2014年02月05日
【映画評】ザ・イースト

アナザー プラネット [Blu-ray]
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若き天才、ブリット・マーリング待望の本邦初劇場公開作。
2013年過小評価映画グランプリNo1にも輝きました。
2013年過大評価映画トップ6、過小評価映画トップ7をLAタイムズが発表
しかし、「ザイースト」で検索しても公式サイトが見つからない悲しさ。(ナカグロ入れたら見つかる)
製作には故スコット兄弟が噛んでいたそうです。
脇を固めるのは良作だった「メイジーの瞳」ステップファザー、インセプションのお姉ちゃん。
監督さんはこれが監督二作目で、一作目がブリット・マーリングの本邦オクラ入り映画「Sound of My Voice」だそうです。監督さんホモらしいので、恋人ではなくビジネスパートナーみたいですね。
※Sound of My Voice、変態カルト教団映画でめちゃ面白いそうです。せめてDVD発売してよ。(Sound of My Voice (2011) - IMDb)
ストーリーは「環境テロ組織に潜伏捜査する元FBI女性調査官」という流れですが、「アメリカン・ハッスル」的じゃなく、「マーサ、あるいはマーシー・メイ」系。
奇作「アナザー・プラネット」同様、ブリット・マーリングが主演・脚本・製作の八面六臂大活躍です。
アナザー・プラネットのローバジェットと比べれば、それなりに豪華っぽくなっていますが、それでもかなりの低予算が窺われる仕上がり。映画のクオリティはかなり荒削り且つ尻切れっぽいですが、相変わらず内臓掘り下げ型なので細かいことは気にすんな風ですね。
サンダンス臭が強烈です。好き嫌いが分かれそうですが、ラース・フォン・トリアーっぽい彼女独特の歪んだ世界観は免疫済みなのでまったく問題なし。むしろよかった。
人に任せるより自分で監督した方がいいような気がしますが、どれも興行受けする作品ではないし、安定したスポンサー探しが喫緊の課題でしょうね。
ブリット嬢の新作は先月(2014年1月)全米公開された「I Origins」、こちらの作品は製作には携わらず主演女優として参加だそうですがimdbで8点超え。日本公開乞期待。
満足度(5点満点)
☆☆☆
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コメント
アレキサンダーなんとかが薄っぺらに感じました。
体つきは重厚でしたが。
キャスティングに助けられている映画だと思いますが、肝心のテロカルトの人選はもう少しどうにかならなかったのかな。
体つきは重厚でしたが。
キャスティングに助けられている映画だと思いますが、肝心のテロカルトの人選はもう少しどうにかならなかったのかな。
Posted by 名無しのクネクネ at 2014年02月05日 20:29
味なキャラだったオカマも結局使い殺しで、エレン・ペイジ以外の女性テロ陣は空気でしたね。ドクターのびっこやプルプル演出も不要だったような。
Posted by bob at 2014年02月05日 20:41