2018年12月04日

【映画評】へレディタリー/継承

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昨日はコレ。
【映画評】イット・カムズ・アット・ナイト

A24作品3連発映画評シリーズ第二弾。
禍々しいキャッチコピーが並んでいますが、ホラー映画だと思い込み鑑賞すると肩透かし食らうパターン。

映画『へレディタリー/継承』公式サイト

イントロダクション
受け継いだら死ぬ 祖母が遺した“何か”とは?
緻密に張り巡らされた恐怖の罠。“フィナーレ”まで瞬きさえ許されない。
今年のサンダンス映画祭で「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受け全米を震撼させたホラー映画がついに日本公開。
亡くなった祖母・エレンから忌まわしい“何か”を受け継いでしまった家族を、死よりも残酷な運命と、想像を絶する恐怖が襲う。彼女たちが祖母から受け継いだものは一体・・・?

監督・脚本を務めたのは、本作が長編映画監督デビュー作となるアリ・アスター。スクリーンをよぎる光、真夜中に見る夢、家の壁に描かれた文字・・・天才的な発想と演出で、すべてのシーンがラストへの恐怖の伏線となる計算し尽された脚本と異常なまでの完成度は、ホラー映画の新たな到達点となった。

主演は『シックス・センス』のトニ・コレット。鬼気迫る怪演で来年のオスカー主演女優賞のノミネートが確実視されている。製作は昨年アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』を生み、『レディ・バード』など次々に話題作を発表している最注目の映画スタジオ A24。

ストーリー
この家族の物語は、あなたの永遠のトラウマになる。
グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、そして人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に家族を亡くした哀しみを乗り越えようとする。自分たちがエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかぬまま・・・。

やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発。不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がする・・・。祖母に溺愛されていたチャーリーは、彼女が遺した“何か”を感じているのか、不気味な表情で虚空を見つめ、次第に異常な行動を取り始める。まるで狂ったかのように・・・。

そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。そして想像を絶する恐怖が一家を襲う。“受け継いだら死ぬ” 祖母が家族に遺したものは一体何なのか?




久し振りにオーソドックスなホラー作品鑑賞。「怖い」「怖い」という触れ込みでしたが全然怖くないし、そういう系統を愛でる作品ではないような気もするのですが、個人的に多感な頃、ホラー映画の金字塔と称される数々の作品から洗礼を浴びたので感覚が麻痺しているのかも。
端的に申し上げるとトニ・コレットの顔芸に失笑を禁じ得ずといった感じ。
迷惑家族に振り回されるピーター君はムロツヨシに見えて仕方なかったです。
敢えてオカルト色を消し、描写をもう少し抑制し、バイオサイエンスとかカルト宗教モノに軸足置いたら個人的にすっきりしたかも。この手のモダンホラー作品は「ローズマリーの赤ちゃん」がベンチマークだからハードルが高すぎる。想像するほうが怖いし、画面で見せすぎるとつい笑ってしまうという絶妙の匙加減。

とはいえチャーリーの首のショットはよかったよ。セブンみたい。



満足度(5点満点)
☆☆☆




Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 
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コメント
期待してたけど
なんだ、そんな感じなのか
amazon primeのレンタルまで待とうっと
Posted by 名無しのぱよぱよちーん at 2018年12月08日 19:21
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