2013年10月25日

日本版ハフィントン・ポスト「松本人志名誉監督」致命的欠陥を指摘

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文章力の決め手
文章力の決め手

本人も反省しているから、もう許してやれよ。(´・ω・`)

いわゆる「テレビタレント」と呼ばれる人々は、知識を軽視しがちだ。問題を効率的に解決する方法や、アイディアの出し方......マニュアル化された「頭の使い方」をマスターすることに夢中で、知識の蓄積を後回しにしがちなようである。頭の使い方さえ身につけていれば、知識は必要になったときにキャッチアップすればいい、キャッチアップできると信じて疑わない。テレビの世界で求められる知識とは、つまり、その程度の浅いもので充分なのかもしれない。


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元ネタはこちら。
文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい | Rootport

たとえば藤子・F・不二雄は、次のような言葉を残しているという

多くの『人並に人生を送った漫画家達』は「でも、折角あるんだし勿体無い・・・」とそれらの食材で賄おうします。思い出を引っ張り出して出来上がった料理は大抵がありふれた学校生活を舞台にした料理です。

しかし、退屈で鬱積した人生を送ってきた漫画家は違う。

人生経験自体が希薄で記憶を掘り出してもネタが無い。思い出の冷蔵庫に何も入ってない。必然的に他所から食材を仕入れてくる羽目になる。漫画制作でいうなら「資料収集/取材」ですね。全てはそこから始まる。

(中略)

いわゆる「ビジネスパーソン」と呼ばれる人々は、知識を軽視しがちだ。問題を効率的に解決する方法や、アイディアの出し方......マニュアル化された「頭の使い方」をマスターすることに夢中で、知識の蓄積を後回しにしがちなようである。頭の使い方さえ身につけていれば、知識は必要になったときにキャッチアップすればいい、キャッチアップできると信じて疑わない。ビジネスの世界で求められる知識とは、つまり、その程度の浅いもので充分なのかもしれない。

ところが、文章を書くとなれば話は別だ。

人は頭で理解しただけでは行動を変えない。人が行動を変えるのは、心が動いたときだけだ。読んだ人を行動させることができなくて、なにが文章屋だ。誰かの人生を変えることができない文章に価値はない。

人を引きつける文章、誰かの心に響く文章。そういう文章を書くためには、たくさんのひきだしから多彩な知識を取り出さなければいけない。そして、そういう知識は短期間では身につかないのだ。

「安全地帯」はデビュー前は童謡しか聞かなかった。という余りに臭い伝説を引っさげデビューしましたが、そういう与太話を真に受け、ほとんど映画を見ずに映画監督として燦然とデビューしたのが松本人志先生。
政治家だった杉村太蔵先生と同じ、なんともいえない憐憫の情を禁じ得ません。

表現者の質ってのは持って生まれた資質に加え、それを下積みというのかは別にして、今まで立った打席の数、対峙した球種の数で洗練されるのでは?
映画監督でも作家でもミュージシャンでもダンサーでもマンガ家でも画家でも漫才師でもアルファブロガーでもね。
もちろん、ビジネスマンの顧客に対する提案力、プレゼン能力も一緒。

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コメント
 フォーカスも、フレーミングも、ライティングも全てセットしてある状態で、後は「シャッターを切るだけ」のカメラのシャッターを切っただけでも「その人が撮った」てなるからね。駆け出しの監督ならまだしも、大御所の監督なんて「何にもしてないだろ」
Posted by 漁師 at 2013年10月25日 14:46
松本人志は小泉今日子から文章の書き方を教わるべきだな。
Posted by 帰ってきたアマ村民 at 2013年10月26日 00:05
>大御所の監督
漫画「ブラックジャックによろしく 第1巻」の2話に出てくるゴットハンド春日部教授を連想せざるを得ませんでした

http://mangaonweb.com/creatorOCComicDetail.do?no=30953&cn=1
(50ページぐらいから2話)
Posted by 名無しのアベシンゾーさん at 2013年10月26日 00:26
『明日漫画を書くために、今日の飯を食う金で映画を見る』という描写が『まんが道』には良く出てくるけれど、そういうことなんだろうね。
某アニメ系の専門学校で講師をしている知人曰く、アニメ漫画しか見ずに脚本制作を志す人は薄っぺらいというが、さもありなん。
Posted by 名無しのアベシンゾーさん at 2013年10月26日 21:19
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