2008年08月23日
左翼の総本山「東京新聞」 僅か数人しか死ななかった樺太・真岡事件を恐れ多くも「北のひめゆり」と歪曲報道

“北のひめゆり”樺太・真岡事件 『語り継ぐ大切さ』伝えたい 日テレがドラマ化 25日「霧の火」
2008年8月20日 朝刊
「みなさん これが最後です さようなら さようなら」−。終戦直後の昭和二十(1945)年八月二十日、旧ソ連軍の侵攻を受けた樺太で、真岡郵便局の電話交換手の女性九人が、悲痛な通信メッセージを最後に自らの手で命を絶った。この“真岡事件”を描くドラマ「霧の火」が二十五日午後九時から日本テレビで放送される。孫に語り継ぐ元女性交換手の激動の人生から浮かび上がる戦争の悲劇とは…。 (安食美智子)
終戦後、旧ソ連の侵攻で、十万人余りの生命が奪われた樺太。真岡郵便局は南樺太の西海岸の街・真岡(現在のロシア・サハリン州ホルムスク)にあった。旧ソ連軍が局付近に到達した八月二十日、当番の電話交換手の女性らは兵士による陵辱を恐れて青酸カリなどで自決を図り、十−二十代の九人が死亡、三人が生き残った。
ドラマは今年三月放送の「東京大空襲」から始まった同局の戦争スペシャルドラマシリーズの最終作。演出を担当する雨宮望監督は「ドラマ化を狙いつつも、外交上の理由から実現できずにいた。少しでも若い人に知ってもらいたい」と語る。
生き残りの元交換手で、老人ホームで晩年を過ごす中村瑞枝(市原悦子)。孫娘の愛子(香里奈)に少女時代(福田麻由子)の戦時体験を語り継ぐ。父親が戦死した瑞枝は、戦時中母や妹と樺太に移住、電話交換手となる。淡い初恋も芽生えるが、運命の時は刻々と迫っていた−。
脚本は映画「ホタル」など戦争関連の作品を多数手掛けた竹山洋さん。「まさに“北のひめゆり”。沖縄の散華とも似た娘たちの悲劇を書いてみたかった。若者は平気で『戦争をやればいい』と口にするが、肉親が死に、散り散りになる戦争の悲劇は何代にも続く」と力を込める。
竹山さんらは樺太や札幌を訪れ、旧ソ連軍が押し寄せた二十日に非番だった元交換手の女性六人や、戦後樺太に残りロシア人となった人々に会い当時の現場の状況、日常生活の様子を尋ねた。女性たちは「私たちが語り継ぐのが供養」と涙ながらに語ったという。
ドラマの登場人物は史実や取材を背景に構成されたフィクション。瑞枝役は「戦争体験の演技にリアリティーがあり、かつエンターテインメントになるまれな存在」と、当初から市原を想定した。竹山さんは「語り継ぐとは魂の遺産を引き継ぐこと。語り継ぐ大切さ、難しさを描きたかった」と語る。
市原自身も、戦災で自宅が焼失し、戦後の食糧難も味わった。「(戦争ドラマは)私たちの年代の役者にとって大切な仕事。事実から悲惨さ、残虐さを知ることが大切。『勝てば官軍』などと言われるが、勝ってもいいことはない」と語る。
老人ホームで寂しく暮らす瑞枝は戦争体験の語り部だけでなく、戦争の傷を抱えながらも、孤独に生涯を終える現代の老人の姿をも映し出す。「脚本が複合的にできていて、演じるのが本当に重かったが、役者としてやらなければという思いが上回った。たった四日間(の撮影)でも大仕事のように疲れた」と振り返る市原。「自分が仲間を殺したと自責の念で悶々(もんもん)としながら一生を終えるのではなく、唯一血のつながった孫がいて、胸の内を開いたのは幸せなこと。伝えるという義務を果たせてよかった」と自らの実体験のように語る。
「この話も戦争が生んだ悲劇の一つにすぎず、悲劇は果てしない。説教調や重たいドラマではだめ。役者の一人として、悲惨な現実を前にした人々が生きることの美しさ、輝きを伝えたい」
>まさに“北のひめゆり”。沖縄の散華とも似た娘たちの悲劇を書いてみたかった。
>市原自身も、戦災で自宅が焼失し、戦後の食糧難も味わった。
何か勘違いしているようなのでコメントしておきます。
東京新聞さんは1953年の映画「ひめゆりの塔」を見たことがないようですね。
あれがどういう意味を持つか誤解しているのでしょう。
確かに一部のメディアではあれを殉国美談(天皇の支配する日本国の為に死ぬ尊い行為)として受け取り、自殺した女性を日本国防衛に自分の死さえ捧げた英雄としました。
しかしひめゆりの実態は非情な日本国家による死の強制です。
最も有名な1953年の「ひめゆりの塔」でもこの辺りは<映画的表現>でしっかり描かれています。
また近年では1996年の「GAMA」といった映画で、はっきり日本兵に死を強要されて自殺せざるを得なかったことが描かれています。
