2008年10月03日

「麻生総理 大東亜戦争発言」 朝日→中央日報へ夢のソースロンダリング

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村山談話の踏襲を明言し、結構慎重に仕事をやっている麻生さんですが、発言内容に至った前後の空気がよく分かるのが毎日。
恣意的に切り抜かぬよう、ちょいと長めに前後を広げて抜粋。
一番最後の中央日報の記事を読んで再度戻ると、修学旅行のバスでやる伝言ゲームを彷彿します。

◇ニューヨークタイムズ記事への抗議

Q ニューヨークタイムズが、総理が好戦的なナショナリストという報道をしたことについて外務省が反論しました。総理は所信表明演説の中で、私の前に58人列していると言いました。その中には日清・日露を戦った…(記者が口ごもる)

A 落ち着いて。落ち着いていい。

Q 58人には日清・日露を戦った首相や東条英機も含まれていますが。

A 日清・日露といわゆる大東亜戦争、第二次世界大戦は種類が違うと思いますけどね。これはとてもじゃないけど、記者会見でぽろぽろ言ってつまみ食いされてもたまらんから、これ全然別の話として、どこか本でも読んでください。私の書いた本でもそれにきちんと書いてありますから。それから、58人の中に日本の歴史の中で、この明治憲法以来、120年弱を振り返って、日本の歴史を見て、誇れる歴史もあれば誇れない歴史もある。ということだと思いますけどね。

Q ナショナリストと評されたことについては。

A ニューヨークタイムズは前からそうですから、ここは。書いている記者も同じだと思いますけどね。調べてごらん。日本の記事とちがって署名記事になっているでしょ。ちゃんと質問するときは調べて書く習慣をつける。署名記事か、署名記事じゃないか意味が違うから。

Q 好戦的なととらえられているのはどうしてでしょうか。

A よく分からない。それは書いている人の話ですからよく分からないですけど。ニューヨークタイムズは総じて昔からそうだったと思いますけども。ペイトリアストであることは間違いないでしょうね。



またオーニシか!はさて置き、麻生さんが記者団に「記者会見でぽろぽろ言ってつまみ食いされてもたまらんから」と釘を刺しているのにも拘らずww、この長い会見よりワンセンテンス一本勝負で記事を書く朝日も確信犯というか猛者w


麻生首相、「大東亜戦争」と表現 戦争観問われ 朝日新聞
2008年10月1日2時21分

 麻生首相は30日、首相官邸で記者団から過去の戦争観を問われ、「日清、日露(戦争)と、いわゆる大東亜戦争、第2次世界大戦とは少し種類が違うと思う」と語った。首相は「明治憲法以来約120年。時代を振り返って、日本の歴史として誇れる歴史もあれば、誇れない歴史もある」との考えを示した。

 「大東亜戦争」は当時の政府が決めた正式呼称だが、戦後、GHQ(連合国軍総司令部)が公文書での使用を禁止。教科書では「太平洋戦争」「第2次世界大戦」の呼び名が一般的になっている。 (後略)



満を持して、玄界灘の彼方の旧同胞国家へタスキが渡るw

麻生首相、今度は「大東亜戦争」失言で議論広がる 中央日報

麻生太郎首相が日本による侵略戦争の第2次世界大戦を「大東亜戦争」と表現し、議論が広がっていると朝日新聞が1日、報じた。

麻生首相は先月30日午後、首相官邸で記者団から日本の過去の戦争観を問われた。麻生首相が先月29日の国会演説で「私の前に58人(の首相)がいた」と述べたことをめぐり、ある記者が「58人の元首相の中には日清、日露戦争をした首相や(太平洋戦争A級戦犯の)東条英機も含まれるのか」と尋ねた。

すると麻生首相は「日清、日露戦争と、いわゆる大東亜戦争、つまり第2次世界大戦とは少し種類が違うと思っている」と答えた。続いて「明治憲法以来約120年、日本の歴史として誇れる歴史もあれば、誇れない歴史もある」と語った。

