2016年11月17日

【映画評】PK

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PK BOLLYWOOD DVDS
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GANTZの田中星人に似た宇宙人主役による宗教風刺コメディ。インド映画です。

映画『PK』公式サイト

イントロダクション
 2013年、日本中に笑いと涙と拍手喝采を巻き起こしたインド映画があった──。その名は、『きっと、うまくいく』。底抜けに爽快な青春映画でありながらも、謎解きのような緻密なストーリー、さらに社会問題にまで鋭くメスを入れた、その驚くべき映画が与えた衝撃は、映画ファンのみならず、各界の著名人にまで飛び火し、それは社会現象となった──。

 その監督・主演タッグが、今度は世界中の度肝を抜く映画を誕生させた。その映画の名は『PK』。本国インドでは、既に『きっと、うまくいく』を超える興行収入50億円以上を叩き出し、歴代興行収入No.1記録を樹立。さらにインド映画としては初めて全世界興行収入が100億円を突破。米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では93%(2016.8.17時点)の支持率を得るなど、既に世界中のメディアを唸らせている。

 主人公"PK"に扮したのは『きっと、うまくいく』『チェイス!』のアーミル・カーン。『きっと、うまくいく』では40代で大学生を見事に演じ切ったトップスターが、今度は「今までで最も難しい役」と語る"無邪気すぎる変人"を愛嬌たっぷりに妙演。劇中では一切まばたきをしないという荒業で、"PK"のぶっ飛んだキャラを表現している。また長いキャリアで初めてヌードシーンに挑戦、鍛え抜かれた肉体を披露したことでも話題を呼んでいる。

 ヒロインのジャグー役にはシャー・ルク・カーン主演の『命ある限り』で溌剌とした現代っ子を演じたアヌシュカ・シャルマ。気丈で可憐でキュートでセクシーと四拍子そろった彼女の天井知らずのヒロイン力には、老若男女を問わず誰もが魅了されるに違いない。

 一本の映画にいくつものジャンルを惜しげもなく注ぎ込むサービス精神はインド映画の魅力のひとつだが、『PK』もまた一種のSFコメディであり、胸を焦がす切ないラブストーリーであり、差別や偏見といった問題に果敢に斬り込むヒューマンドラマでもあるという贅沢仕上げ。しかもすべてのジャンルにおいて一流の冴えを感じさせてくれるクオリティの高さに驚かされる。

 作品の根底に流れているのは、ラージクマール・ヒラニ監督が『きっと、うまくいく』に引き続いて探求する「常識にとらわれず、わが道をいけ!」という熱いメッセージ。国境も文化の壁も超えたストーリーを、歓喜の涙がこぼれ落ちる圧巻のクライマックスが最高潮にまで盛り上げる。世界最強の映画大国インドが放ったワールドワイドな感動をとくと堪能してほしい!

ストーリー
 留学先で悲しい失恋を経験し、今は母国インドでテレビレポーターをするジャグーは、ある日地下鉄で黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りをつけてチラシを配る奇妙な男を見かける。チラシには「神さまが行方不明」の文字。ネタになると踏んだジャグーは、"PK" と呼ばれるその男を取材することに。「この男はいったい何者?なぜ神様を捜しているの?」しかし、彼女がPKから聞いた話は、にわかには信じられないものだった──。驚くほど世間の常識が一切通用しないPKの純粋な問いかけは、やがて大きな論争を巻き起こし始める──。

アミール・カーン インタビュー
PKが最も伝えたいメッセージとは

 本作が伝えようとしているのは、信じることの大切さです。しかし、盲目的に信じることは、ときに間違った方向へ行ってしまいます。偽宗教が私達にもたらす悪影響を無視して利益のために宗教を利用しようとする人達がいたら、多くの人々が信仰していたとしても、気を付けなくてはなりません。あなたの信仰心や宗教そのものを悪用する人達もいるということです。ですから、本作のメッセージとしては、そうした悪い人々には注意を払い、自分の心の声を信じなさい、ということなのです。

日本の皆さんにメッセージをお願いします

 日本の観客の皆さんには、前作『きっと、うまくいく』に愛情を下さったことを心より感謝したいです。『きっと、うまくいく』がとても人気があり、愛されていたと聞いて僕は本当に嬉しかったですし、歓喜しました。『PK』もまた、たくさんの愛情を込めて制作した映画で、ユーモアたっぷりながらも、本当に大切なことを描いている作品ですので、日本の皆さんが『PK』にまたどのような反応をしてくださるのかをとても楽しみにしています。本当に、待ちきれません。愛を込めて。




面白かったけど長いよ(上映時間153分)。インド映画って押し並べて長くない?
テーマとしてユニークな掴みではありますが、宇宙人と架空の宗教団体で戦わせる構図は「空気プロレス」でして、無理は承知で申し上げるともう少し具体的に踏み込んで頂ければ更に面白かったはず。とはいえ、映画観ながら全韓が泣いた「朴槿恵と怪僧ラスプーチン」スキャンダル思い出して一人でくすくす笑いしていましたが。

主演女優のアヌーシュカ・シャルマさん(28)ですがインド人には見えません。

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実にお美しい。

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民族色を出すとこんな感じなのか。

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フランス映画なら無駄にセックスシーンがあるのに、インド映画は歌って踊るだけなので残念。
こちらに可愛らしい写真が大量にありました。
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満足度(5点満点)
☆☆☆

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(0)映画 | インド
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