東京新聞さんはこれらをご存知ないようですね。
さて今回の「霧の火」は1974年の「氷雪の門」の焼き直しだと思われますが、「氷雪の門」では実はこの辺が曖昧で、交換手の女性たちの死は殉国美談に見えたし、それ以上にソ連批判だと受け取られたようですね。
その為靖国神社も関係したようですね。
しかし2007年の沖縄戦の議論を経て、日本テレビもそうそう曖昧でおかしなドラマを作ることはないだろうと私は思っています。
結論として東京新聞さんはお子さんに、こんな風に死んだらいけないよ、まず戦争はいけないことだし、次に天皇のに死ぬなんてもってのほか、国の為に死になんていうけどそもそもなんで死なねばいけないのか考えて御覧、と教育することになると思いますよ。
63年前の戦争で多くの日本人が戦争で死んだけど、なぜそんなに死んだのか東京新聞さんはご存じないでしょう。
欧米ではまず有り得ない民間人の死がなぜ容易に起きるのか?、
なぜ8月15日過ぎに死ぬ羽目になるのか?、
といった辺り知識のない東京新聞さんには今回のドラマは勉強するよい機会だと思います。
むかついた人はこちらへ↓
【元ネタ】
霧の火−樺太・真岡郵便局に散った9人の乙女たち <日本テレビ 2008年8月25日夜9:00〜11:18 放送>
nanami 専用
例のストーカー 地球市民さんが言いたいのはこういう事ですな。
息苦しくなる上から目線ww
しかしなんで、「北のひめゆり」に火病るのか未だに謎。
【追記※こっちは真面目なエントリー】
日本テレビ 「霧の火−樺太・真岡郵便局に散った9人の乙女たち」 終了
>市原自身も、戦災で自宅が焼失し、戦後の食糧難も味わった。
何か勘違いしているようなのでコメントしておきます。
東京新聞さんは1953年の映画「ひめゆりの塔」を見たことがないようですね。
あれがどういう意味を持つか誤解しているのでしょう。
確かに一部のメディアではあれを殉国美談(天皇の支配する日本国の為に死ぬ尊い行為)として受け取り、自殺した女性を日本国防衛に自分の死さえ捧げた英雄としました。
しかしひめゆりの実態は非情な日本国家による死の強制です。
最も有名な1953年の「ひめゆりの塔」でもこの辺りは<映画的表現>でしっかり描かれています。
また近年では1996年の「GAMA」といった映画で、はっきり日本兵に死を強要されて自殺せざるを得なかったことが描かれています。
東京新聞さんはこれらをご存知ないようですね。
さて今回の「霧の火」は1974年の「氷雪の門」の焼き直しだと思われますが、「氷雪の門」では実はこの辺が曖昧で、交換手の女性たちの死は殉国美談に見えたし、それ以上にソ連批判だと受け取られたようですね。
その為靖国神社も関係したようですね。
しかし2007年の沖縄戦の議論を経て、日本テレビもそうそう曖昧でおかしなドラマを作ることはないだろうと私は思っています。
結論として東京新聞さんはお子さんに、こんな風に死んだらいけないよ、まず戦争はいけないことだし、次に天皇のに死ぬなんてもってのほか、国の為に死になんていうけどそもそもなんで死なねばいけないのか考えて御覧、と教育することになると思いますよ。
63年前の戦争で多くの日本人が戦争で死んだけど、なぜそんなに死んだのか東京新聞さんはご存じないでしょう。
欧米ではまず有り得ない民間人の死がなぜ容易に起きるのか?、
なぜ8月15日過ぎに死ぬ羽目になるのか?、
といった辺り知識のない東京新聞さんには今回のドラマは勉強するよい機会だと思います。
むかついた人はこちらへ↓
【元ネタ】
霧の火−樺太・真岡郵便局に散った9人の乙女たち <日本テレビ 2008年8月25日夜9:00〜11:18 放送>
nanami 専用
例の
息苦しくなる上から目線ww
しかしなんで、「北のひめゆり」に火病るのか未だに謎。
【追記※こっちは真面目なエントリー】
日本テレビ 「霧の火−樺太・真岡郵便局に散った9人の乙女たち」 終了
コメント
なんというww
吹いたw
吹いたw
Posted by こう来るとは at 2008年08月23日 21:59
失礼ながら最近貴ブログが少々重くて私のボロPC+過疎地の回線ではちとつらいです・・・・・
また旧日本軍に復讐の炎を燃やす方々を釣りまくるエントリに嫉妬することしきりです(笑)。まあ、確かに「ひめゆり」と真岡事件の犠牲者さまたちを同様に語るのはあまりに分析を欠いた粗雑さを感じますね(特に軍との関連性や実戦との関わりなどにおいて)。たしかにこういう事件ってある種の集団ヒステリーやパニックと捉えることもできるんですが、個人的にはそれを言うならあの状況ではどれか一方だけでなく各国の民間人・軍人すべてに集団ヒステリーやパニックはあったのでないか?と思ってます。
