2016年06月15日

元ソニー常務「社内の最先端技術や正確に未来を予測できる人材がいたのに信用せず、耳障りのいい三流外部コンサルを盲信、うつ病社員を増殖させ会社傾けたのが出井伸之」

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マネジメント革命 「燃える集団」をつくる日本式「徳」の経営 (講談社+α文庫)
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一方的な話ですが、野次馬根性的に面白いです。

【企業】ソニー元幹部が激白「出井さんは三流コンサルの話ばかり聞いておかしな方向に導いてしまった」「急速な改革でうつ病社員が急増」 [無断転載禁止]c2ch.net

1: 海江田三郎 ★ 2016/06/15(水) 14:48:00.23 ID:CAP_USER

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/16/031800001/061300012/
連載4人目は、子犬型ロボットのAIBOや二足歩行型ロボットのQRIOなどの開発を手掛けた土井利忠氏。
AIBOやQRIOの開発が始まった経緯からロボット事業撤退の舞台裏、ソニーが知らず知らずのうちに陥っていた病理の分析などを、5日連続で語る。今回はその3回目。

1回目、2回目とお話を聞いていると、随分と出井(伸之、ソニーの会長兼CEOなど経営トップを歴任)さんとの確執は根深そうです。

土井氏(以下、土井):自分の書籍に『マネジメント革命』という本があって、その中でダメな上司の典型例をいくつかパターン化して紹介しているんだ。その一つに、「改革かぶれマネジメント」というのがある。初めて打ち明けるけど、これは出井さんをモデルにして書いたんだ。「改革のヒーローになりたい」という願望からこういう行動をしてしまう。何もかも新しくしなければいけないというプレッシャーから、従来のソニーの良い部分まで全部破壊してしまったんだ。厄介なのは、自分に確固たる信念や価値観があって新しいやり方を導入するのではなく、「ヒーローになりたい」という自己顕示欲が動機なものだから、当然、掛け声倒れでうまくいかない。

(中略)
外部の人間が考えた「デジタル・ドリーム・キッズ」
出井さんがソニーの経営トップだった時代に、彼に進言できるような立場の人は、本当に誰もいなかったのでしょうか。

土井:その頃にソニーの経営に近いところにいたからこそ言える、偽らざる事実を述べるよ。さっき説明した通り、出井さんは改革のヒーローになりたくて自分の言った通りにしたかった。だから自分の周りをイエスマンの事務方と、あまり骨のない三流エンジニアで固めるようになったんだ。これが最終的に、ソニーショックに突っ走る契機になったと僕は考えている。上司の言うことばかりを聞くエンジニアなんて三流だからね。昔のソニーは、上司の言うことを聞かなかったり、上司に隠れてやりたいことをやったりするような奇人変人や、確固たる信念を持って自分が正しいと考えるモノを開発するような侍のようなエンジニアがたくさんいたんだ。 でも三流エンジニアや官僚のような事務方が出井さんの周りを固め始めると、新しいものを生み出す一流エンジニアは日の目を見なくなる。そういう状況がそこかしこで見られるようになったんだ。

一方、出井さんが特に重視したのは外部のコンサルティング会社だった。毎年のようにものすごい金額のコンサル料を払っていた。「デジタル・ドリーム・キッズ」といったスローガンもコンサルや外部の人が考えていたものだからさ。出井さんが支払っていたコンサル料は、当初は年600万円くらいだったのだけれど、CEOを退く2005年頃にはその5倍の年3000万円くらいになっていた。なぜこんなことを知っているかというと、最初は、出井さんのブレーン集団が僕の下にいて、僕がこれらのコンサル料を決済していたからだよ。最後は社内の圧力が強くなって、コンサル料を落とせなくなって、私が役員を務める子会社で落としたくらいだから。その会社の役員会で、出井さんのコンサル料の決済が上がってきてびっくりしたよ。自分が役員を務めていた会社とは、まるで関係のない出金だったからね。出井体制の最後の頃は、よりどころとしていたコンサルの料金をどこで決済するのか、出井さんも本当に困っていたようだったね。

「ネット戦略」のネタ元はジョージ・ギルダー
土井:最初の頃は僕もコンサルの出すレポートに全部目を通していた。でも、どれもひどいものばかりでね。ソニーの研究所の 人間からすれば知っているようなことばかりで、コンサルが流行言葉を取り入れて、もっともらしく未来予測をしているわけ。ソニーの社内に最先端技術があって、未来を正確に予測できる人材がいたのに、それを信用せずに、外部のコンサルの耳障りのいい話ばかりを集めた三流レポートを信じてしまったのが出井さんだよ。

出井さんが好きだった「ネット時代が到来する」という話も、ジョージ・ギルダー(米国の経済学者、ブロードバンドやネットワーク時代の到来を主張し、ビル・クリントン元大統領やアル・ゴア元副大統領時代の「情報スーパーハイウェイ構想」に影響を与えた情報通信産業研究の第一人者でもあった)の話が中心で、当時すごく人気があった学者の受け売りだった。