「大東亜戦争」は日本の帝国主義による侵略戦争の当時、日本政府が使っていた用語だ。第2次世界大戦が終わった後、日本を占領した連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)は公文書で同表現の使用を禁止し、現在も日本の侵略戦争を正当化、美化する用語と認識されている。日本の右翼団体や関連人物らは依然として太平洋戦争を大東亜戦争と表現し、日本による侵略戦争の正当性を主張する。

麻生氏の発言で議論が広がると、河村建夫官房長官は「首相は子どものころから外祖父の吉田茂元首相の薫陶を受けている。当時の大人たちが第2次世界大戦を大東亜戦争と表現していたために、影響を受けているのだと思う」と語り、収拾に出た。

しかし意識的でも無意識的でも、首相がかつての侵略を美化する用語を公式の席上で使ったのは非常に不適切なもので歴史観が問われる、という声があがっている。実際、麻生首相は以前にも「創氏改名は朝鮮人が望んで行われたもの」などといった妄言で波紋を広げたことがあり、自民党総裁選の真っ最中だった先月には「天皇も(日本帝国主義の侵略を美化する宗教機関である)靖国神社を参拝できるようにすべきだ」と述べ、議論を呼んだこともある。


中央日報 Joins.com
2008.10.02 08:51:02



いうまでもなく、太平洋戦争はアメリカ史観に立脚した言葉です。
再度引用すると、中央日報がいう

>日本の右翼団体や関連人物らは依然として太平洋戦争を大東亜戦争と表現し、
>日本による侵略戦争の正当性を主張する。

中央日報も朝日もアメリカ帝国主義が大嫌いな筈なのに、なんで「太平洋戦争」なの?

GHQ原理主義者から大東亜開放原理主義者まで合致するよう広く公平に言うなら、ドイツのポーランド侵攻から日本のポツダム宣言受諾降伏までの期間、アフリカ・欧州戦線から東アジア・中国大陸・北方・南太平洋・太平洋戦線で繰り広げられた一連の「第二次世界大戦」に含まれ、真珠湾攻撃より太平洋域内にて日本が交戦した局地戦を「太平洋戦争」と呼ぶのでは。
それを乱暴に教科書にて「太平洋戦争」一括りでは、進歩的文化人が唱える「アジアの隣人」への侵略がなかった事になるのではw

百歩譲っても、インド・ビルマ戦線や中国戦線らユーラシア大陸は「太平洋」じゃないだろ。
というか、日本と一緒になって戦っていた高麗棒子は過去を歪曲せず素直に米日戦争って呼べw

再度引用、朝日。
>「大東亜戦争」は当時の政府が決めた正式呼称だが、戦後、
>GHQ(連合国軍総司令部)が公文書での使用を禁止。

なんでGHQが公文書での使用を禁止したの?教えてアカピw
そこを上手に逃げるのが朝日クオリティ。

何を書いたか?よりも、何を書かなかったのか?www
Posted by kingcurtis 固定リンクComments(4)大東亜戦争 | 靖国
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コメント
なんだか振込み詐欺と一緒ですね。
役割分担が・・・
Posted by 平和台 at 2008年10月03日 10:01
ttp://www.nytimes.com/2008/09/25/opinion/25thu3.html?_r=1&oref=slogin
” Japan's new prime minister, Taro Aso, is well known ― and not fondly remembered ― by Japan's neighbors as a pugnacious nationalist. ”
[ known -- by Japan's neighbors as (日本の近隣国によれば……である]
「喧嘩好きな国粋主義者」と見なしているのは、米紙ではなくて、中韓のことだ。米紙はそういう偏見を紹介しているだけ
Posted by 省略省略 at 2008年10月03日 10:57
歌奴の山のアナアナで覚えましたが何か?
Posted by beramaccha at 2008年10月03日 11:39

『椿事件』

1993年9月21日、民間放送連盟の「放送番組調査会」の会合の中で、
テレビ朝日報道局長の椿貞良が、選挙時の局の報道姿勢に関して

「小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。
今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、
なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる
手助けになるような報道をしようではないか」

との方針で局内をまとめたという趣旨の発言を行う。

(ウィキペディア「椿事件」)
Posted by   at 2008年10月03日 15:09
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