また旧日本軍に復讐の炎を燃やす方々を釣りまくるエントリに嫉妬することしきりです(笑)。まあ、確かに「ひめゆり」と真岡事件の犠牲者さまたちを同様に語るのはあまりに分析を欠いた粗雑さを感じますね(特に軍との関連性や実戦との関わりなどにおいて)。たしかにこういう事件ってある種の集団ヒステリーやパニックと捉えることもできるんですが、個人的にはそれを言うならあの状況ではどれか一方だけでなく各国の民間人・軍人すべてに集団ヒステリーやパニックはあったのでないか?と思ってます。
Posted by 過疎地医師1 at 2008年08月23日 22:08
全然教科書には載らないのですがあの当時の米軍・ソ連軍(そして日本軍も)の捕虜の扱いは軍人・民間人問わずジュネーブ条約を無視しまくる残虐非道に及ぶことが度々あったらしく、そのウワサが樺太まで伝わっていたことも考えられます。旧日本軍の現地上層部の混乱ぶりもあくまで私の想像ですが、かなりあったのでないでしょうか。
満州で捕虜になって辛酸をなめた私の祖父の話とか、過疎地でバカ役人の相手をイヤでもしなくちゃならん自分の境遇を重ねて、思わず駄文を書いてしまいました。失礼しました。
満州で捕虜になって辛酸をなめた私の祖父の話とか、過疎地でバカ役人の相手をイヤでもしなくちゃならん自分の境遇を重ねて、思わず駄文を書いてしまいました。失礼しました。
Posted by 過疎地医師2 at 2008年08月23日 22:12
>ドラマの登場人物は史実や取材を背景に構成されたフィクション。
ここら辺で、既に萎えてしまう私は嫁に役立たずと罵られてしまうのだった。
ごめんなさい。
しっかし、素晴らしいですなあ。
ここら辺で、既に萎えてしまう私は嫁に役立たずと罵られてしまうのだった。
ごめんなさい。
しっかし、素晴らしいですなあ。
Posted by takkyu(狂人日記または太腿) at 2008年08月23日 22:14
>長官
看板下ろしたんか。。
>過疎地医師さん
重くてスミマセン ><
いい加減に大掃除しなくては。
看板下ろしたんか。。
>過疎地医師さん
重くてスミマセン ><
いい加減に大掃除しなくては。
Posted by kingcurtis at 2008年08月23日 22:37
オラの家族が暴行・陵辱を受けることが確実な場合、
オラは家族を殺す。
オラが動けなくて、上記のような目に遭いそうな場合、
オラは誰かに殺してもらう。
敵の手にかかるぐらいなら、そうします。
会津戦争にすら例がある、精神の尊厳を大切にする日本人には、
ごく普通の感情です。
そのような憐れや情が理解できないような、
そんな東京新聞の社員の身内じゃなくて、本当によかったです。
・・・本当に日本人?
オラは家族を殺す。
オラが動けなくて、上記のような目に遭いそうな場合、
オラは誰かに殺してもらう。
敵の手にかかるぐらいなら、そうします。
会津戦争にすら例がある、精神の尊厳を大切にする日本人には、
ごく普通の感情です。
そのような憐れや情が理解できないような、
そんな東京新聞の社員の身内じゃなくて、本当によかったです。
・・・本当に日本人?
Posted by んんー at 2008年08月23日 23:30
なんか話が飛びすぎていますが・・
戊辰戦争関連の書籍を読めば、兵隊さんの心情はよく分かります。
戊辰戦争関連の書籍を読めば、兵隊さんの心情はよく分かります。
Posted by kingcurtis at 2008年08月24日 00:12
隔ってるモンをイヂリ倒すおつもりですか('A`)
スッキやなぁ〜
対岸からみてまーす(笑)
Posted by mamamiきらい at 2008年08月24日 12:24
見終わりました。
脚色=フィクション、のおかげで素直に泣きました。
脚色=フィクション、のおかげで素直に泣きました。
Posted by はまちゃん at 2008年08月25日 23:18
右翼はいらない
Posted by 名は無いでガンス at 2010年10月09日 21:40
>日本テレビもそうそう曖昧でおかしなドラマを作ることはないだろう
ハァ?
ハァ?
Posted by 金魚の振りする名無しのどじょうさん at 2011年11月21日 12:18