2: 海江田三郎 ★ 2016/06/15(水) 14:48:06.77 ID:CAP_USER

 「ネットの時代が来る」と社内外で繰り返し主張していた出井さんは、ギルダーが言っていることをそのまま書いている三流コンサルのレポートを見ていたんだな。私や周りのエンジニアは、ギルダーの話や著作は、英語の原文で読んでいてもう知っている話。 しかもコンサルが要約したものを読んでいるわけではなく、原文を読んでいるので、本質までつかめている。そんな状況なのにソニーの社内会議では、出井さんが外部コンサルのレポートで読んだギルダーの話を自慢げにするわけ。

「お前ら、世の中はこうやってネット社会になっていくんだぞ。知らなかっただろう」とね。優秀なエンジニアは「そんな話は常識で、もう知っているよ」みたいな感じで興ざめだったよね。 周辺をイエスマンで固めているから、出井さんに「そんな話は優秀なエンジニアならば周知の話です」と指摘する人もいないし、 掛け声だけでは具体的なビジネスは生まれないと進言する人もいなかった。軌道修正を促す人もいないから、出井さんはそれがソニーを改革するための、唯一かつ正しい道だと勘違いしてしまったんだろうね。

 その頃から段々、ソニーの社内がおかしくなっていってね。世の中でギルダーの話が流行らなくなっても、 出井さんのネット熱は下がらなかった。事業本部をネットワークカンパニーと呼んでモノ作りから脱皮しようとした。ある意味ではモノ作りを破壊したんだな。出井さんは世の中受けするパフォーマンスが好きだったので、ネット対応の話を株価対策的にやっていた面もあるかもしれないだけど、あの社内会議でのはしゃぎようを見ていたから改めて思うけど、本当にコンサルのレポートの話を信じていたんだろね。

 だけど不思議なことに、ソニー社内にもネットワークに詳しい人はたくさんいたのに、そういう人の話は一切、聞かなかった。 なのに、自分の周辺を固める三流コンサル、三流エンジニアの心地よい言葉ばかり聞いて、ソニーをおかしな方向に導いてしまった。

――そして2003年4月のソニーショックを迎える、と。
土井:あの頃のソニーの社内がどれだけおかしくなっていたのかを象徴するのは、心理カウンセリングの話かな。ソニーショックは2003年4月。その2年前に、ソニー人事部に所属していた心理カウンセラーが僕のところへ相談に来たんだよ。僕はユング(カール・グスタフ・ユング、スイスの心理学者)の話を本に書いていたからね。その時彼女は、「ソニー社内でうつ病の社員がものすごい勢いで増えていて、大変なことになっている」と言ったわけだ。従来のソニーには全く不慣れな合理主義経営を急速に取り入れたもんだから、2001年頃から急速にうつ病社員が増えたんだ。

 彼女の分析では、社員にうつ病が増えているのは、「出井さんの圧力が強すぎるからではないか」ということだった。震源地はそこなので、うつ病になった社員や、なりそうな社員のカウンセリングを個別にしていても解決にはつながらない。だから出井さんをカウンセリングして、社内の雰囲気を変えられないか、という相談だったんだ。 さすがに、売上高数兆円規模の企業の経営トップを、心理カウンセリングするというのも異常な話だよね。だからユング派の心理学者で、当時の文化庁長官だった河合隼雄さんと出井さんを対談をさせて、その対談を通じて心理カウンセリングできないかという話になったんだ。

 ソニー人事部にいた心理カウンセラーが河合さんの弟子だったから、そういう案が出たわけだ。だけど結局、対談は実現しなかった。最終的には河合さんの講演会という体裁にして、出井さんにもそこに来てもらう形にしたけれど、ほとんど意味はなかったな。その後、そのカウンセラーの尽力で、事業部長など幹部向けの、うつ病対策の心理カウンセリング制度がソニーにできた。
だけど社員にうつ病を生み出す震源と考えられた出井さんの心理カウンセリングは実現せず、根本的な解決にはつながらなかった。

 出井さんから発せられる「俺の言うことを聞け」というプレッシャーが、部下にはものすごかったんだと思う。でも経営トップの言う通りにしても、実際のビジネスがうまくいかないというジレンマが出てきていた。そういう状況で、重い責任を抱える人が次々にうつ病になっていってしまったんだろうね。 出井さんがそういう圧力を部下にかけていた根源には、きっといろいろな劣等感があったんだと推察するよ。

葛藤の中で、いろいろ牛耳ろうと部下にプレッシャーをかけてしまったんだろう。こういう自己顕示欲は、心理学的には劣等感の裏返しなんだよね。自己顕示欲を緩和するようなカウンセリングが出井さんには必要だったんだと思うよ。

(後略)


32: 名刺は切らしておりまして 2016/06/15(水) 15:26:29.78 ID:zXlCIPeG

その昔SONYとAppleは相思相愛だった
あのころ合作が一つでも出てたらなあ


38: 名刺は切らしておりまして 2016/06/15(水) 15:30:14.14 ID:GuxOorbZ

>>32
昔の話だが、アップルのジョブズがSONYにバイオで動くmacを持ってきたそうだ
SONYは検討したが見送って、結局ジョブズは自前でMacbookを作り、バイオは死亡した

