2008年08月29日

毎日新聞が中村哲代表の「犯人は偽タリバン」発言を電光石火の如く屠った件

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こちらの続き。
「憲法9条があるからタリバンが守ってくれる」 タリバンに殺害された邦人が属していたペシャワール会代表中村哲さん過去の言動

修正後の記事はこちら。





アフガン拉致殺害:中村医師が遺体検分 悲しみこらえ 毎日新聞

 「伊藤君の無念はいかばかりか」。非政府組織「ペシャワール会」メンバーの伊藤和也さん(31)の遺体に付き添い、拉致現場に近いジャララバードから、アフガニスタンの首都カブールに到着した同会現地代表、中村哲医師(61)は、目を赤くはらしてそうつぶやいた。

 中村代表は28日、パキスタンのペシャワルからジャララバードに入り、初めて伊藤さんの遺体と対面した。ひつぎに入れられた遺体の顔を、何かを語りかけるように見つめ、手を挙げて遺体に向かい敬礼した。

 「左足はハチの巣状に撃ち込まれ、右足にも数カ所の銃創があった。顔面も打撲がひどかった。状況から、足を撃たれた後に、がけから転落した可能性がある。死因は脳挫傷か失血だろう」。同日夜、カブールで記者会見した中村さんは、医師として、悲しみをこらえ、伊藤さんの遺体を検分した結果を話した。

 「私も10歳の息子を脳腫瘍(しゅよう)で亡くした経験がある。子供を亡くした親の気持ちはわかる。責任者として、ほんとうに申し訳ない気持ちだ」と、伊藤さんの遺族への謝罪を繰り返した。

 一方、ジャララバードにあるペシャワール会の事務所ではこの日、中村代表も出席して伊藤さんの葬儀が営まれた。福岡市で会見した福元満治事務局長(60)によると、伊藤さんが農業支援をしていた村の有力者ら500人以上が集まって祈りをささげた。

 地元の人々による弔辞では、伊藤さんを「立派な男だった」とたたえる声に交じって、「恩をあだで返すことになって非常に恥ずかしい」、「犯人と自分たちが同じアフガン人とは思わないでほしい」など、哀悼と謝罪の言葉が相次いだという。

 この日参列したのは村の長老や現地警察関係者らが中心で、会場に入りきれなかった一般の村人向けに、後日改めて葬儀が計画されているという。

 福元事務局長によると、同会は遅くとも9月中に、アフガニスタンとパキスタンに派遣している日本人スタッフ13人を全員一時帰国させる方針を固めた。再派遣の是非は治安の回復状況をみて判断するが、福元事務局長は1年以上の空白期間が生じる可能性も示した。その間も農作業が継続するよう、一時帰国前に現地住民へ業務を引き継ぐという。【朴鐘珠、カブール栗田慎一

アフガン拉致殺害:中村医師が遺体検分 悲しみこらえ


これが3時間前は、こういう記事でした。

アフガン拉致殺害:中村医師が遺体検分 悲しみこらえ 毎日新聞
(08月28日22時00分)

カブール栗田慎一】「伊藤君の無念はいかばかりか」。非政府組織「ペシャワール会」メンバーの伊藤和也さん(31)の遺体に付き添い、アフガニスタンの首都カブールに到着した同会現地代表、中村哲医師(61)は、目を赤くはらしてそうつぶやいた。

 中村さんは28日朝、パキスタンのペシャワルから拉致現場に近いジャララバードに入り、初めて伊藤さんの遺体と対面した。ひつぎに入れられた遺体の顔を、何かを語りかけるように見つめ、手を挙げて遺体に向かい敬礼した。

 「左足に十数発は撃ち込まれたとみられる銃創、腹部に1〜2発の貫通銃創、後頭部の挫滅、顔面の打撲痕が認められた。腹部の銃弾で動脈が切れ、死亡したのではないか」。医師として、悲しみをこらえ、伊藤さんの遺体を検分した結果を語った。

 会の事業で大きな恩恵を受けてきた地元住民は、伊藤さん拉致の知らせに、一斉に拉致グループを追跡。その数は1000人に上った。だが中村さんは「これで拉致グループがパニックに陥り、殺害に及んだのかもしれない」と唇をかんだ。

