2010年02月05日

ドイツ政府「我が闘争(マインカンプ)」発禁解禁か?

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ヒトラー伝説 (COSMIC MOOK)
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日韓併合を絶賛したヒトラーの指南役ハウスホーファーの影響だったのか、日本に関する記述がちらちらあったよね。
「ヒトラーの預言書」っていう触れ込みでポストノストラダムスを探していたオカルト業界が利用していたけど。

ドイツでは、第2次世界大戦後、ナチスドイツを宣伝することが刑法で認められておらず、ヒトラーの自伝「わが闘争」の出版は禁止されてきました。著作権は現在、バイエルン州政府が保有していますが、ヒトラーが自殺してから70年となる2015年4月に消滅します。これにあわせてミュンヘンにある公立の現代史研究所は、5年後に「わが闘争」を歴史学者の注釈つきで出版に踏み切る方針を4日、明らかにしました。ドイツの歴史学者の間では、ヒトラーを学術的に研究すべきだとして、「わが闘争」の出版を求める声が出ていましたが、時期を明示して出版する方針が打ち出されたのは、これが初めてです。「わが闘争」の外国語版は、終戦以前に著作権が外国の出版社に売り渡されたため、ドイツに輸入して販売することも可能ですが、実際には書店が販売を自粛しています。ドイツ国内での「わが闘争」の出版については、ネオナチへの影響を懸念する学者や団体も多く、今後、出版の是非をめぐって論争が起きることも予想されます。


冒頭のヒトラーによる日本評ですが、ちょっと検索したらライブドアニュースが引っ掛かったので引用。
今から約90年前の文章です。
読み方によっては、非常に示唆に富んだ内容かと。

従順な日本国民は、権力者に抵抗する時が来るのだろうか - livedoor ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/4062614/

(前略)
ところで、そのヒトラーが日本について、その著書『わが闘争』に書いていることをご存じであろうか? 1923年(大正12)の通称ビアホール一揆により投獄されたヒトラーが、どうしてその著述の重要な部分である人種論の中で日本のことに触れたのかも、不思議なことである。『わが闘争』は、現在は文庫本で安易に入手でき、完訳で読める本になっている。

『(前略)もし、人類を文化創造者、文化支持者、文化破壊者の三種類に別けるとすれば、第一のものの代表者として、おそらくアーリア人種だけが問題となるに違いなかろう。(中略)たとえば、数十年もへぬ中に、東部アジアの全部の国が、その基礎は結局、われわれと同様なヘレニズム精神とゲルマンの技術であるような文化を自分たちの国に固有のものだと呼ぶようになるだろう。ただ、外面的形式(少なくとも部分的には)だけがアジア的存在様式の特徴を身につけるだろう。

 日本は多くの人々がそう思っているように、自分の文化にヨーロッパの技術をつけ加えたのではなく、ヨーロッパの科学と技術が日本の特性によって装飾されたのだ。(中略)今日以後、かりにヨーロッパとアメリカが滅亡したとして、すべてアーリア人の影響がそれ以上日本に及ぼされなくなったとしよう。その場合、短期間はなお今日の日本の科学と技術の上昇は続くことができるに違いない。

 しかしわずかな年月で、はやくも泉は水がかれてしまい、日本的特性は強まってゆくだろうが、現在の文化は硬直し、70年前にアーリア文化の大波によって破られた眠りに再び落ちてゆくだろう。だから、今日の日本の発展がアーリア的源泉に生命を負っているとまったく同様、かつて遠い昔にもまた外国の影響と外国の精神が当時の日本文化の覚醒者であったのだ。

 その文化が後になって化石化したり、完全に硬直してしまったという事実は、そのことをもっともよく証明している。こうした硬直は、元来創造的な人種の本質が失われるか、あるいは、文化領域の最初の発展に動因と素材を与えた、外からの影響が後になって欠けてしまう場合にのみ、一民族に現われうる。

 ある民族が、文化を他人種から本質的な基礎材料として、うけとり、同化し、加工しても、それから先、外からの影響が絶えてしまうと、またしても硬化するということが確実であるとすれば、このような人種は、おそらく、「文化支持的」と呼ばれうるが、けっして「文化創造的」と呼ばれることはできない』(角川文庫版『わが闘争』上巻、第11章 民族と人種 文化の創始者としてのアーリア人種、段落は記者)

大戦前、ヒトラーが来日した折、日本の古美術と神道、皇室へ強い関心を示していたそうです。
詳しい事は知らんので、興味がある人は本買って読んで下さい。

※ユーゲントの白虎隊とかと記憶が混乱していました。訂正。

そうそう。これが面白いよ。超長文だけど。





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Posted by kingcurtis 固定リンクComments(8)時事問題 | 欧州
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コメント
×発禁解禁
○発禁指定解除or出版解禁

言わんとするところは解るけど、日本がちょっと変では?
Posted by カヲナシ at 2010年02月05日 17:19
> ×発禁解禁
> ○発禁指定解除or出版解禁
>
> 言わんとするところは解るけど、日本がちょっと変では?

タイトルは二重三重におかしいです。タイトル文章として正確に説明するのが面倒だったのでキャッチーにした方が判りいいかと思って。

・発売禁止解禁というより発売禁止解除が日本語として正解。
・そもそも書籍出版自体は全面禁止されてなく国内生産分の限定禁止であり、他国からの輸入書はお咎めないが、民間の自主規制により流通していない。
・ドイツ政府と書いたけど正しくは公的団体。
・NHKソースでは国内法との抵触是非についてドイツ政府側のコメントなし。

これを直感的に分り易く纏めました。正確な内容はソース読んで貰ったらいい訳で。
そういう意味ではNHKも曖昧なタイトル付けてますね。
「NHKニュース ドイツ 「わが闘争」出版へ」
Posted by kingcurtis at 2010年02月05日 17:36
 共産主義と戦うために、共産主義の手先
ユダヤ人を排斥しようとしたナチス党は
やり方は不味かったが完全否定はしにくいな
Posted by 名もなき友愛市民(漁師) at 2010年02月05日 21:07
管理人様

>大戦前、ヒトラーが来日した折、日本の古美術と神道、皇室へ強い関心を示していたそうです。

ヒトラー自身は来日したことないと思います。
(ソース:やる夫がフューラーになるようです。)
Posted by 名もなき友愛市民#78 at 2010年02月05日 22:17
しっかし、枢軸国の3国+ソ連のうち、一番羨ましい歴史
なのはイタリアだと思います。
悪いですけど、スターリンやヒトラーとマリネッティとでは
比べ物になりません。
1980年代の坂本龍一および、当時のセゾン界隈は
「未来派」と言うキーワードで
上手にマリネッティをパッケージングしましたね。
Posted by ぴょんきち at 2010年02月05日 22:43
> 管理人様
>
> >大戦前、ヒトラーが来日した折、日本の古美術と神道、皇室へ強い関心を示していたそうです。
>
> ヒトラー自身は来日したことないと思います。
> (ソース:やる夫がフューラーになるようです。)

ユーゲントと記憶がゴチャ混ぜになったかも。訂正します。
Posted by kingcurtis at 2010年02月05日 22:46
ユダヤを朝鮮人に、ドイツを日本に置き換えると、ヒトラーに対しては賞賛の念しか起きないねw
日本にもヒトラーのような英雄が現れないものか?w
Posted by 名もなき友愛市民 at 2010年02月06日 02:41
しむらー!ウケーウケー
Posted by ダヴ at 2010年02月06日 03:17
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