ターニングポイントでSONYはことごとく機を失している
iPodに対して、ウォークマンと言うアホをやらかして破滅した


48: 名刺は切らしておりまして 2016/06/15(水) 15:45:29.91 ID:Z+egNKWN

いや>>1の話はよくわかる
コンサルがその話は知ってるよってのを
現実離れして持ってくる
現場ははぁ?って感じ

自己啓発本読んでコンサルタント自称してる連中が
現場を知ったかぶりして
混乱に陥る。

コンサルタント有効なのは
ベンチャーや従業員10人までの
中小企業まで


57: 名刺は切らしておりまして 2016/06/15(水) 15:55:52.18 ID:GQ8USa/f

コンサルってマジでロクな会社がないけど社長に直言出来るし金払ったアドバイスだから変な内容でも実行しちゃうのがヤバイ


62: 名刺は切らしておりまして 2016/06/15(水) 16:01:09.22 ID:wKSEObpp

>>57
これ。
前いた会社も外部コルサル(笑)に引っ掻き回された挙げ句、何も残らなかった。
大量離職の後、コンサル業に鞍替えしたらしい(笑)


59: 名刺は切らしておりまして 2016/06/15(水) 15:58:00.68 ID:rQJDpC2z

この土井ちゅう人も、おもいっくそオカルトに嵌って明後日の方向に行ってる人だからなぁwww
どっちもどっちだわ


引用先: http://potato.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1465969680/


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コメント
なるほど俺屍の続編で信者を轢き殺しまくったのはそんな真実があったのかー‥誰が納得するんだよおい。
出井シャッチョの後も惨状じゃねーか。
Posted by 五月雨祭 at 2016年06月15日 18:35
アイボは買わなかったけど面白い商品開発したなあ、とは思っていましたが。
しかしテレビで開発秘話みたいな枠組でペラペラしゃべりまくり、言うに事かいて若い開発者達に京都のお寺でのんびりさせたというようなくだらない取り組み秘話まで披露し、これとは別に知り合いのSo○yの人はワインの話や政治の話や文化の話を高い所から話す人が結構いて、一体全体、So○y大丈夫か?と思ったもんですけど、、、
Posted by 名無し at 2016年06月15日 20:32
もともとは盛田社長息子からみ(というか確かミセス盛田お気に入り?)の出井さんを序列何人かでごぼう抜きで社長にしてしまったという当時の体質がもう今のソニーを暗示していたのかも。「技術のソニー」と日本はもとより海外での評価が高いともてはやされておごり高ぶってた空気が少なからず社内にあったと今思います。
「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」
なんでしょうねえ。
出井さんはソニー凋落の張本人みたいないい方されてますがどうなんでしょうね。遅いか早いかだけの違いだったのかそれとも他の人だったら今みたいな事態にはならなかったのか。

Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月15日 21:08

大塚グループ、
おおまえ、アメリカ帰りのね〜ちゃん会計士

大塚神楽、
あ、現在進行形だった…

結局、乗っ取られるのかな
それとも、潰されるのかな
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月15日 21:52
>社内の最先端技術や正確に未来を予測できる人材がいたのに
>信用せず、耳障りのいい三流外部コンサルを盲信、うつ病
>社員を増殖させ会社傾けたのが出井伸之

なんや大日本帝国大本営と一緒やないですかw
そんな奴に大きな権力もたせたて誰もストッパーに
ならなかったんだから周囲も全員同罪っすよw
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月15日 22:07
いやいや、ソニー技術者出してアップルのパワーブックのエントリー機種出したじゃん。
違った?
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月15日 22:23
口先だけの媚び売りサイコパスを排除できる人材は基本的にどこでも少数なんだとつくづく思う
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月15日 22:44
iPodと、ウォークマン比較するのはインチキだろ。少なくとも、日本の携帯型音楽(もしくは動画)再生機メーカは、作詞、作曲家の著作権を保護し、育てることも含めて、コンテンツビジネスを用意し、不正コピーが出来ない仕組み作りをした。が、サムソンやアップルは、不正コピー上等でタダ乗り。「ネットでダウンロードしたら、タダだ」なんて思ったら誰がCD買うよ。アーティストのコンサートなんて、ファンに感謝したり、次のファンを開拓する物で、利益より、出費の方が大抵上回る。これをCDやDVDの売り上げで利益にしていくのに、肝心のCD等が売れなかったら、コンサートも開けないし逆スパイラル入りだ。そのもがく中で、銀行(保険)業に逃げた気持ちは分からないでもない。「アーティスト殺すにゃ刃物は要らぬ、不正コピーすれば良い」アップルには、呪いしか無い。モノクロMacは好きだった。
Posted by 名無しさんはデマに苦しんでいます at 2016年06月16日 04:07
本当に「どっちもどっち」ですわ。

じゃあこの人の言う通りやってたら、
収益の出ない上に脳波云々とかの製品塗れに…
プラズマクラスター!とかいってて、
会社がどっかいっちゃったあそこのように。
Posted by んんー at 2016年06月16日 09:22
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