 反政府武装勢力のタリバン報道官を名乗る人物が、犯行を認めていることについて、中村さんは「拉致グループはタリバンではない。タリバンがこんなことをするはずがない」と話した。

 「我々が言うタリバンとは、マドラサ(イスラム神学校)でちゃんと教育を受けた、礼儀と道理を身につけた者を言う。しかし、9・11(01年の米同時多発テロ)後、偽タリバンが増えた。彼らは本当のタリバンではない」

 タリバンが拠点とするアフガンとパキスタン国境地域で、ハンセン病治療や井戸掘りなどを20年以上続けてきた。国際的な非難を浴び孤立するタリバンとその母体のパシュトゥン民族を支え、タリバン側からも一定の理解を得ていると自負してきた中村さんの、タリバンへの「最後のメッセージ」にも聞こえた。

アフガン拉致殺害:中村医師が遺体検分 悲しみこらえ

なんで、栗田慎一さんの記事が朴鐘珠さんの記事で上書き保存されたのだろう?
中村哲さんのオフレコを破ったのか?
それとも毎日新聞の「アジア的優しさ」による自主規制なんだろうか?

#ご遺族がNGOに対し民事訴訟起こすのなら、これは重要な証拠になるかも。
#例によって毎日新聞の知財より削除依頼がくるかもしれんので、気になる諸氏は各自保全されたし。

他方、朝日などより興味深い続報が。

 「山を越える犯人に無防備だった」 中村医師、後悔の念 朝日新聞
2008年8月29日1時28分

 【カブール=高野弦】「無防備だった」。アフガニスタンの軍用ヘリコプターでカブールへ運ばれた伊藤和也さんのひつぎに付き添った中村医師は、28日夜の記者会見で、事件についてそう話した。

 「護衛をつけても、プロテクションにならない。警察官がねらわれ、かえって犯行に巻き込まれる可能性がある。私は(安全のために)数十人のグループの中にいることと、トランシーバーか携帯を持つことの2点を強調しておいた」

 しかし、結果的には守り切ることができなかった。「(安全な地域なので)安心していたが、山を越えて犯人がやってくることには無防備だった」とくやんだ。

 一昨年から活動に対して脅迫めいたものも続き、日本大使館からは極力用心するように言われていたという。「昨年が一番多かった。日本人を拉致する計画があるとの内容だった。荒唐無稽(こうとうむけい)な内容で、韓国人の拉致事件を模倣したいたずらだと考えていた」

 この日、遺体と顔を合わせたときは「責任者として(伊藤さんの)両親に申し訳ないという気持ちだった」。両親と連絡をとった際、父正之さんから「本人の堅い意思で出かけたことですから迷惑をかけてすみません」と言われ、「謝るのはこちらです」と答えたという。


憲法9条教徒による過信起因説確定ですか。

【拙ブログ朴鐘珠さん関連記事】
佐賀市国際交流協会 「真冬でも半ズボンの小学生」に改善を求める予定
国民的アイドル 佐賀県民を代表する一流ジャーナリスト「朴鐘珠」さんのメアドは、魚民@ホットメール







コメント
これだとどうですかね?
http://209.85.175.104/search?q=cache:HmaltptbwSIJ:news.biglobe.ne.jp/
social/mai_080828_4113012962.html+news.biglobe.ne.jp/social/
mai_080828_4113012962.html&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp&client=
Posted by 123 at 2008年08月29日 04:45
抜けました。激しく感謝!
(あとでタイトル・本文修正します)
Posted by kingcurtis at 2008年08月29日 08:22
初めまして〜毎日更新を楽しみにしてます。この毎日新聞記者の朴鐘珠さん・・・ってあの有名な・・・また活躍されてるのですね。これも楽しみです。
Posted by おてんき at 2008年08月29日 11:54
今こうしてみると味わい深い記事ですね
利用価値が無くなったのかな、やっぱり
寝言は寝て言え、ということか
Posted by 名も無き友愛伝道師 at 2019年12月22日 03:20
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