2019年04月22日
【映画評】劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜

ストーリー
昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。2年生の黄前久美子は3年生の加部友恵と、4月から新しく入った1年生の指導にあたることになる。
全国大会出場校ともあって、多くの1年生が入部するなか、低音パートへやって来たのは4名。一見すると何の問題もなさそうな久石奏。周囲と馴染もうとしない鈴木美玲。そんな美玲と仲良くしたい鈴木さつき。自身のことを語ろうとしない月永求。サンライズフェスティバル、オーディション、そしてコンクール。「全国大会金賞」を目標に掲げる吹奏楽部だけど、問題が次々と勃発して……!?
北宇治高校吹奏楽部、波乱の日々がスタート!
初日鑑賞。客席満員。
毎話、前売り券特典のキービジュアル劇場用ポスター配布していたのに今回無いのが非常に残念。久美子と秀一の拳こつんが特典になると思っていたのですが、なんか変な企画で。

内容ですが、毎回原作先に読んだ状態で答え合わせしているパターンを脱せず今回もそんな感じの姿勢で臨みまして、どう考えても13話尺に及ぶ原作本を4話圧縮(90分相当)は無理くり過ぎ。いきなり総集編的な。ネタバレになるので原作/劇場版比較は避けますが、エピソード丸々カットは仕方ないとしても主要登場人物の整理はキャラクターを殺す行為に匹敵するので観ていてあまり愉快ではなく、先行する原作本も後発のアニメ版に拘泥しているので、それで軌道修正が入るようでは本末転倒のような。
ネガティブな意見はこの程度に抑えまして、よかった点は原作から乖離させていた筈のラブコメ要素の導入と、雨宮天さんの演技ですね。奏の屈折した性格は悠木碧が適任かと思っていましたが雨宮さんで全然問題なし。演奏シーンも満点。とはいえ冒頭記した種崎さんと東山さんがねぇ。これで卒業なのに。
ロケ地もだいたい分かりました。プレゼント交換していた橋は宇治川沿いの大きなホテルの手前、カップルでブランコ乗っていた公園は大吉山登山口のちょっと先だよね。
今後の希望ですが、3年生編は映画化は止めて最低1クール、可能であれば2クールでテレビアニメ化して欲しいですし、2年生編は劇場版の使い回しで構わないので1クール欲しいよね。京アニのフラッグシップモデルを標榜するなら(ヴァイオレットちゃん同様)ネットフィリックスの資金敵支援を仰いでやってくれたらいいのに。ファンはいつまででも待ちますよ。泣いても笑っても最後なんだし。例によってお祭りフェスティバル会場で発表するんだろうけど。
そうそう。二人で行ったけど特典コースターは麗奈と久美子、葉月とサファイアちゃんでした。
満足度(5点満点)
☆☆☆☆
コメント
コンクール会場の、ステージと人間の比率がおかしかったです。ドラマの「仰げば尊し」もでしたが、コンクールに出場するのであれば、吹連バッジは必須かと。脇が甘いですね。
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2019年04月26日 21:19