥ウォッチングをしていた老人3人が女児の遺体を発見。遺棄現場周辺は人通りが少なく、人目につかない場所であった。
被告人
被告人Kは1982年に中華民国で生まれた。偽ブランド品販売でともに逮捕・起訴された台湾出身の母親と今市市に暮らし、骨董市出店の手伝いなどをしていた。児童ポルノや猟奇趣味の画像データなどが自宅のパソコンから多数見つかったと報じられたほか、ナイフを多数所持していた。子供のころは日本語に不自由し、友達も少なく、中学卒業後は引きこもりがちだったという。Kは2009年5月に中華民国から日本に帰化している
「万屋善次郎」元ネタは「山口連続殺人放火事件」
山口連続殺人放火事件 - Wikipedia
山口連続殺人放火事件(やまぐち れんぞくさつじんほうかじけん)は、2013年(平成25年)7月21日に山口県周南市大字金峰(旧:都濃郡鹿野町)の集落にて発生した連続殺人・放火事件。集落の住人だった加害者(事件当時63歳)が自宅近隣に住む高齢者5人を殺害して被害者宅に放火した殺人・非現住建造物等放火事件である。
加害者の周囲からの証言
介護による帰郷
郷地区出身であるHは、農林業を営む両親の次男として産まれ、中学卒業後上京し土建業に従事、30代のころからタイル職人として神奈川県川崎市で暮らしていたが、「自分の生まれたところで死にたい」と1994年に44歳で帰郷し、実家で両親の介護にあたった。川崎在住時は左官として働いており、帰郷した際には左官の技術を生かして自宅を建築し、地元のテレビ番組や新聞にも取り上げられるなどし、近隣の家の修繕などもしていたが、本人の難しい性格も災いして、両親と死別した後、地区住民とのトラブルが相次ぐようになった。
地区住民との対立
40代の頃、Hは地区の「村おこし」を提案したが、地区住民はそれに反対し、あつれきを深めた。回覧板を受け取ることもなく、自治会活動にもほとんど参加していなかった。また自宅にマネキン人形や実際は作動しない監視カメラを設置したこともあった。またHは2011年1月ごろ、「集落の中で孤立している」「近所の人に悪口を言われ、困っている」として、周南署に相談していたことがわかった。近隣住民はHがそこまで追い詰められているとは思っていなかったという。精神安定剤の服用を始め、薬を飲んでいるから人を殺しても罪にならないなどの発言もしていたという。
で、なんで冒頭記した「悪い意味で予想通り」と感じたか?についてですが、相変わらず進歩がない瀬々監督節、曲者・悪役でこそ華が咲く綾野剛が演じた弱虫役の違和感、何をやっても悪い意味で佐藤浩市な佐藤浩市の朝から晩までワンパターン演技が非常に鼻につきました。瀬々監督の手癖については鑑賞前に織り込み済ですし、綾野剛の善人役はチャレンジとして評価すべきですが佐藤浩市、お前は駄目だ。村八分で追い込まれ頭クルクルパーになる心理描写のアヤが何も伝わらない。演技の引き出しがない。やっていることがちんけな民放2時間ドラマのなんとか温泉殺人事件と大差ない。これだったら国会前でアベ政治を許さないと太鼓叩いていた方が理にかなっているというか、映画館で「ジョーカー」でも観て最初から演技の勉強やり直した方がいいよ。
ということで佐藤浩市は論外なので、綾野剛エピソードだけで90分程度で纏めたほうがよかったのでは?
満足度(5点満点)
☆☆☆
コメント
チャールトン・屁ストン氏談
便してハーする佐藤ウン浩市の演技に脱糞だ。
便ハーのリメイクは彼に任せたい!
便してハーする佐藤ウン浩市の演技に脱糞だ。
便ハーのリメイクは彼に任せたい!
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2019年11月12日 12:13
これですか。
報道によると、勝又拓哉容疑者の家族は、早くから勝又容疑者が怪しいとみていたという。勝又容疑者の元義父(63)は、事件発生翌月の2006年1月には、その様子を不審だと感じた。
(中略)
母親に勝又容疑者が怪しいと明かすと、この母親は「黙ってろ」と怒ったともいう。
報道によると、勝又拓哉容疑者の家族は、早くから勝又容疑者が怪しいとみていたという。勝又容疑者の元義父(63)は、事件発生翌月の2006年1月には、その様子を不審だと感じた。
(中略)
母親に勝又容疑者が怪しいと明かすと、この母親は「黙ってろ」と怒ったともいう。
Posted by worldwalker's weblog(・∀・)! at 2019年11月12日 14:58