2014年01月19日

【映画評】少女は自転車に乗って

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サウジアラビアでマッシャアラー! 嫁いでみたアラブの国の不思議体験
サウジアラビアでマッシャアラー! 嫁いでみたアラブの国の不思議体験

前評判に釣られて見に行きましたが、 「ハンナ・アーレント」と同じで何がいいのかさっぱり分からん。

【公式サイト】『少女は自転車にのって』


イントロダクション

映画館の設置が法律で禁じられている国サウジアラビアから、奇跡の傑作が誕生した!ヴェネチア国際映画祭インターフィルム賞、ロッテルダム国際映画祭批評家連盟賞などを受賞、世界中の拍手に包まれた本作は、2014年アカデミー賞外国語映画賞サウジアラビア代表にも選出された。
10歳のおてんば少女ワジダは男の子の友達アブダラと自転車競走がしたいのに、お母さんは男の子と遊ぶことも、自転車を買うことにもいい顔をしない。ワジダの住む世界には、女の子がしてはいけないことが沢山あるのだ。ある日、綺麗な緑色の自転車を見て、どうしても欲しくなったワジダは、自分でお金を貯めていつか手に入れることを誓う。

手作りのミサンガを学校でこっそり売ったり、上級生の密会の橋渡しのアルバイトをしたり・・・それでも自転車代の800リヤルには程遠い。そんな時、学校でコーランの暗誦コンテストが行わることになった。優勝賞金は1000リヤル!大の苦手のコーランだったが、ワジダは迷わず立候補、必死にコーランを覚えて練習を重ねるのだが・・・。

女性のひとり歩きや車の運転を禁じる国。映画は、この国で少女が直面する、女性として生きることの厳しさを直視しつつ、それでも前向きに生きる少女ワジダの日常をストレートに映し出す。従来の慣習に従いながらもワジダに未来への希望を託す母親、自分の道を見つけ出そうとするワジダの勇気・・・この母と娘の絆には、だれもが共感し胸を熱くするだろう。希望に満ちたラストシーンに観る者は爽やかな感動に包まれるとともに、世界中の子どもたちの未来が明るいものになるよう祈らずにはいられない。




イスラム戒律での女性蔑視、所作、一夫多妻制を間接的に否定したフェミニスト映画であることは分かりますが、全般的に幼稚。
ムスリム映画はこの映画が初体験!の人が感動なら分かりますが、同じようなテーマを描いた中東諸国の秀作映画は星の数ほどあり、日本でも色々鑑賞出来る訳ですので、だから何なの?ってのが実感。
秀作多いが故、本邦公開の中東映画に対する期待値が高くなっている分、なんかがっかり。

満足度(5点満点)
☆☆

最近観たイスラム戒律に縛られた少女を主人公にした映画なら、昨年観たトルコ映画の「沈黙の夜」とかピリピリしていたけど。場内固唾を呑むみたいな。

nightofsilenceposter




本作を揶揄するつもりではありませんがトルコ映画然り、イラク映画、イラン映画(別離とか凄かった)、アフガン映画、レベルが全然違う。どれも荒削りですが凄い。

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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(1)映画 | 中東
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コメント
ユダヤ人虐殺
ムスリム女性
反キリスト
こういうテーマに、思考停止するのが欧米人。
ステレオタイプの対応・批評以外許されない、というか。
アホですなー。

で、そこを上手く突こうとしてるのがロシア。
今度の五輪の浅田迎撃用の子供、
プログラムが「シンドラーのリスト」でして。
ユダヤ問題(高得点保証済)=ナチ=同盟国日本、
という流れでがっつり点を取る気。
Posted by んんー at 2014年01月19日 23:41
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